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工期になると14連勤、7日休暇という勤務体制となるので今回は新潟県の長岡市にいた。仕事が終わりビジホに帰ると新潟〜東京間で登れる山がないか探す日々。八海山に登ろうかと思ったがルート上を大きく外れるため谷川岳になった。
登山を始めてから暇つぶしにYoutubeで山岳事故を取り上げた動画を観るようになったが、谷川岳に関して取り上げた動画を幾つかあった。美しい景色を取り上げたもの、ギネスに認定されるほど死者を出したクライミングの聖地、悲惨な遭難話。今回登山するにあたっていつもより食糧や水を多めに準備し、出発前の点検も丁寧にやった。
本来は朝1時にビジホをチェックアウトして下道で向かい朝5時頃には登山を開始しようと計画していたが寝坊して3時頃にチェックアウト。高速で谷川岳インフォメーションセンターに5時過ぎに着くだらしなさ。
出発する際、山に雲がかかっていたが時間経過とともに少しは落ち着くだろうと期待していた。ルートは西黒尾根をチョイス。理由は身体に負荷をかけたいから。天候を考慮して半袖の上にパーカーを着て登ったが、汗まみれになって登山口から駱駝の背まで半分といった地点でパーカーは脱いだ。
駱駝の背に近づくにつれ風が強くなり、木々の葉についた雫が雨のように降って来たため念のために再度パーカーを着用。
駱駝の背に着くとよろめく程ではないが結構強い風。霧で完全に周囲は真っ白で50m先が視認できる程度。身体を冷やさないためと、いつ雨が降るか分からなかったためレインウェアを着用。ここに来て引き返すか検討するも続行を選択。西黒尾根を下るのは怖かったのと、山小屋までが近かったこと、いざとなればロープウェイが運行していたのでそれで帰ろうと思ったから続行を判断した。
山小屋に立ち寄らずそのままトマの耳、オキの耳へ。初めての鎖場だが仕事で鎖やロープはよく扱うのと、足場が悪いことにも慣れてるため問題なく通過。一部ツルツル滑る岩に踏み跡がついていたが滑落が怖いため迂回したりもした。強風で霧が吹き付けるので帽子のつばからは水滴が垂れ、睫毛にも水滴が多数付着した。展望は視界一杯の白。景色として面白みもないのですぐに山小屋に向かう。
山小屋で一息ついて記念バッジ購入。本来の予定ではこの後は田尻尾根を下山する予定だったが天候が悪化するかもしれないと考えて天神尾根にあるロープウェイで下山することにした。自分の足腰で登頂、下山するのが一番だと勝手に思っているが万一のため安全策をとることに。怪我も遭難もしたくない。今年の夏前に父が病死しているので母親を独りにできない。
山小屋〜ロープウェイ駅までの間ではようやくロープウェイの始発が出始めた時間だったため計20人ほどとすれ違った。とはいえ雨が降るかもしれないなか、小学生くらいの家族連れも2組いたことにびっくり。天神平ルートも結構ヘビーなルートに思えたが登れる体力がすごい。
ロープウェイは高かった。事前に調べていたから知ってはいたけど大人1800円。ラーメン大盛りにして炒飯と餃子食べてコインパーキングの駐車場代払える。
ロープウェイで雲を抜けると一部晴れ間が見えるほど。ビビってロープウェイ使わず田尻尾根を下ればよかったと思いもしたが後知恵だと思った。どうなるか分からないこと早めに下山したりエスケープルートを確保することが重要とネットに書いてあったけどその通りだ。まぁ、自分の場合はレインウェアや厚着用のシャツ類も持ってきていたとはいえもっとしっかりと天気予報をチェックすべきだった。
無事に下山した感想。
滑る岩と滑らない岩を見たり、足を軽くかけてみたりして判断すれば滑ったりしないで山頂に辿り着ける。西黒尾根は急峻ではあるがしっかりと踏み跡があるうえに山頂付近はマーキングされて迷うことはない。
天神尾根は整備されてはいるが、蹴っ飛ばしたり踏んだりすると簡単に動く石ころだらけのため個人的には西黒尾根よりこっちの方が危ないと思う。枯れた笹の葉が堆積してるところもあるし気を付けて歩きたい。
鎖場もあるため手袋はあったほうがいい。グリップが効くし、滑った時に捕まっていても素手だと大変なことになる。個人的には指抜きグローブはオススメできない。岩場に手をかけたりもするため指先が傷付いたら嫌だから。今回お試しで買って使ってみたがもう出番はない。
天気に恵まれなかったので再度挑戦予定。
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