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実は結構前から気になっています。
9月に鹿島槍に行ったとき、宿泊した冷池小屋に余分な荷物を置いて北峰までピストンしました。
その時、同じようにピストンする人の大半が、荷物を全くといっていいほど持っていなかったのでちょっとびっくりしました。
10Lくらいの小さなアタックザックの人(雨具と水・行動食は入ってる?)はまだしも、500mlペットボトルを片手に持っただけの人、中にはどうみても手ぶらの人まで

冷池小屋から鹿島槍南峰までCTだと往復約4時間。
ピークアタックといっても、これってちょっとした日帰り登山レベルの行動時間だと思うんです。
高尾〜城山のハイキングでももうちょっと装備持つよね?

天気がかなり良かったとはいえ、秋の北アルプス、3000m近くの稜線の4時間となれば、いつ天候が急変してもおかしくないし、雨にはならなくてもガスで気温が急に下がったりという可能性もあるし…。
行動中に着ている服以外、防寒具すら持たないのって怖くないんだろうか。
っていうか、ここで持って行かないくらいなら、全行程で不要な荷物じゃない?
とか思ったりしていました。
でもトレランの人は全行程そのくらいだよねえ

ちなみに私は心配性なので、小屋にデポしていったのは着替えと夕食・朝食分の自炊食料、3Lの水のうち1Lくらい。あとは全部持って行きました。多分5、6kg。
単独行の私にとって、装備は何かあったとき1晩くらいは自力で何とかビバークして生き延びられるもの、という考えなので、ピークアタックだからといって結局あまり置いていく荷物ってないんですよね…

まあ、あれだけ人が入っているときで、あのコース・あの天候なら、事故っても救助してもらえずにビバークしなきゃいけない事態にはならなさそうだけど。
もちろん、アタックする場所や行動時間によってはもっとデポすることもあります

概ね往復1時間以内で、人もある程度多い場所で、天気も安定していて、お茶を沸かす予定がないなら、水500mlと行動食

燕山荘から燕岳、槍ヶ岳山荘から槍ピーク、穂高岳山荘から涸沢岳、南岳分岐から南岳小屋はそんな感じでした。
でも4時間かかるピストンでの空身は、いくら天候が良くても怖くてムリ

