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先日、子供と一緒にスキーしていたらアイスバーンに雪が積もったところだったらしく、引っかかってしまい2人してコケた。幸い子供は無傷だが私は足を捻挫したので、まだスキーにも行けず悶々としていたら、ちょうど節分祭があるとのこと。小学生以来の捻挫であるが、山用ストックを付きながら行ってみた。
鬼石は主人の出身地であり、節分には「福は~内!鬼も~内!」と掛け声しながら豆を蒔くと聞いて面白い風習だと思い、鬼石の節分には興味があった。
町のお祭り広場のすぐ近くで下ろしてもらい、町内の食堂やケーキ屋などが並ぶ露店で腹ごしらえのためさっそく買い物、すごく久しぶりに、とっちゃなげ汁を食べた。息子は射的や輪投げで遊び、輪投げは奇跡の2連チャンで景品ゲットした頃、節分祭が始まった。
時折小雪のチラつく中、会場では「福は~内!鬼も~内!」と言いながら、鬼の角をつけた方々による1度目の豆蒔きが行われ、盛り上がる。飛んでくるのは豆でなく個包装の小さな駄菓子、御挨拶用のタオル、カラーボールなど。カラーボールを取ると豪華景品をもらえ、数もけっこうあるが、残念ながらゲットできず。
その後、地元のシンガーさんが歌ったり、鬼石三杉太鼓の演奏でノリノリになった。三杉太鼓は和太鼓なのにロックか?というビートを感じるかっこよさで聴き入り、うちの子は踊っていた。また機会があったら聴いてみたい。
2回目の豆蒔きでは歳男歳女の方々が投げ、下に落ちた駄菓子を私は2個ほどゲット、パパはタオル、息子は小さなサラミと駄菓子をいくつか拾って戦利品とした。
節分で全国から追い出された鬼たちを、その名も鬼石町に集めて一緒にお祭りしようという、とても優しい行事でほのぼのする。「鬼」は5体いて、子供たちと一緒に写真撮影や小さい子を抱っこしたら泣かれていたり💦
息子はお気に入りの赤鬼を見つけたようで、写真撮影後も後を追いかけて、棍棒が気になったり鬼のパンツを引っ張ったり…鬼と一緒に楽しそうで良かった。
子供の頃、節分で悪い鬼を追い出すのは年中行事と分かっていても、その発想だと、鬼はその後どこへ行けばいいんだろう、こちらの都合で追い出した人間も無責任では…とか甘いことを思っていたので、節分行事はあまり好きではなかった。しかし追い出された鬼を受け入れて一緒にお祭りする寛容な町が、近場にあるのは新鮮で嬉しかった。
捻挫してなければ、おそらく県内北部にスキーと雪遊びに行ったであろうこの日、いつも通る関越道は大雪で通行止めになり、国道も大渋滞だったらしい。
怪我の功名と言うには大袈裟だが、寒風の中なんだか優しい気分を分けてもらえた気がする、鬼恋節分祭だった。
写真1枚目:集まった「鬼」たち
写真2枚目:藤岡市のキャラ やよいひめさんと記念撮影
写真3枚目:ビートがかっこいい鬼石三杉太鼓のみなさん
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