「原始ケ原（湿原）」は大雪山系十勝連峰の南西端に位置し、富良野岳の南麓緩斜面、海抜１，０００ｍ〜１，３００ｍに発達した湿原です。湿原内はヌマガヤ、ミヤマイヌハナヒゲ、チングルマ、ヤチカワズスゲ、ワタミズゴケなどが優勢で、東北地方の多雪山地の湿原景観に類以しています。また、湿原周辺はアカエゾマツ林が発達しています。面積は１１５ｈａ、大雪山国立公園に指定され、国指定大雪山鳥獣保護区にもなっています。「原始ヶ原登山口」から「林間コース」又は「滝巡りコース」を使って湿原へ行きますが、２０１２年１１月現在、「滝巡りコース」は橋崩壊と落石で使用禁止です。ご注意下さい。