実家にいる時から、去年の4月に訪れた(写真左、その時の記録 → http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-62669.html)、仙台市宮城野区蒲生にある元祖日本一低い山の日和山(標高6.05m)が、ずっと気になっていた 日和山は海のすぐそばにあったからだ
地元の新聞社・河北新報によれば、日和山は津波と地盤沈下で消滅したということやったけど...
津波の被災地に何の関係もなく、またボランティアのために訪れるわけでもない自分が行くのは失礼だし邪魔になるとは思ったけど、19日に日和山まで行ってみることにした
......あの日から1カ月以上経ったにもかかわらず、蒲生地区の惨状には目を覆いたくなるほどだった 海岸沿いの松林(それ自体もほとんど消えていたが...)がかなり遠くから見えていた
自然と涙も出てきた...
報道のとおり、日和山は完全になくなっていた(写真中)
写真奥の土手になっている部分の真ん中らへん(写真中央奥)にあったはずやけど、山全体が津波に流されたようだ
山頂や登山口(?)にあった看板も見当たらず、唯一日和山の北側にあった神社(去年の写真の左側に写ってる)の鳥居だけが見つかった
去年訪れた時には想像もしなかったような光景にただただ唖然とするばっかりやった......でもこの光景は絶対一生忘れたらあかんと思って、日和山を後にした
仙台辺りでは、ようやく桜が満開になっている(写真右、桜の名所・宮城野区榴ヶ丘公園)
日和山のある蒲生地区でも、幹が折れた桜の木が満開には程遠いものしっかりと花を咲かせていた
このように季節は着実に前に歩み続け、全く同じではないもののまた同じ春は訪れる
時間はかかるかもしれないけど、被災地も着実に前に進み、また前と同じ“普通の”生活ができるようになると思う 自分はそれを見届けるまで精いっぱい手助けをしていこうと強く感じた今日この頃です
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