遭難してみませんか？イメトレ（再掲）

2022年01月18日 21:39未分類全体に公開

まあ遭難の多いこと。。。
極端な寒さと風は,ろうそくの火を消すかのように人間の灯を
ふっと消しますよ。まあ苦しまずに死ねるけどねぇ。

過去日記
 https://www.yamareco.com/modules/diary/7589-detail-255510

是非平地で低体温症の実験をしてみてください。
きちんと2人1組でね。（電熱服を準備すると安全です）
箱根駅伝でふらふら倒れている選手は低体温症もしくは低血糖などです。
①冬のよく晴れた日に薄着でランニング（帰り道もあるから周回コースがよい）
②汗をかきます。
③しばらく休憩します。よく体を冷やしましょう。
④再度運動してみてください。思考力とパフォーマンスものすごく下がります※
　靴の紐が結びにくいとか転びやすいのはいい兆候！これぞ低体温
⑤帰宅後すぐに風呂には入らずシュラフで昇温してみてください。
　自分の自己発熱はあまり得られないはずです。
⑥⑤を理解したら何か甘いものを食べるといいでしょう。
　体温上がり始めます。でも足先などはなかなか温まりません。
　深部体温が下がるとなかなか体温昇温しないのがわかるはずです。
➆ぬるいお風呂から熱い風呂に入りちゃんと温まりましょう。
おしまい

残念ながら意識障害が出始めたら冬山で低体温を助けるのはかなり困難です。
意識低下の時点で安全を確保する行動に移行しなければ時間がないのでは？
裸で抱き合うとか電熱服やカイロで脇とか首の血管を温めないと無理です。
酷い低体温状態では自分の自家発熱から深部体温を戻すのはまず無理。

※　これが低体温状態極度の低体温は復活に時間がかかります。
　　低血糖状態は再現しない方が良いです。

低体温状態に近づいている兆候をきちんと理解できるようになります。
その前にダウン着るとか引き返すとかしましょうね。
一度低体温ループに入ったら,通常の状態で体温昇温させるのはものすごく
難しいですよ。
仲間が思考力低下や物を落とし始めたらそれはもう緊急退避のスタートです。
このタイミングじゃもう遅いかもね。

気温・風速を考えどのくらい稜線にいるか？リスクはないか？
トラブル回避するタイミングは？ときちんとシュミレーションしましょう。
きちんとした知識経験があれば雪山は怖くありませんが。

天照大御神の機嫌が悪いときにわざわざ山に入る必要はないと思います。
大荒れの稜線に滞在するあほな生物は人間くらいですから。
（雷鳥は雪の布団の中でぬくぬくです）

おしまい

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2022-01-21 やる気なし!戸隠に向かう

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