白山 百四丈滝・氷壺の始まり 虹は出ず オマケで天池
- GPS
- 10:12
- 距離
- 20.4km
- 登り
- 1,989m
- 下り
- 1,983m
コースタイム
- 山行
- 7:57
- 休憩
- 2:14
- 合計
- 10:11
天候 | 快晴、微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 一里野温泉がすぐそこ |
写真
感想
12月の百四丈滝を拝みに加賀禅定道を歩いてきました。
穏やかな快晴と絶好のコンディション、こんな日はそうそうありません。雪の加賀禅定道を歩けるというだけで幸せです。
朝、まだ暗いうちに岩間線ゲート前に着くと一台の車が。まさか、この時期に歩くなんて人はいないよね・・・と思いながら10分仮眠してから準備して出発します。
ハライ谷登山口までは歩いて10分ほど、チャリを動員するほどでもないです。路面も凍結しておらず、ウォーミングアップには最適です。
登山口からしばらくは雪がありませんが、標高900mあたりから次第に雪が増えて来ました。すると動物の足跡に混じって人間の足跡が。まさか先ほどの車の方?足跡は登りだけ。再氷結して固くなっているので今朝の足跡ではない・・・うーん、楽々新道周回?そうすると、もうメンバーは読めていて、物好きなSさんかNさんとKさんのペアか、別のSさんかKさんか、はたまた私を追いかけるためにMさんか・・・と想像しながら歩きます。
途中からしっかりした雪となり、滑るとロスするので檜新宮でアイゼン(12本爪)を装着しました。この食いつき感はたまりません。歩くスピードが上がりますが、足元が重く負担が増えます。
しかり場分岐でルートが合流し、稜線沿いルートも雪が少し少ないくらいで、急なアップダウンが多いのでアイゼンがあると安心です。ただ南向き斜面で雪がなくなっているところは歩きにくいので一長一短です。
このくらいの雪なら夏道と同じペースが歩けるかと思いましたがそんなことはなくやはり20%くらい時間が余計にかかります。足が重いですし、装備も重いので致し方ないところです。
そんなこんなで奥長倉避難小屋に到着。おっと入口が開けっ放しになっていて、誰ですかそのまま帰ったのは〜と閉めに行こうとしたら中に人が。それが実はsouさんでした。やっぱり、12月にこんなとこ歩く物好きはもう面が割れている(笑)・・・と言いつつsouさんとは初対面。これでまた白山界隈のドMな方とお会いすることができました。
souさんは前日入りで小屋泊まり、今朝天池まで行かれて戻って来たところとのこと。私はこれからなので会話もそこそこに先を急がせていただきました。
奥長倉山から少し下った後は美女坂の洗礼です。もっとも長坂の方がハードなので、美女坂は急登というだけで?通過点のような存在・・・なんて言ったら怒られますね。
さすがに雪の美女坂はなかなかハード、なんとか美女坂の頭に到着し、そこから積雪量が増えてアイゼン歩行でズボっと足を取られることがあります。せっかく持って来た普段使わないスノーシュー使えばよかったかも。
意外と長い百四丈滝までの歩行、夏以来の滝です。氷壺が出来始める時の滝を見るために、御前峰の山スキーを候補から落として向かったわけですから、迫力こそありませんがその神秘的な眺めにうっとり。ただまだ滝には太陽の光が当たってません。あれば午後1時くらいからなので、先に天池に行くことにします。
天池はしっかり凍っており、天池スケートリンクといった様相でした。スキー板持って来てたら天池でスキーのエッジ効かせて滑走〜なんてことはしませんが、アイススケートを趣味にされているドMで物好きな方はいかがでしょうか(笑)
天池は見たら終わりなので、早々に百四丈滝に戻ります。
滝にはまだ太陽の光が当たっていません。まだお昼前なので、ここで休憩がてら粘ることにしました。
だいたい12:45くらいから太陽の光が当たり始めます。しかしそれだけでは虹は出ません。粘って13:10くらいでも上部に1/5くらい、水しぶきが出ないせいかやっぱり虹は出ません。
12月ではどうしても太陽の角度が低く、これ以上粘っても虹には出会えそうにないので諦めて下山することにしました。遅くなるとまたヘッデン下山になりますから急ぎます。
