■ヤマプラリリース時のプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000012267.html
山岳遭難を未然に防ぐためには、知識や体力、装備や判断力など多くの力が必要になりますが、余裕のある登山計画をしっかりと立てておくことも重要であるという位置づけでサービスを開始いたしました。
本サービスは多くの方にご利用をいただき、ヤマプラを通じてのべ100万件以上の登山のルートが作成されてきました。
多くの方々に愛されてきたヤマプラですが、 昭文社との「山と高原地図」データ提供契約期間終了に伴い 、このたびサービスを終了することが決定いたしました。
【代替サービスについて】
ヤマプラに代わるサービスとして、ヤマレコの計画作成サービス「らくルート」をご利用ください。
ヤマレコ独自の調査に基づき日々データを整備しており、日本全国の登山道をカバーしております。
■計画作成サービス「らくルート」
https://www.yamareco.com/rakuroute/
また、山と高原地図収録の登山道のデータを使った計画作成機能は、昭文社の「山と高原地図ホーダイ」アプリを通じて引き続き提供されます。
山と高原地図の情報を使って登山ルートの計画を希望される場合は、「山と高原地図ホーダイ」アプリをご利用ください。
■山と高原地図 – 登山地図・GPSナビアプリ
https://www.mapple.co.jp/product/yamachizuapp/
【終了日時】
2024年3月27日(水)AM10:00頃を予定しております。
※作業状況により若干前後する可能性あり。
【影響について】
1.「歩くペース」機能の仕様変更
山行記録の「歩くペース」機能についても、ヤマプラのコースタイム情報が利用できなくなります。
本日よりWebサイトではヤマプラのコースタイムではなく、「らくルート」のコースタイムと比較したペース表示に切り替えさせていただきました。
切り替え後の新たな機能は、これまでよりもさらに使い勝手が向上しています!
いままでの歩くペースは条件を満たす一部の記録にしか表示されませんでしたが、新たな「歩くペース」の機能は、GPSのログが登録されている記録であれば、ほぼすべての山行記録で表示されるようになります。
アプリ版は新しいバージョンより表示が切り替わります。
(Android版バージョン7.8.5、iOS版バージョン6.72以降)
古いバージョンではしばらくの間、以前の歩くペースが表示されますが、ヤマプラのサービス提供終了前に見えなくなる予定です。お早めに最新のバージョンに更新をお願いいたします。
なお、歩くペースの表示は新しい山行記録から順次計算を行っております。
古い山行記録はまだ計算が行われておらず、歩くペースが表示されるまで最大2ヶ月程度かかる可能性があります。
2.体力度の提供開始
山行記録の新機能として、山行計画と同じく「体力度」の表示を開始いたしました。こちらも歩くペースと同様に「らくルート」の標準コースタイムをもとに計算をしております。
体力度、時間、水平移動距離、累積登り標高差の4つのパラメータが新たに山行記録一覧にも表示されるようになっています。
これにより、記録の一覧を見た段階でルートの厳しさがわかりやすくなったのではないかと思います。
3.EPSON WristableGPS for Trekへの影響
EPSONのGPSトレッキングウオッチ「WristableGPS for Trek」シリーズは、ヤマプラとの連携により山行計画のルートを取り込む機能があります。
ヤマプラ終了により本機能は利用できなくなります。
代替サービスとして、ヤマレコの「らくルート」で作成した計画でも時計にルートを取り込めることを確認しております。
ただし、「らくルート」を使って計画を作成した場合は、時計へのルートの取り込みや取り込んだルートを使った登山について動作を保証するものではないことをご了承ください。
ご迷惑をおかけしますが、サービス終了に向けて、皆様のご協力をどうぞよろしくお願いいたします。
歩くペースが今後はらくルート標準タイムと比較してほぼすべての山行について表示されるようになるのはいいですね。
従来のヤマプラと比較したものでは、一部の山行しか表示されていませんでしたし、また、山と高原地図のコースタイム自体に執筆者の主観に基づいた不適当なものも一部ありましたから、らくルートと比較することでより客観的になると思います。
(らくルートのコースタイムも100%完璧ではないかもしれませんが、標高差や距離を基に算出されているようなので、ヤマプラよりは信頼が置けます)
体力度の表示も役立つかと思います。
なお、らくルートの自動入力区間だけでなく、手動入力となって標準コースタイムが表示されていない区間でも歩くペースが表示されるんですね。
なおまた、ゲレンデ滑走ジャンルの記録でリフト乗車区間もGPSログに含まれている場合には歩くペースや体力度が現実とは乖離したものになってしまいますね。
らくルートは山と高原地図と比べて,ルートの位置の精度や情報量の多さが高く,とても評価しております.ただし,コースタイムに関しては,改善していただきたいと感じている点があります.らくルートのコースタイムは,利用者の実態を反映していますが,それは同時に,各コースを歩く利用者層の体力レベルの相場によって,「コースタイム1.0倍」のきつさが変化してしまうということでもあります.そのため,自分に合った倍率を一意に決めることが難しく,特にはじめて歩くようなルートでは,「コースタイム1.0倍」が自分の歩きなれた山域の「コースタイム1.0倍」の何倍に相当するかがわからず,結局山と高原地図を参照せざるを得ません.
