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1枚目の写真の逆三角形のフレームに観測所がついたのが現在の霊岸島水位観測所です。隅田川には、あの銀色イモムシのような水上バス(松本零士デザインのホタルナ)も一緒に。後ろは佃のマンション群です。
この風景を見て私は渡辺真知子の歌をついつい口ずさんでいました。
「現在、過去、未来〜♪」
話を戻しまして、標高の測量は、日本の標高の基点「日本水準原点」の24.5000メートル(現在は24.3900メートル)を基点として山などの高さが測量されているようです。
(日本水準原点は、国会議事堂のそばの公園の日本水準原点標庫にあります。)
日本水準原点の24.5000メートルは、東京湾の平均海面(Tokyo Peil)を標高0メートルとして測量されています。その東京湾平均海面を明治6年から明治12年の間に測量したのがこの霊岸島水位観測所です。
ようは、この霊岸島水位観測所の東京湾平均海面が標高0メートルとなりここを地上に設置し換算されたのが日本水準原点のようです。
ただこの霊岸島水位観測所も東京湾の埋め立て等の影響で、現在は神奈川県の三浦半島油壺の観測所にその機能が移されているようです。
またこの霊岸島水位観測所も隅田川テラス護岸の施行に伴い元の位置から約36メートル下流に移設されているとのことです。
当時の霊岸島水位観測所の観測柱だけはそのまま残して・・・。
2枚目の写真が当時の観測柱です。隅田川テラスの真ん中に立っていました(^^ゞ。
お近くにお越しの際には是非見に行って下さい。
詳しく説明された説明板も設置されています。
【訪問日:2015年5月2日】
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