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帝国ホテル前で下車。今日はここから西穂高岳経由で奥穂高岳を目指す。明日はキレット越えで槍ヶ岳、3日目は横尾経由で下山を計画していた。
まずは西穂山荘までひたすら樹林帯をジグザグ登った。登り最初は寒かったが、汗が噴き出してきて上着を脱いだ。
西穂山荘に着いた。客は誰もいなかった。皆出発したのだろうと思った。小屋のスタッフも掃除やらで忙しそうだった。
西穂独標手前で、おばさん三人組に富士山と北岳が見えるよと話しかけられた。まさかここから富士山が見えるとは驚きだった。

二番目に高い北岳、いつか登りたいと思った。
西穂高岳に着いた。ほとんどの人がここまでで折り返していく感じだった。私はストックをザックに入れ、奥穂高岳を目指す。
嶮しい岩場のアップダウンがひたすら続く。前歩く人が遥か先に見えた。
ヘルメットやザイル装備している人がいた為、このルートの嶮しさが伺えた。
やがてジャンダルムが見えた。小高い丘みたい。人が数人いる。
ジャンダルムへの登りは岩場の丸印ペイントが無かった。追いついてきた単独の若い人にどうやって登るのか訊いたら、「自分でルート決めて登るんですよ」
何度も来ているのか慣れた感じで登っていく。私も後ろについていった。
ジャンダルムでは、この若い人と私二人だけだった。ジャンダルムと書かれた木の板を記念に写真撮り合った。家帰って写真見たら表情が虚ろだった。
ジャンダルムから下ってきてから急にハァハァ息切れするようになった。平坦歩くだけでも息切れし、何度も立ち止まる。今日は体調が悪いのか、単なる体力不足か、すでにハンガーノックになっていることなど知る由もなかった。
ウマノセでは恐怖で立ちすくんだ。最後の難関ともいうべきか、こんなとこ来るんじゃなかったと少し思った。追いついてきたおじさん二人組に先に行ってもらった。二人は難なく越えていく。私は腹ばいになり、少しずつ進んだ。服とズボンが擦れ破れることなどお構い無しだった。滑落して死にたくはない。
ちょうど頭上周辺にヘリコプターが飛んでいた。あの人大丈夫かって思われていたかも。
ウマノセを越えてからの奥穂高岳山頂までが果てしなく遠く感じた。10歩歩いて立ち止まる感じ。手足がしびれてきて、眩暈もしてきた。たまらず腰を下ろした。
奥穂高岳山頂に着いた。手前にいたおばさん五人組が珍しそうに「このルートきついの?」と訊いてきた。私は「ロッククライミングみたいな感じですね」
穂高岳山荘までの下りでも息切れし、立ち止まる。明日はキレット越えて槍ヶ岳まで行こうと思っていたがこんな体調では無理か。せっかくの3連休で天気良さそうなのに。
山荘では、ウマノセでのおじさん二人組が隣だった。富士登山の時の雑魚寝を思い出した。
翌日は晴れ。体調良い感じだったが無理せず、重太郎新道ルートで上高地まで下ることにした。次来る時は槍ヶ岳まで縦走しよう。
奥穂高岳への登り途中で帽子を飛ばされた。谷底に落ちていった。以前、重太郎新道ルートで奥穂高岳登った時に上高地の土産屋で購入したトレッキング帽子が・・。
御嶽山か乗鞍岳か、それとも違う山か目立った山の眺めが良かった。山行記録に写真載せたので誰か教えて下さい。

かっぱばしから焼岳と穂高連峰を望んだ。明日はどうしようか考えたが、結局帰宅することにした。
右手前の山頂部が露出しているのが“焼岳”,その左側が六百山に霞沢岳。その間の手前から安房山に十石山,その奥が乗鞍岳で,その少し左(一番奥)に見えるのが,御嶽山だと思います。なので,合っていると思います
素晴らしい眺めで,思わず拡大して見とれてしまいました
kayo-piさん ありがとう。
やはりそうでしたか。
kayo-piさんのプロフィール写真も素晴らしい眺めです。
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