それゆえ,これまで山行計画を作成するときはらくルートではなくヤマプラを利用してきました.
この難点を今後,解消していただきたいと思います.
ヤマレコ公式ブログ:らくルートの登山ルートはどうやって作られる?
https://www.yamareco.com/10th/?p=7688
こちらのブログのコメント欄に
コースタイム算出について公式からのコメントがあります。
以下引用致します
『らくルートのコースタイムはルートの距離と標高差から自動的に算出されています。
そのため、ルートの引き方や登山道の状況によっては実際のコースタイムとズレが生じることがあります。
このコースタイムのズレが大きいルートについても修正対応いたしますので、気になる箇所がありましたらお気軽にご連絡ください。』
とありますので、各コースごとの利用者の相場速度によって相対的にCTがタイトになるシステムではないと思われます。
ブログ内にある『複数のユーザさんの記録を確認』は、あくまでもコース難易度や危険度、状況確認など『ルートとして登録して良いか否か』の分析のために行われているものと推察いたします。
貴重な情報ありがとうございます.それは初めて知りました.となると1.0倍の基準がずれているように感じる原因は,そのルートの難易度によるものという認識が正しいのかもしれません.
(高尾山稲荷山ルートと北岳の草スベリがどちらも2時間なのはさすがに看過できないと思うんですよね….)
あっきー@くまさんが引用されているように、らくルートのコースタイムは距離と標高差から自動的に算出されているため、岩稜帯などの難ルートの場合、実際のコースタイムは距離と標高差から推定されるよりもっと大きくなり、ズレが生じてきます。(たまに、距離と標高差から推定されるよりずいぶん長くなっているという逆のケースもありますが)
もしもご自分で歩かれてコースタイムがおかしいと思ったら、必要に応じて他の方のコースタイムも調べてみながら、ヤマレコのらくルート担当の方に修正要望を送ってはどうでしょうか。
私自身、過去3回ほどコースタイムの修正要望を送り、いずれも短期間のうちに対応していただきました。具体的な内容については、下記の日記をご覧ください。
https://www.yamareco.com/modules/diary/401417-detail-315584
返信ありがとうございます.らくルートの設備の追加・修正依頼は当方も何度か要望を出し,その都度対応していただいており,ありがたく思っております.トイレなどの設備は一つずつ追加したり削除したりするしかありません.
しかしながらコースタイムの修正については,すべての利用者にあうようにするために「あっちを○○分にしてくれ」という絶対的な内容ではなく「あっちがこっちと比べてきつすぎる/緩すぎるので緩めてくれ/きつくしてくれ」という相対的な内容で要望を出すことになると思いますが,少なくとも利用者側からの視点では,このような作業をしらみつぶしに行うのは,確かにベターかもしれないがベストではないように感じてしまいます.また,二つのルートのどちらの「コースタイム1.0倍」を正とするか,というのも問題になるのではないかと考えてしまいます.
私のコメントの趣旨があまり伝えられていないようで,もしかしたら運営の方のお目にかかる可能性があるのでしつこく3回投稿してしまいましたが,今後のアルゴリズムの改善に期待したいという趣旨でコメントを残しました.
