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年明け早々風邪でダウンしたため,雪山へは行けずに
お勤めになりそうな雰囲気です。
さて,年明け早々遭難事故とのこと。
「山をなめてるとしか思えない」のは私くらいでしょうか？
年末の天気図で稜線歩けば,ビューと風が吹いて立っている
のもつらいのに・・・。もう知りません。あきれてます。
遭難って,結局体感温度が低下し過ぎて動けなくなることが
大半です。つまり,体温さえ下げなきゃ死にやせん。
こんな単純な自然の法則（自然界の常識）をいい年したおっさ
んたちが知らないのは,都市化して自然との付き合い方を知ら
ないのでは？と思います。私も都会育ちですけれど・・・
サバイバルは大好きです。
暴風の稜線を行動するのは,”ドアホウ”としか言えない。
起きるべきして起きた事故なんでしょう。個人的には,北アの
冬の山小屋をＯｐｅｎするのは小屋側も罪だと思います。
はたして欧州みたいに登山禁止にはできないのでしょうか？
因みに食糧を2週間分持って行動できるくらい（パワフルな
登山者でなければ,厳冬期の北アは入山を控えるべきでは？
というのが持論です。
私は,実体験で砂漠から極寒まで死なない程度のサバイバルを
経験しているので,その怖さを肌身で体験しているから,死にそう
なタイミングでは危ないところに近づきません。
今日,明日は太平洋側の山は見た目天気が回復するので,助かる
といいですね。北穂だと微ミョーかも。反省するには高い代償ですが。
というか,正月早々出動されている関係者様が気の毒です。
２重遭難だけはおこらないでほしいです。
ところでサバイバルの要諦は,シンプルです。
�‖硫垢魄貭蠅吠櫃帖�
�⊃紊髪�分を摂取する。
��エネルギーを摂取する。
�た欧襦�
�ナ疹鐃粥癖幻頬椶いい任垢茵�）
です。緊急時には寝ちゃいかんのでしょうが。。。
サバイバルキットを写します。これさえあれば1日位死なないでしょう。
アタック時は何があっても以下のものは入れています。
風下の雪のなかで大人しくしていれば命まではとられませんから。
タッパーウエア内にあるもの（約２ｋｇ）
食糧系
α米２食分
乾燥お汁粉２個
コーンスープ×１
味噌汁２食
コーヒー１
葛湯１
黒飴３つ
キャラメル３つ
アミノ酸系の粉末２こ
レスキュー系
ホイッスル１
まめライト１
レスキューシート×１
メタ（固形燃料）１８分分
チタンのメンツ×１
大きなビニール袋×1（雪洞の出入口など）
予備品系
ライター
裁縫セット
ろうそく
チリ紙２
テーピング
風邪薬
アルコール綿
マスク１
薄手の手袋１
靴下１
タオル１
替えの電池×１Ｓｅｔ
文庫本
＋α シュラフカバー
ダウンのパンツ
ダウンのジャケット
ダウンの中履き（シューズ）
テルモスＩｎ熱湯５００ｍｌ
飲み水５００ｍｌ
が最低装備でしょうか？
これさえあれば２日程度は死なないはずです。
シュラフカバーとダウンの上下＋レスキューシート
だけでもかなり暖かい。（夏用シュラフ程度となる。）
風の来ない岩の隙間を探して逃げ込めば,かなり
耐えられます。靴下が入っているのは履き換え用。
風下の吹きだまりで雪があれば,人一人寝れる位の雪洞を掘って
ビニールやれすきゅーシートで入口をふさげば,雪洞のなかは0度
位となります。
要は,最低限の装備で如何にビバークしうる環境を創出できるか？
例えば,雪洞掘った後ザックのクッションをマットにして
ザックの中身を全て出して,ザックの中にシュラフカバーで包んだ
脚を入れるだけでもかなり暖かい。
こいつは,訓練と生きる知恵がなければ駄目です。
知識があっても使えなきゃ意味ないし,物がその場になきゃ
また意味がない。
無駄に長生きしていても生き延びる知恵はつきませんから。
そんな知恵があったらそもそも危ない天気で入山はしないもんです。
特に稜線続きの山なんて相当訓練を積んでいなければナンセンス。
仮に動けないと判断したら,昼の1時か2時過ぎなら小屋まで30分の
距離でもない限り雪洞掘る準備に入ると思う。
まともに登山計画書けない登山者が多すぎるし,やばいなぁという
危機感が欠落しているのでしょう。まっとうな計画書をかければ,
あの天気図で悪天は想定できるし,引き返す算段や,最悪ビバークする
判断を早く下せる訳です。
やばいという感覚自体は,磨くしかないのですけれど。
さて,上記装備はアタック用ですので念のため。
宿泊用なら,テントやシュラフその他１式がつきます。
タッパーさえあれば,何を忘れても安心というところが
ポイントです。
日本の悪天候は,北海道の日高でもない限り２・３日待てば
逃げ帰るくらいの余裕はあります。
�ー�然に畏敬の念を持つ。山は荒れたら怖い。
��危ない山へは近づかない。
�Ｂ里鯒┐蕕気覆ぁ�
�ぐ�天にハマったら停滞して慌てず待つ。
�ヌ詰�して下山できる限界点を見極める。
（個人のレベルや装備天候にもよるけれど）
遭難を想定したビバーク訓練（雪洞泊）を
するといいと思います。
最近はじめた方々の日記やレコ読んでいると
とっても恐ろしいのは？私だけでしょうか。
おしまい（ご安全に！）
NUMASANさん、こんにちわ＆謹賀新年です。
新年初日から手厳しいお言葉、身にしみる思いで拝見いたしました。私も年末の天気予報から「今年の年越し登山は厳しいモノがある」と感じていましたが、地元のニュースでは「上高地から入山する登山者」をレポしていました。ニーズが有るから小屋を営業する、営業するからニーズが有る、何とも言えませんが・・・・残念でなりません。
この一年NUMASANさんやご家族に幸多き＆安全安心健康登山にて過ごされる事を、お祈り申し上げます。
コメントありがとうございます。
お互いに安全登山で楽しみましょう！
遭難事故は,残念だと私も思います。
が,しかしわざわざ事故を起こしに行っている
のでは？という低いレベルの遭難が多すぎます。
山小屋が営業するからニーズがあるととら
えてます。本来山好きはテント持って食糧持って
山へ入るわけですから。
北アルプスだと燕山荘など一部の山荘以外は
遭難の危険性が高いです。
（あそこは稜線づたいだし風が弱いから比較的
安全）
山小屋側もお客さんを今日は危ないから
登山禁止とは言わないですよね。
山は自己責任とかっこいいこと言っているけど
実際に自己責任で登れる技量がない登山者が激増
しています。
冬季営業するなら,強く指導するぐらいの
小屋番さんでなければいかんと私は思っています。
（大体注意されない気もしますが・・・）
南アルプスや中央アルプスなら冬でもピークハント
狙いならほんと大したことないのですが,北アルプ
スはやっぱりレベルが2つ違うなぁというのが私の
考えです。
無事助かるとよいですねぇ。
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