↓DSLR Controller(英語の有料アプリです)
https://play.google.com/store/apps/details?id=eu.chainfire.dslrcontroller&hl=ja
※ 対応機種はここ数年のキヤノン製デジタル一眼レフカメラのみです。同じようなアプリでニコン用のものもあるようです。
アプリをインストールしたら、スマホにホストアダプタ(500円くらいで買えます)をつけてminiUSBケーブルでカメラとつなぎ、電源を入れると自動的にアプリが起動します。使っている時の様子は(写真1)。
<露出>
白い枠をドラッグすると、そのポイントにあわせてリアルタイムに露出が調整されます。少し話がそれますが、日出没を撮るときにはこれが便利。フルオートで撮ると太陽の周辺が盛大に飛んでしまって丸く写らないことが多いですが、枠を太陽にあわせるとそれを防ぐことができます。日出没に限らず、朝焼け夕焼けを撮るときにも応用できます。
「露出補正でやれ」とつっこまれそうですが、楽ちんなのでつい多用してしまいます(カメラ標準のライブビューにもこの機能はあります)。ただ、これが使えるのは太陽が地平線の近くにあるときだけです。地平線から離れれば離れるほど光が強くなるので、いつまでもこれをやっていると今度は太陽以外が潰れてしまいます(ヘタするとセンサーも焼けます)。
<ピント微調整>
閑話休題。このアプリは本当に多機能なので詳しい解説は他のサイトに譲るとして、星景写真で一番便利だと思ったのはピントの微調整。星を撮る時に苦労するポイントの一つはピント合わせです(無限遠にしておけばいいという単純な話ではないので)。10倍拡大モードで一番明るい星に狙いを絞ってMFでピントをあわせる…というのは通常のライブビューでも同じですが、このアプリを使うと微調整を画面上で行うことができます。
「何が違うの?」と思われるかもしれませんが、これが大違い。普通はMFでピントをあわせようと思ったらピントリングを回さないといけないので、どんなに慎重にやっても振動してしまいます。10倍拡大モードだと揺れも10倍。画面が揺れてしまって微調整どころではありません。が、このアプリを使えばレンズに触らず画面をタップするだけでピント位置を前後させることができます。
このモード、レンズをMFにしておくとできません。AFにしておいて、画面左上の「AF」をタップするとR-MFモードに入り、早送り、巻き戻しのようなボタンをタップしてピント調整できるようになります。
昔からキヤノンのデジタル一眼レフカメラはPCと接続すればこういうことができましたが、スマホでできるのは本当に便利。ちなみに最近のWi-Fiを搭載したキヤノンのカメラならCamera Connectというオフィシャルアプリで同じようなことができるようになっています。星景写真に限らず、夜景、マクロ、ローアングル、ローポジション等の撮影時にも、こういうスマホとの連携機能は役に立つと思います。
寒いときや風が強い時はカメラだけテントの外に出して、自分はテントの中から撮影なんてこともできます。北岳肩ノ小屋のテント場で撮った写真はほとんどそうです(笑)。
ところで、本当はタブレットとの連携を考えていました(写真2)。マイクスタンド用のタブレットホルダーを三脚につけています。「これで完璧だ!」と思っていたのですが、私の手持ちのタブレットではDSLR Controllerが上手く作動しませんでした…。このアプリ、動かないスマホやタブレットもあるので注意が必要です。
<おまけ>
(写真3)は富士山頂で撮った天の川。
次はもうちょっと一般的な話題…かも。
dhumeさん、こんにちは。
最近は便利なグッズがあるのですね。スマホのアプリもいろいろあって便利そうです。
MFT使いなんで、直接、使えるわけではないですが、役に立つ情報をありがとうございます。
s-katayama様、こんばんは。
お返事遅れて申し訳ありません。
またまたニッチな話題ですみません…。
キヤノンはシェアが大きいだけあって、
こういうオフィシャル以外の環境が割と充実していますね。
ご覧いただきありがとうございました。
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