コースタイムの修正要望については、自分の主観に基づいての相対的な内容の修正希望だけでは不十分かと思います。自分自身の過去の山行や他の登山者の方の同じコースでのコースタイムもなるべく多く調べて客観的な数字を提示しなければ、らくルート担当の方も納得がしにくいだろうと思います。
「しらみつぶしに」というのは無理で、自分が実際に歩いて大きくおかしいと思う所があれば要望を出す、ということになると思います。
「二つのルートのどちらの1.0倍を正とするか」については、すみませんが趣旨がよくわかりません。
○○分にしてほしいという要望こそ主観的というより自己中心的ではないでしょうか.もしそれが,たくさんの記録を見て実際にかかった時間から見積もった値なのであれば,最初に投稿したコメントのように,老若男女利用するルートなのか,上級者のみが利用するルートなのかによって倍率を変えなければならなくなると思いました.
しらみつぶしが無理なのはおっしゃる通りで,だからこそアルゴリズムを改善してほしいな,と思っています.
二つのルートのどちらの1.0倍を正とするか,というのは,きつさ緩さが異なる二つのコースタイムがあったときに,どちらのきつさに合わせるか,という意味です.
上に示したリンク先の日記を読んでいただければ大体わかると思いますが、1つ目の東赤石山・八巻山のケースでは、らくルート担当の方にお伝えしたのは、「2023年3月以降、当該区間を同方向で通過したすべてのヤマレコ記録のコースタイム平均は〇〇分になっています」という客観的事実と、「らくルートの当該区間のコースタイムには無理があるので修正をしたほうがいいのではないか」という意見でした。「○○分にしてほしいという要望」ではありません。
2つ目の三倉岳岩稜部分のケースでは、他の登山者の記録は特に調べず、我々自身の過去5回のコースタイム平均を区間ごとにらくルートタイムと比較した結果、岩稜部分のみが他の区間よりも異様に倍率が高いことが判明したので、それをらくルート担当の方にお伝えしたのであって、これも「○○分にしてほしいという要望」ではありません。
3つ目の勝成山のケースでは、我々のその時の山行のみのコースタイムをやはり区間ごとにらくルートタイムと比較して、当該区間のみ倍率が異様に少ないということをらくルート担当の方にお伝えし、合わせて、スマホアプリのらくルート手入力で自動的に出てくるタイム(下りで29分)もお伝えして、以下のように要望しました。
「この区間は登山道ではなく舗装された林道で、下りではスタスタと歩けますから、29分でも長いくらいで(我々の「普通かやや速め」と思われるタイムでは13分)、自動計算で出てくるタイムを敢えて引き延ばす必要はなく、むしろそれよりも短めに設定したほうがいいと思います。具体的には、この区間のタイムは、下り20分・登り30分くらいが妥当かと思います。(参考までに、YAMAPでは下り25分・登り30分で設定しています。)」
このケースでは確かに「〇〇分くらいが妥当」と伝えています。
ただ、そのような要望が「主観的というより自己中心的」になるというのは???です。修正要望に際しては、自分が歩いてみて、ある区間のコースタイムがおかしいのではないか?と「主観的に」感じることがきっかけになるのは当然のことで、肝心なのは、要望が妥当なものとなるべく客観的な根拠を提示することです。
私の場合、いずれのケースにおいても、少なくとも、らくルート担当の方に納得していただけるような客観的な根拠を提示しているつもりです。他の登山者の平均コースタイムを提示したり、自分たちのコースタイムを区間ごとに比較して、当該区間のコースタイム設定が不適当と思われることを示したりしながらです。最後のケースでは、スマホアプリらくルート手入力で自動的に計算されるタイムやYAMAPの設定タイムもお伝えしています。
なお、以上の3つの区間は多くの登山者が利用するルートであり、上級者のみが利用するルートではありません。(八巻山一帯の岩稜については初心者の単独は避けたほうがいいとは思いますが)
そもそも上級者のみが利用するルートは難ルートであり、らくルート自動計算で出てくるタイムは上級者の平均タイムからみてもかなり短めになると思いますから、らくルートタイムの修正要望にあたっては、「老若男女利用するルートなのか,上級者のみが利用するルートなのか」という要素は特に考慮しなくてもいいのではないかと考えます。
「二つのルートのどちらの1.0倍を正とするか,というのは,きつさ緩さが異なる二つのコースタイムがあったときに,どちらのきつさに合わせるか,という意味です」というふうに説明してもらいましたが、らくルートのコースタイムを一定の区間ごとに自分のコースタイムと比較した場合、ある区間では自分のコースタイムのらくルートタイム比率は1.0以上になる(らくルートタイムはきつめだ)が、ある区間では1.0未満になる(らくルートタイムは緩めだ)といったようなことでしょうか?
