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フルマラソン以上の距離、50km、60km、70km、80km等はけっこう走ったことがあるのですが、100km級を走ったのはこれも含めて4度だけ。
1度目は2013年8月13日
仕事が終わってから大阪のみさき公園へ向かいました。
18時にみさき公園を出発して海岸線をグルッと回り和歌山市へ、そこから紀の川を遡行して奈良県の吉野運動公園まで、走り?歩き?ました。
仕事終わりからの出発だったのでとても眠く、あちこちで寝転んで仮眠していました。奈良県の五條市の道路脇で寝転んでいたら、知らないおじさんが「あっちでもう少しゆっくりしていったらいいよ」と言ってくれました。
こんな怪しい奴に声をかけようと思うなんて、この人は気さくで親切なおじさんだったのでしょう。
この時はランニングを始めて5ヶ月程しか経っていなかったので、30km地点から足が痛くなり、それ以後はほぼほぼ歩くこととになりました。
100km歩いた時には21時間が経っていました。
2度目は2014年4月26日
深夜1時16分に奈良県宇陀市にある榛原駅を出発して六甲山山頂を目指しました。
どこか遠くの山に全て自分の脚で登頂したいという衝動に駆られて出発しました。
市町村と市町村の境界、県と県の境界をいくつか越え、自動販売機やコンビニへ何度も立ち寄り、信号に何回も引っかかってはストレッチを繰り返し、六甲山の山頂へ登頂しました。低山でも高山でもやり方次第で楽しさはいくらでもあることを実感しました。下山は森の中を進むので少々不安でしたが、最短で駅へ向かうためにロックガーデンを経て芦屋川駅へ下山しました。
100km地点では12時間50分が経っていました。
そこから芦屋川駅へと着いたときには108kmになっていました。
これは山行なので山行記録に載せました。
3度目は2014年5月23日
仕事を終え、夕食を摂り、3時間の睡眠後、23時に吉野神宮駅を出発し、大峯奥駈道を経て熊野本宮大社へと走りました。
後半の山々は行ったことのないところが多かったので不安でしたが、情報を集め、シュミレーションを何度も繰り返した結果、無事に走り切ることができました。
夜の山を一人で走り続けるのは始めてだったので、普段から夜中に不気味な林道を暗めのヘッドライトで走るトレーニング?を積み、恐怖心を取り去りました。
夜の奥駈では走っていくにしたがってより闇に対する恐怖心が薄まっていくことに気づきました。
しかし、道標やテープなどを見落としやすいので注意は必要でした。
熊野本宮大社に着いた時の総距離は97kmと100kmには3km短かいですが、一応100km級ということで・・・所用時間は30時間18分でした。
これも山行なので山行記録に載せました。
そして・・・
4度目は2014年9月14日
丹後100kmウルトラマラソンです。
レースに数回出て思ったことは、同じ距離を普通に走るのと消耗の度合いが全く違うということです。要は速く走れば走るほど、距離単位の身体へのダメージが大きいのです。僕の場合、呼吸よりも筋肉や関節が痛くなることが一番の苦しみです。
恐らく、まだ走れる強い身体が出来上がっていないのでしょう。
しかしながら、100kmもの長い距離をゆっくり養生して走っていると、後々巻き返そうと思ってもなかなか取り戻せないと思ったので、僕は最初から自分の中ではけっこう速いペースで走りました。フルマラソンの距離が過ぎたときの時間は3時間50分くらいでした。このままのペースだと100kmを9時間10分で走ることになります。僕には明らかにオーバーペースでした。
案の定、45kmくらいから大腿骨頭付近に痛みが出始めました。
そこからズルズルとスピードが落ちて、沢山の人に抜かれました。
50km〜60km台は痛くてノロノロでした。
しかし、70〜80km台ではエイドステーションの氷をたくさんタイツの中に突っ込んで痛みを緩和させる方法を思いついたことと、登りであったことが相まって、他のランナーから置いて行かれずに済みました。
90km台では、半分自暴自棄になって痛かろうが構わないという気持ちで思いっきり走りました。95キロ目のラップタイムが4分37秒、96キロ目のラップタイムが4分55秒で走れたことは自分でも驚きました。
そんなこんなで、完走タイムは11時間19分でした。
10時間台、あわよくば9時間台なんて思っていた自分が恥ずかしいです。
後悔があるとすれば、序盤をもう少しゆっくり走っていればもう少し良い結果だったかもしれないなということです。
やってみないとわかりませんが・・・
どの思い出にしても、ゴールしたときの達成感や開放感は本当に気持ちいいです。
山登りで表現するなら、踏み跡もほとんど無い様な知らないルートから知っているルートに出た時や、長い山行きから下山したときの感覚に近いでしょうか。
山登りの場合は、達成感や開放感以外に安堵感もあるように思います。
こういった感覚を得るために僕は走ったり登ったりするのが好きなんでしょう。
写真左から
[2014-09-23:明神平で出来上がったクリームパスタを食べようと思った瞬間]
[2014-09-19:高見山へ平日の夜中に登ってみて見えた夜景]
[2014-09-14:丹後100kmウルトラマラソンの完走メダル]
PS:クリームパスタは明神平をお皿替わりにして平らげました。
はじめまして
大峰奥駆の記録より拝見しています
ランニングマガジンの記者
吉本亮(ばななさん)氏
↑
明るく楽しくお気楽に走る
加点方式の物事の捉え方など素晴らしい方のように
ツール・ド・モンブランの完走をされないかなぁ〜と
密かに期待しています
生き甲斐があるって素晴らしいですね
mermaidさんコメントありがとうございます。
吉本亮さん調べました
面白い方ですよね〜。
レースっていうより旅をしているって感じがとても楽しそうでいいです♪
私もこんな風に長い長い旅に出てみたいです。
ツール・ド・モンブラン楽しそうですね
大きな旅にはそれなりの計画とお金、それに強い行動力が必要で、なかなか踏み出すのは難しいですが、まだまだ山には楽しいことが沢山あるっていうことを知っているだけでも希望があって幸せです
ヤマレコの人達はみんな「山」っていう生き甲斐を共有している幸せ者たちですよ♪
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