奥長倉避難小屋にはもう誰もいませんでした。そのままペースを上げて下山し、しかり場分岐で分岐したところで15時、百四丈滝のチラ見スポットで見るともう上部にも太陽が当たっておらず、あれ以上粘っても仕方ないことがわかります。
あとは雪と落ち葉と粘土質の滑りやすい登山道をスキーのように滑りながら歩き、滝から3時間で下山しました。もちろん急性筋肉痛です(笑)
念願だった百四丈滝と虹のコラボはまた春にお預けですが、今年は4回も滝を見てしまいました。雪のない時に行くのと雪のある時に行くのではそのハードさが大きく違います。やっぱり百四丈滝の氷壺というのは特別な存在なんだなぁ、その存在を知って近くで拝めるなんて超贅沢なことだなぁと改めて思わされた、ここ最近で最もハードで最も充実した山行でした。
コメント
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momochannさん、こんばんは。
いやー、この時期の白山は人間模様が面白いですね。
足跡があったり車があったりするだけで誰が登ってるのかあらかた読めますからね(笑)
加賀禅定道へ行けばsouさんが、御前峰に来ていただければ僕が出迎えてましたよ
逃げ道はありません。いや、中宮道あたりどうぞ(笑)
天池スケートリンク、いいですね。
今度スケート靴持って行ってみようかな(実はホッケーの靴持ってたり)
そんな余裕ないかもしれませんが^^;
長坂、雪の量はそこそこですが、コンディションは悪そうですね
確かに初心者向け推理小説みたいですね
そのうち、足跡の登山靴のパターンで誰のかが読めたりして(笑)
覚える数が少ないのですぐに暗記できるかも?
山スキーの場合はストックのバスケットの形か、クトーの歯の形で
今週来週と降りそうなので、そろそろ本格的にシーズン入りでしょうか。やっぱり駐車地からいきなりスキー履いて歩きたいものです
なるほど、お椀形成し始めた百四丈の滝見に来られたんですね。
僕は滝もいいですが、天池と四塚山の風景の方がメインでした。(逆光でさっぱりでしたが(笑)
しかし、流石に歩くの早いですね〜
春の残雪期の加賀禅定道で、またお会いしそうですね
souさんおはようございます!
こちらにもコメントありがとうございます
天池の四塚山の景色も素晴らしいですもんね〜もう少ししたら天池も完全に雪の下になりますからいいタイミングでしたね
歩くペース・・・ヤマレコのコースタイム比率、加賀禅定道のコースタイムってどうなってるんでしょうね〜今回ものすごく頑張って1.0〜1.1倍って
もしかしたら次は中宮道かも知れませんよ
momothannさん、こんばんは(^。^)
御前峰の山スキー捨ててまで百四丈ノ滝ですか?やっぱり普通じゃないですね(汗)
細かいツッコミで申し訳ないですが10分の仮眠って意味あるんですか???
それとスノーシュー!先日sanchanさん持ってるのにビックリしてましたが(私もですが)momothannさんも持ってるんですね!
来年入ってからも月イチ氷壺偵察お願いします♪そして一番イイ状態になったら前回同様momothannさんのトレース泥棒して私も見に行こうかな(爆)
※この日に帰って翌日3時起床で奈良の山って・・・もう◯態通り越して理解不能です( ̄▽ ̄;)
kabukiyaさんこんばんは!
キノコ山行でないのに食いついていただいてありがとうございます
10分の仮眠、道中眠くなるとパーキングで10分仮眠をよくやるのですが、10分寝ると2時間くらい大丈夫です。登山開始直前の仮眠に意味があったかどうかは分かりませんが
スノーシューは今まで2回だけ履いたことがありますよ(笑)
たまに貸し出しすることがあるのですが、よっぽどそっちの方が回数が多いです(笑)
百四丈滝、毎週末に行ったら年間52回行けるなぁって今晩思ってました
さすがにそれはあまりにも変態すぎるので、月1はやってみたいですね。月刊百四丈滝、創刊号は2017年1月発売!
最大の問題は2月号です・・・難易度高すぎ〜誰か一緒に行きません?ヤマレコ初の2月の百四丈滝レコを
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