だとすると、それはそれで構わないのではないでしょうか?基本的にはらくルートタイムは登り下りそれぞれの標高差と距離で自動計算されており、現在の自動計算のシステムが改変を要するほど不都合なものとは思いません。
私自身、これまで登山のたびごとに自分のコースタイムをエクセルでらくルートタイムと比較していますが、私自身の特徴として、下り区間は登り区間よりも遅いことがわかっています。けれども、人によっては登りも下りも同等という人もいるでしょうし、逆に登りは遅いが下りは速いという人もいるかと思いますので、あえてらくルートのアルゴリズムを改変する必要があるとは考えません。
ただ、あるコース(区間)のらくルートタイムが自分の通常のコースタイム比率と大きくずれている場合も実際にはありますから、それはそれで、客観的な根拠を示して修正要望を出せばいいでしょう。そうした修正要望はけっして自己中心的なものではなく、らくルートがより良いものになって、他の登山者にとっても利益になるものです。
早速確認させていただきました!
■今までで表示されていなかった山行レコでも、歩くペースが表示されている!
私はモチベがあがるので、大変ありがたい仕様変更です。
以前「メジャールートなのに歩くペースが表示されていない」とご連絡&ボヤいてしまい失礼いたしました。
これからの山行が、ますます楽しみです。
らくルートが出てくるまではお世話になりましたm(__)m
ヤマプラ=「山と高原地図を見ながら登山計画が立案できる! CTが自動で積算される!!」 ヤマレコを始めた時に感激した機能の1つです。それまでは地図とにらめっこ、計画コースを引いたり変更する度に区間CTを暗算で積算(hh:mmの暗算は面倒)を何度もしていましたが、それが一気に楽々になって…
さらに山と高原地図アプリがauスマホではスマートパス対象で全ての地図が使い放題だったこともあり、大いに活用させて頂きました💖
その後、山と高原地図には載らない山々もカバーした「らくルート」が整備されていき、ヤマレコアプリも用意されて… いつかこうなることは予想していましたが、まさにその時が来たとの印象です。多くの方がヤマプラの恩恵に預かったでしょうし、登山の一時代を風靡した先進機能だったと思います。これまで開発・データ提供契約・メンテされてきた方々に御礼申し上げます。
※ヤマプラとらくルート間のCT差ですが、山と高原地図のCT自体も地図/山域毎に担当ガイドさんの主観が入っていますし(できるだけ統一する基準は設定されていますが)、らくルートの計画CTと実際の山行記録から「倍率を○.○倍にするといい」を掴んでいけば良いと思っています。
最終的には距離・標高差・地形から読み取れるようになるのが理想でしょうか。そのために「らくルートの地点ポップアップに地名だけでなく標高も表示」「ルートリストに区間距離だけでなく標高差も表示」もあるといいなぁと思っています。
「あの山行がきつさ10だから、今度の計画のきつさ5は、食糧半分に減らそう」と言う形で、早速使い始めました。
ただ、PC版のリニューアルよりかは、やむを得ない、致し方ないという納得感はあります。
ヤマプラ地図は、尾根・川・林道・県道・国道などの名称、百名山等の分類、バス路線の有無、駐車場、温泉その他観光スポット、などなど、アクセスや観光観点での情報量が多く、大変有用でした。
特に直近の山行予定がなくとも、ヤマプラ地図をビール片手に眺めながら、少し先の山行を考えるのが楽しみの一つでしたが、今後はこれができなくなります。
大変残念ですが仕方ないですね。
山と高原地図ホーダイにPC版があれば、代用するのですが、残念ながら無い。
(スマホアプリ版は以前から時折使っていますが、やはり大きな画面で見たい。)
尚、体力度の提供開始については良いと思いました。
らくルートで作成する山行計画でも「比較ルートを追加」できるように機能追加をお願いしたい。
ヤマプラでは、主要地点(登山口、分岐、山小屋、テント場等)の標高が表示されて、A地点→B地点の標高差がすぐに分かり、登山計画作りにとても有用でした。
らくルートでは、A地点→B地点の距離は表示されるのですが、標高は表示されません。山では距離よりも標高差の方が重要だと認識しています。
等高線を参考に標高を確認する方法はありますが、前期高齢者で老眼の自分には、細かい等高線を一本ずつ数えるのは現実的ではありません。
らくルートで主要地点の標高が表示されるよう改善を是非お願いしたいと思います。
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