が、このカラッカラの寒風のせいで、保湿クリームすら速攻で乾き、一日何度も塗る始末か手肌ガサガサは諦めの境地、贅沢な悩みだが冬の晴天が続くと雪が恋しくなってくる。
今年の冬は寒く、お山が白くなるのも早かった。例年より雪が多そうに思えるので、もうすぐ3歳になる息子に思いっきり雪遊びさせたいと考えていた。そこへ来て近頃の大寒波、ついに積雪するのか!?と、ちょっと期待半分だったが、家の周辺では風花が舞ったのかそれも無いのか、結局は雪が降ることなく経過した。
そこで雪を求めて先日の日曜、赤城山にある無料スキー場へ行ってみた。スキー場といっても来るのは親子連れで、ちょっとした斜面で子供がスキーをしたり、ほとんどが雪遊びやソリで楽しんでいる。
赤城道路は凍結しており、登る車は皆ゆっくりペースで到着したのは11時半頃、「赤城山スキー場」と看板のある第1スキー場は、既に駐車場が満車で多くの子連れで賑わっていた。どうしようかとそのまま直進し、赤城ビジターセンターへ。こちらには登山者の車も多数あり、駐車場は混雑している。センター横の斜面でも人数は少ないが、親子連れがソリを楽しんでいる。ここは元々、赤城山第3スキー場だったらしい。こっちの方が空いてるし、今日はこの斜面で遊ぼう!ということに決定した。
ゲレンデの雪を見るやヒャー!!と興奮する息子は真新しいスキーウェアにブーツを履き、さっそく雪遊びへ。他の親たちがスキーウェアの中、我々は例によって冬用登山靴に雪山ウェアにカッパと、格好が浮いている…
皆がソリ遊びしているゲレンデ中央部を避け、圧雪の緩い端っこを黙々と登る父と子。息子が滑った時のために、母は少し下で様子見しつつ登る。雪遊びもそこそこに、2歳児がいきなり雪の斜面を登ってる…ストイックに黙々と登るのはパパ譲りか。けっこう登って、パパと一緒にソリ初滑りはスピードが出た。
結果ソリはあまりやらなかったが、雪投げや雪遊び用バケツとショベルなどで遊んだり、ソリに荷物を乗せ引っ張って登ったりした。アルファ米ご飯とササミ缶詰のお昼を食べつつ約3時間、雪とたっぷり触れ合った。
駐車場とゲレンデの間に除雪で雪山ができており、帰り際、お兄さんお姉さんが登ってるのを見て「これ行く!」と言い始めた。急だから登るの無理だよ〜と言ってたら、「こっちに登れそうな稜線があるよ」とパパが言う。見ると確かにミニ稜線で、登ってる形跡があるので、私と2人で行ってみた。足場を確保し手を付きながら登り、「高いねー!」と満足そうな息子だった。ソリ滑りよりも雪山登りの方が楽しいようだ。血は争えないな。
高い所に登りたいのも親譲りか…などと思いつつ、凍結した大沼を眺めながら帰路についた。
幼児なので、もっと疲れるかな?とか雪の上歩くの大変では?と思ってたが、帰る時には雪の上も転ばずスタスタ歩き、想像以上にストイックに登ったり歩いたりしてるので、毎度のことながら子供は適応能力あるんだなぁと思う。
子供がまだ居なかった頃、冬〜残雪の赤城山はアイゼンでガツガツ登る楽しい雪山だったが、この子もそのうち、無料スキー場を卒業し成長したら、冬の赤城山を登る時が来るだろうか。楽しみなような心配なような。
家に帰ってから雪遊びのことを聞くと、「たのしかった〜!」とのこと。天気が許す時は、また何度も雪の山に連れて行こうと思った。
写真1枚目:ソリを引っ張りながら駒ヶ岳バックに斜面を登る
2枚目:除雪の雪山に登ってご満悦。右後ろの山は地蔵岳
3枚目:帰りの車内から、午後の黒檜山と赤城大沼
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