城山〜大楢峠〜御岳山(裏参道を歩く)


- GPS
- 05:25
- 距離
- 12.3km
- 登り
- 1,167m
- 下り
- 1,199m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
帰り:御岳登山鉄道(リフト)〜JR青梅線・古里駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
越沢は林道工事で9月から来年3月まで通行止め。城山経由大楢峠へ迂回路を行くことになりました。 |
その他周辺情報 | 展望食堂および富士峰軒で一服 |
写真
装備
個人装備 |
雨具(レインウェア)
飲料
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感想
奥多摩町にある青梅線沿いの鳩ノ巣駅に降りました。
「鳩ノ巣」の名の由来を調べてみると、江戸時代の明暦の大火(振袖火事)によって消失した江戸の町を復興するために必要な木材を、奥多摩の山から切り出して運ぶ際、多摩川で運搬するため、多摩川べりに数々の飯場小屋(人夫の宿泊所)があった頃、この辺りの飯場小屋近くの玉川水神社の森に、ある日つがいの鳩が巣を作り、その仲睦まじい様子から、霊長として愛護されるようになったのが地名となったそうです。
木造の駅舎を出ると、限りない朝陽の光が降り注ぎます。あまりの光力に、写真も白くぼやけてしまうほど。晴天の爽やかな朝です。
早速、青梅街道から雲仙橋へ向かい、周辺一のスポットである鳩ノ巣渓谷を眺めます。絵のような風景。まさに絶景です。紅葉もちょうど見ごろの始まりでしょうか。
橋を渡り、坂下集落を道なりに進むと、突き当たりのT字路が棚澤第二ポンプ所で、ここが登山口です。植林で薄暗い林道を歩いていると、遠く青梅線が鉄橋を渡る音が聞こえてきます。林を抜けると最初の休憩所があり、寸庭橋経由で古里駅に出る分岐があります。この先を行くと、越沢キャンプ場やバットレス(フリークライミング場)の入口です。すると指示板が現れました。林道工事で通行止めのため、迂回路を行くようにと書いてあります。工事は9月から始まり来年の3月までとなっていました。またしても予習が足りませんでした...。ビジターセンターのwebサイトをチェックすべきでした。城山経由で大楢峠へ向かいます。
東京電力立川支社の奥多摩線No.6鉄塔をくぐり、鬱蒼とした暗い森に入って行きます。道に泥濘の箇所があり、先頭を行くO島部長が滑って尻餅をつき、泥に汚れたので癇癪を起こし、ぷいっとふくれて、ぐいぐいスピードを上げて先へ行ってしまいます。城山は急勾配なので、巻き道があるのですが、あまり足跡もないような直登ルートを一気に登ります。最近身体の鈍りがひどいO島部長にとっては、いいトレーニングになりました。
城山山頂(759.8m)に到着。針葉樹林に囲まれて展望はありません。尾根をしばらく行くと、鞍部へ出ました。ここが大楢峠になります。コナラの巨樹は無残に倒れていました。
峠からは広葉樹が徐々に増え始め、鍋割山北尾根の山裾を巻くように登って行く道は、緩やかで歩き心地がよく、沢の瀬音が聞こえ、たくさんの種類の雑木が生え、紅葉に陽光が照らされると、まるでステンドグラスのような美しさを醸し出してくれます。少し足取りを緩めて、自然の美しさを堪能します。
御岳に着くと宿坊街に出ました。観光客が混ざり一気に人が増えました。ビジターセンターの先を、富士峰園地方面に左折して登って行くと、リフト展望台があります。1階が展望食堂で、2階は写真展が開催されていました。展望台からは都心が見渡せます。食堂で生ビールと煮込みでひと休みします。休憩後はそのままリフトで御岳山駅へ降り、茶屋・富士峰軒でけんちんうどんを食べました。
下りは大塚山を巻いて一気に古里駅へ。しっかりと秋を楽しんだ登山でした...。
〔感想〕
裏参道を初めて歩きました。
越沢コースは通れなかったので分かりませんが、大楢峠から御岳山までの巻き道は最高でした。雑木の紅葉、特にブナ系の黄色が個人的には好きです。
晴天でぽかぽかと温かい今回のような日は、山ごはんをやればよかったと、若干後悔しました...。
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