今までは、丹沢の知っているエリアや、単純に尾根筋を登っていたので、
特に地図は必要なかった。でも、知らないところを行くには、
やはり地図が無いと無理。ということで、山で使える地図について調べてみた。
まずは、オリエンテーリングの地図と登山をするときの地図は、
根本的に異なりますね。
オリエンテーリングの地図は、走る上でチェックポイントになる
地表の特徴物がすべて記載されているので、
すなわち、小道、小径や植生の違い(走れるか、走れないか等)、
岩、崖、穴、凹地、こぶ、尾根、沢、祠、炭焼き釜跡など。
URLは、2005年の日本開催の世界選手権のOLマップ。
http://tero1.free.fr/cartes/woc/woc2005-longf.jpg
URLは、同じエリアの国土地理院の地図。
http://portal.cyberjapan.jp/denshi/opencjapan.cgi?x=137.409167&y=34.976138&s=10000
したがって、森の中に入っていっても特徴物を確認して進めば、
目標地点まに到達出来るんですよね。
しかし、登山の地図は、基本は国土地理院の2万5000分の1の
地図がベースで、色々な地図が発行されているが、
登山道は、すべて国土地理院の2万5000分の1を
元に記載されているので、大元が間違っていると、それをベースに
している地図も全部間違うことになってます。
特に登山口とか稜線から下りるところとかは、かなり不正確。
多分、昔はそのような道があり、その後変わったとか、
航空写真では不明朗でだった等があるのかもしれない。
また、当然地図に記載されている特徴物は、道も小道までしか記載が
ないし、植生はなし、岩、崖も大きなものだけ。
なので、信頼できるのは、等高線のみ。ただし、大きな等高線だけど。
オリエンテーリングで使う小さな尾根、沢は、表現されていない。
まあ、航空写真には森の中なので写らないんだろいけどね。
ということで、知らない山をトレイルランする時は、どうするか?
まず、市販の「山と高原地図」も国土地理院の2万5000分の1が
ベース。さらに、等高線が見難い。道も適当に修正してある。
これは、あくまでもある地点とある地点の所要時間を見るためだけのものですね。
ということで、信頼できる地図は、やはり国土地理院の2万5000分の1
しかない。でも、道は信頼できないので、等高線を中心に大きな範囲を
イメージして、大きな特徴物(尾根、沢、鞍部、ピーク)を繋ぎながら
進むしかないですね。
すなわち、今いるところから、斜面に沿って北東に500m進んで行くと、
大きな稜線に出て、それを東に300m緩やかに下ると、
稜線の左側を下り、100m下って鞍部に出て、そのまま直進して、
尾根を登って行く。尾根のピークで、尾根が二俣に分かれているので、
ここでコンパスで確認し、右側の尾根を下りていく。
ここで途中の小さな沢や尾根、道の曲がりなどは、無視して
あくまでも大きな特徴物まで方向と距離を確認して進むしかないですね。
というような、ルートを地図から読み取り、立体化して頭の中で映像を作って
その映像と、目の前にある地形を照らし合わせながら進むしかないですね。
まあ、オリエンテーリングでやっているそのものですが。。。
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