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2017年08月14日 21:38未分類全体に公開

登山好きをこじらせてマズい事になっているの巻

登山好きすぎてヤバい登山をしているとかいう話ではないです。私の頭がこじれててヤバいという話です。

昨晩、週間天気予報で今週いっぱい天気が悪い事を知って「御在所岳に行こう」と枕元にきっちりウエアを揃え、道具をザックに詰めて準備万端で就寝。今朝は6時の目覚ましできっちり起きた。そしてそのまま寝た。山へ行きたくない。どう考えても今起きて山へ行く気がしない。
「(山へ行きたいのに行きたくない)」
「(本当は登山なんか嫌いなんじゃないのか?)」
「(親も心配するし〜)」
「(私に合っているのはヨガと読書の生活なんやわ)」
「(マジで登山すると太腿太くなるし)」
「(でもあの集めた登山道具どうすんねん)」
「(あ〜でも登山をもう一度趣味にしたいんだよな〜)」
「(でも行くって決めてたのに行かないのは何か恥ずかしい)」
「(いやそんな恥ずかしいとか恥ずかしくないとか全部自分の中の話やし)」
「(要は自分が納得していればいいのよ)」
部屋の登山グッズ棚から目をそらし、googleに相談してみる「やりたいこと やりたくない」。そんなことを相談されてもgoogleも困るだろうし、「やりたいけどやりたくないと思う事は永遠にやらなくて良いんですよ」っていう答えを期待してたんだけど、googleはカントの引用とかいうあさっての方向の回答を持ってくるし…そんな高尚な回答求めてないんだよ!欲しいのは同調だ同調!承認欲求をgoogleに補ってもらえないまま2度寝をキメた。
その後8時に再度起床。押し寄せる自己嫌悪に目をそらしつつ、心の中でまた怒涛の言い訳が始まる。
「なぁ〜〜〜〜にがヨガだ!ヨガスタジオの他の生徒や先生との距離感に馴染めず、トドメの先生の家でのインド人を招いてカレーワークショップ(ほぼ全員強制参加)をバックれてスタジオ辞めただろうが!」
階下に降りると父親に「あれ?行かなかったの?」と言われて余計に「ウッ」となってしまう。結局そのあと急に行く気になって、いそいそと準備して御在所岳へ出かけた。
今日は出かけることができたけれど、出かけられない日もある。たぶんこういうとき8割くらいの人は頑張って起きて行くことができるんだと思う。でも私はそういう時に「よし、止めよう」と反対方向へハンドルを思いっきり切ってしまうことがある。そしてそのことを割と恥ずかしいと思っている。昨年は奥穂高岳へ行こうとして2回予約を取って2回キャンセルした。その度死ぬほど自分への言い訳を考えた。とにかく何に関しても誰にする必要があるのかわからない言い訳を考える癖がある。「行きたくなかったから行かなかった」で良いではないか。でも、2度寝した後、結局後悔してしまうことが多い。決めたことをできなかった、それで自信がなくなっていく。だからきっと言い訳を考えまくってしまうんだろう。
こういうことを何度かしている内に「本当に私は登山が好きなのか?」という気持ちになってくる。昔知り合いに「登山の何が好きなの」と聞かれたことがある。

知「登山の何が好きなの」
私「下る時にア〜もう登らなくていいんや〜っていう時と、帰り道のサービスエリアとか道の駅で思いっきりジャンクな物を食べる時と、あと帰って布団に入ってア〜〜〜〜〜ってなる時」
知「登るのが好きじゃないの?」
私「うーん嫌い」

嫌いなのだ。
登るのが大嫌い。でも登るのは登山の最初だから、帰りの車に到着することには上りのしんどかったことをほぼ忘れていて、サービスエリアでコロッケ食べてるときはもう完全に忘れている。だから「登山が好き」だと思ってしまう。
今日だって御在所岳から降りてきてから、駐車場でバーナーを出して昼食を食べてたら超ゴキゲンになってしまった。
「それなら別に登山じゃなくてキャンプとかドライブがてらにどこかへ行って外で食事するとかで良いのでは?」と思った事もあって、実際に日光へ行ってやってみたことがあるけれど、白根山へ登る登山客が気になって気になって、全然楽しめなかった。「私だってやろうと思えば登れるのに(?)」みたいな気持ちになってしまった。これが上高地だったら多分発狂していたと思う。もはや「登山が好き」と言うにはちょっとこじれすぎていて、「登山をやらないと気がすまない」という感じなんだけど、これは「登山が好き」と言えるんだろうか。それに私は山に登らないと自分に価値がないとでも思っているのか?
登ることが好きではないにしろ、下山も下山後も山の道具を揃えるのも山の本を読むのも大好きだから「山登りが好きです」って言いたいのに、どうしても恥ずかしさとか、登れない日もあることが引け目になって、「私程度の気持ちの者が趣味を登山として言うのはおかしくないか?」みたいな気持ちで「山登りが好きです」と素直に言うことができない。周囲の登山好きの人に対して自分が劣っている気がしてしまう。私が山小屋に泊まれなかったり、単独を好んでやっているのも、理由はそのあたりにある気がする。そもそも登山が好きなことに関して自分が「劣っている」っていう考え方は一体何なんだろう…めっちゃ面倒臭いな…。
登山を始めた頃、一体どういう考え方で始めたんだっただろうか。もっと素直に目標となる山を決めて、そこへ行くにはどうしたら良いかを考えていた気がする。(でも登りはたぶん最初から大嫌いだった)
という事を、今日御在所ですれ違ったチョ〜〜〜サワヤカな2人組の山ガールを見てからずっと考えていた。ア〜〜〜ア〜〜〜あの子たちはきっと素直に「登山大好きです!」って言えるし(妄想)山頂の記念写真をinstagramに上げたりしちゃうんだろうな〜〜〜(妄想)ア〜〜〜!!!

「登山が好き」と無邪気に言えない自分への自信の無さ&常に人の目(妄想)が気になっていることで生きにくいという話でした。気が済むまで登るしかないのか。
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