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土曜日の午前7時。
前日の疲れでまだ寝ている人もいるであろう
そんな時間。圏央道から中央道に入る分岐は
ゴリゴリの渋滞で動かない。集合時間には
確実に遅刻だ。
埼玉県民にとって、中央道は鬼門だ。
東北道と違って渋滞時の逃げ道が無い。
山に行くのに山を通過しなければならない。
八王子辺りで「もうココで良くね?」となる。
(実際は東北道も佐野辺りで登山欲が掻き立てられるが、今は黙っておく)
先月壊れた自動車のクーラーを直しておいて
本当に良かった。真夏の高速でクーラー無しは
登る前に低ナトリウム血症になってしまう。
自力で修理した自分にグッジョブ!
そして、30分の遅刻で集合場所の道の駅に
到着し、急ぎ登山口へ向かう。
が、進むのはまた厳しい峠道。
クーラー全開のノンターボ軽自動車には
厳しい闘いとなった。とにかく登らない。
時速20km、ベタ踏みで急登に挑む。
13万キロ走行(タイミングベルト未交換)の
HONDAライフと私の心が悲鳴を上げる。
クーラー全開なのにじっとりと汗ばむ。
しかし、ミレーのアミアミで武装した私の
シャツは、心と裏腹にドライなままだった。
登山ならばワンチャン行動食で劇的回復と
なるが、平成生まれのコイツには無理な
芸当だ。アイルトン・セナ張りのセナ足で
やり過ごす。
もう何キロ登っただろうか。
未だ見えないゴールに神経を擦り減らし…
いや、ゴールじゃ無い、スタート地点に
向かっているんだと言い聞かせ、堅実に
歩みを進めると、ススキが茂る広場に到着。
ここがゴール(スタート)地点の様だ。
もうココで折りたたみ椅子とテーブルを出して
富士山をツマミにオールフリーでも飲みつつ
皆の帰りを待ちたい!という気持ちは自分の
心にそっと仕舞っておく事にして、黙々と
装備を固めた。
そして無事に下山。
先に帰る友人に別れを告げ、ゆっくりと
アルカリ泉で身体を癒し、帰途に就こうと
Googleマップを開くと、またもや高速は
真っ赤だった。色々と諦めて下山メシ屋を
探して大月駅前に到着。
空腹と渋滞への苛立ちでタガが外れた食欲は
限界を知らず。ほうとう、馬刺しも食べて
念願のノンアルも飲んで地図の赤線が無くなる
まで滞在した。苛立ちも満腹感で解消されて
帰路はノンストップで帰宅出来たのだった。
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