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我々が住んでる高崎市の祭りは昼間から大混雑なので、大変活発な幼児連れで行くのは修行だが、鬼石なら祖父母もいるし、規模もそこまでではない。息子にお祭りの遊びなどもさせてやりたいし、3歳児にはちょうど良いだろうと思っていた。しかしこれが、想像以上に迫力満点の山車を見ることができた。
山車は5台で町の中心地区を練り歩いた後、「新田坂駆け上がり」というものをやる。祭りのパンフにも紹介され見どころであるが、5台が順番に新田坂という坂を登って来るというものだ。
当日の息子はおもちゃ掬い、らくがきせんべいなど遊びを一通り楽しみ、目の前を練り歩く山車に興奮して通りの端から端まで歩いて周った。
時刻は夕方7時前、一緒に行った従姉妹ちゃん2歳と共にお眠になりかけている。これから山車の駆け上がりと花火があり、さらに人も増えるので帰ろうとすると、「おうち帰りたくない!」と息子が言うので新田坂駆け上がりなるものを少しだけ見学しようと、1台目の山車が来る方を見た。
すると、坂の下から山車を引いた人々が走ってきて、山車は左右に車体を揺らしながら文字通り駆け上がってきた。え!駆け上がりって、重い山車を坂の下に一度下ろしてから、気合いで上まで引っ張るの!?自分は体育会系ではないと思ってるが、気合い充分の祭り人たちに感動した。
坂を上がった山車は、次の山車に道を開けるべく、我々が見ていた道路脇付近に止めて待つらしい。交通整理のお巡りさんに誘導され、息子を連れて移動した。すると今度は目の前で、大きな山車はくるりと綺麗にUターンして止まり、道を開けた。日本の祭りは皆それぞれ美しいと思うけど、決して広くない道路で手際良く、上手い!思わず感嘆の声を上げてしまった。
迫力ある駆け上がりと、皆で呼吸を合わせた山車の取り回し、こういうものが各土地で受け継がれる伝統というものなのかも。
眠いはずの息子もパパに抱っこされ、目を見開いて見ていた。幼児が行くのにちょうどいいとか生意気思ってすいませんと、謝りたくなる💦小さな地区で山車と観客の距離が近いぶん迫力が増し、刺激も感動も倍増したと思う。露店もさほど混雑しなかったのでストレスなく食べ物を買えたし、遊びもすぐできた。来年以降行く時は、坂の駆け上がりを5台共見てみたい。
コロナ禍が始まった頃に子供が生まれ、思えば今までの保育園行事は中止か縮小だった。近場でやってる毎年のお祭りなども同じくで、開催しても大人は全員マスクしてるし、人混みをなるべく避けたり、清潔感に過剰に気を使ったりするので、乳幼児連れでお祭りなど、行ける気分ではない3年間だった。
しかし鬼石の祭りではほとんどの人がマスクを外し、大きな迫力ある山車がすぐ目の前を通り、息子より少し歳上のお兄さんお姉さんたちが太鼓を叩き、横笛を吹く人、山車の屋根に乗る人、ワッショイの掛け声が響く町、そんな光景を見て親子共々夏の良き時間を過ごさせてもらった。
写真1枚目:山車に見入る息子
2枚目:目の前で方向転換する山車
3枚目:お祭りのパンフ、畳んで持ってたので折り目付き
鬼石・・・私の故郷です
夏祭りは子供の頃の楽しみでしたね
仕事柄、ずっと見に行けずにいますが
祭り囃しが今でも耳に残っています
2枚目の上町の山車・・・実家の地区なんですよ
鬼石が故郷なのですね!上町は、一番最初に新田坂を駆け上がってきました。祭り囃子も疾走感があって、かっこよかったです。
近くの町で、このようなお祭りがあるのは知らなかったので、新鮮でした✨
幼児連れで時間の都合があり、他の山車の駆け上がりまで見られなかったのが残念ですが、今度行く時は花火まで見てみたいです。
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