もちろん荷物が軽ければ軽いほど行動が迅速に出来て、それが安全に寄与するという一面も理解できるのですが…

皆さんはピークアタック時に持って行く荷物の基準、どうやって決めていますか?
行動時間?ルートの困難さ?天気?
そして何をどのくらい持っていかれますか?
私もソロしかやりませんが、アタック装備は場所、所要時間によって変わりますが、よほどのことが無い限りは空身はありませんね。
基本的に超短時間(30分程度)で行ける場所を除き、どんな場合でも雨具、防寒具(程度に差はありますが夏でも)、水、食糧、ライトは担ぎます。今の時期で鹿島槍なら防寒装備だけで40リットルザックの半分くらいが埋まると思います(ダウンジャケット、フリース、ネックウォーマ、毛糸の帽子、手袋かな)。たぶん1晩くらいはビバークで生き延びられる程度。
ほとんどの場合、ほとんどの物資は使いませんが、場合によっては防寒具は全部使うときもあります。防寒具だけは過剰と思われるくらい持っていって損はないと感じています。秋なら夏のように天気が急激に変化することは少ないと思いますが、もし晴れから曇りになるだけでも体感温度はかなり下がって寒くなります。ゴアの雨具である程度カバーできますが、たぶん体を動かしていないと寒くてしょうがないくらいでしょう。
装備を軽量化して体力消耗を最低限に抑えて行動を速くしリスクを抑えるのも考え方の一つかと思いますが、やっぱりいざというときのことを考えるとある程度の装備はしょうがないと思います。
たぶんパーティー行動よりもソロの方が装備については慎重かと思います。
はじめまして。
できればデポりたいけどちょっと心配。確かに悩む時ありますね。
鹿島槍の件、興味深く読ませていただきました。
>装備は何かあったとき1晩くらいは自力で何とかビバークして生き延びられるもの
>アタックする場所や行動時間によってはもっとデポすることもあります
基本的な考えは私もponiさんと一緒ですね。
ちなみに、私は先日蓼科山に登ったのですが、昭文社地図で往復CT50分なお且つ山頂に山荘ありで、登る時は肩の山荘に荷物をデポしている人はいなかったのですが、私はデポしていきました(財布とカメラ以外全部)。
ここの場合は元々荷物が少ない方が多いのですが、下りてきたら、デポされてるザックを見たからなのか結構デポされてました。
自分もそうですが、山登りって我流の人がほとんどなんですよね。なので他の人を参考にする場合は注意が必要だと思います。特に安全に関することは。
poniさんは慎重派のようですし、この件に関しては今後も自分を信じて行動していけばよろしいんじゃないでしょうか。
poniさん、こんばんは。
私もponiさんと同じくらい持って行きます。
何もないだろうと思いつつ、何かあったら嫌なので。
アタックで空身の人、カップルの女性を多く見かけます。男性が「持ってあげる」で女性も「当然」なのかな?
でも、荷物を持ってない女性が滑落して、無事だけど、救助を待たなくちゃいけない時とか防寒具や雨具、行動食・水がない状況になってしまったら?と思います。
街ではそれが優しくかっこいいことなのかもしれないけど、山では違うんじゃないかなぁと思いつつ、他パーティーには介入しないようにしています…
私が勝手にその人たちを登山に来たと認識するから、モヤっとするだけで、本人たちは山にデートに来ただけなのかも…
コメントありがとうございます
天気が良くて暑いくらいなのに、フリース+ダウン+ゴア雨具を持ってピストンしている私ってボッカ好き?とか思っていましたが、Toradangoさんも同じような感じなのですね
9月だったので毛糸の帽子は持っていませんでしたが、手袋代わりに軍手はありました。
やっぱり防寒具は必携ですよね。
天気が変わらなかったとしても、行動中と山頂での休憩中だけでも相当体感温度違いますもんね。
それだけに予備防寒具なしで登っている人にはびっくりでした。そういう人ほど、行動中に着込んでいたりして…余計汗冷えしそう
「ソロの方が装備については慎重」というのはきっとそうなんでしょうね。グループだと多少融通し合うことが出来ても、ソロは自分が持っているものが全てですもんね。
コメントありがとうございます
蓼科山は肩の小屋からゴロ岩の急登だから、確かに荷物の多寡は結構影響しますね。
んー、でもやっぱりカメラと財布だけでは私はきっと行けません。頂上吹きっ晒しだから、寒いといけないし…
でも沢山の人がデポしていたら、心揺れてしまうかも。
鹿島槍の時も、冷池山荘に並んだ大量のデポザックを見て、自分が変なのかと一瞬思いましたもん
でもさすがにCT4時間では、迷わず自分を強く持って行きました
コメントありがとうございます
minislopeさんも「ほとんど持っていく派」なのですね。
最悪の場合を想定すると、なかなか置いていけないですよね…
カップルで女性が空身、鹿島槍にも居ました〜!!
じゃあ男性がしっかり持っているのかと見ると、2人分の雨具でさえ入るか怪しいくらいの小さなサブザックだったりして
初めて空身で稜線を歩いているカップルの女性を見たのは八ヶ岳でしたが、その時は心底驚きました
今はそこまで驚かないので、なんだかんだで見慣れてしまったのかもしれません。ということは見慣れるほどいるのか…。
minislopeさんが言われるとおり空身の方が滑落した場合はいわずもがな、無事な方が空身でも困ったことになりそうです。
救助が行くまで同行者もそこで待機、とかあるでしょうし。
カップルといえば、男性がリーダーの場合、女性がコースについて全く知らない場合もよくあります。
これからどのルートですか?と聞いても「さあ…私はついていくだけだから
もし旦那さんに何かあったらどうするの〜
こちらは年配のご夫婦に多いですね
はじめまして。
興味深く読ませていただきました。
私は荷物が多いほうで・・・(心配性かな?)
空身で登っている方を見るとちょっと恥ずかしい時もありますが、登山は自己責任というところを考えると自分で判断して行動すべきと考えます。
他人にルートを聞いて遭難してしまった方のレコを読んだことありますし・・・。ゾッとします。
過去の経験からの我流の方と、知らぬが仏の怖いもの知らずの方がいると思いますので、判断は自分自身で。
結局使わなかったものもありますが、それはたまたま今回の山行では使わなかっただけ、と考えています。
登山は下山も含みます。無事下山が何よりです。
お互い安全登山を楽しみましょう!!
コメントありがとうございます
すっかり返事が遅くなってしまって申し訳ありません
GiRoRoさんも荷物が多い方なんですね。
私も日帰りと泊まりでほとんど荷物が変わらない(食料分くらいしか)ので、ときどき周りから浮いてしまってるな〜と恥ずかしい気持ちになることもあります。
でもおっしゃるとおり、何事も最終的には自分で判断することが重要ですね
>結局使わなかったものもありますが、それはたまたま今回の山行では使わなかっただけ
確かにその通りです。半分以上の荷物を使わなかったこともあります。でもないと不安…。
私の場合、山歴が長くなるほど、荷物が増えてきた気がします。前はあまり怖さを知らなかったということかもしれません
無事下山、何より大切ですね。
>お互い安全登山を楽しみましょう!!
はい、よい山行を!
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