記録ID: 102133
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積雪期ピークハント/縦走
大山・蒜山
伯耆大山(冬山・夏道〜弥山往復)
2011年03月06日(日) [日帰り]
0kiraku
その他20人
- GPS
- 04:30
- 距離
- 6.3km
- 登り
- 933m
- 下り
- 936m
コースタイム
8:30・・・とやま旅館発
9:40・・・5合目
11:05・・・弥山頂上着
11:10・・・弥山頂上発
13:00・・・とやま旅館着(昼食はカレーライス)
9:40・・・5合目
11:05・・・弥山頂上着
11:10・・・弥山頂上発
13:00・・・とやま旅館着(昼食はカレーライス)
天候 | 曇り(時折風雪) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
大山寺に向かう車の中から見上げると、大山は7合目付近から雲の中。 平地で時折小雨。 気温はやや高めですが、一般的に標高100m毎に0.6℃下がります。 8時過ぎの大山寺は、融けた水が凍って滑りやすくなっていました。 南光河原駐車場から車道を少し桝水方面に向かうとショートカットの登山道があるのですが、まだまだ深い雪に隠されて誰も利用していません。 正規の登山口(下山駐車場の大山寺寄り)から登ります。 5合目までトレースはしっかりしており、つぼ足になることはほとんど無し。 2合目でアイゼン装着。 *素手でアイゼン装着するのは簡単ですが、一度手が冷えると簡単には暖かくなりません。グローブを着けたままでアイゼン装着が雪山の基本です。 しっかり練習して本番に備えてください。 アイゼン装着すると、雪面にしっかり刃が食込んで安心して登攀を続ける。 5合目で小休憩。 21人の大所帯で、最高齢は70歳?です。(この方はベテランで遅れることは少ないです) いつも遅れる人が、いつものとおり遅れてサブリーダーが付き添い。 と、ここまではそれほどリスクは高くないですが、6合目から先は、引き返す判断をしっかりもって望まなければ、わずか1700mの山でも、日本海からの季節風の影響が大きく、冬場は3000m級の山に匹敵します。 5合目までは森林地帯ですが、今日はそこそこの風が吹いており、上はもっと強風の可能性があり場合によっては撤退も有り。 元谷方面は雪が深くて、尻セードはもちろん下山するのは困難な様子なので、ピストンに決定。 6合目には避難小屋があるのですが、その付近は真っ白な世界に覆われて、小屋も雪に埋もれて見えません。 右手からの風雪でまつげが凍る。 トレースはしっかり有りますが、ホワイトアウト一歩手前(視界20mほどでしょうか)で、足元が周りの白い景観に染まりつつあり見えにくい。 草鳴社ケルン手前で横殴りの風雪が一時的に弱くなる。 気象条件が悪ければ、撤退するなら6合目かこのケルンが目安でしょう。 これより先は、風が強くなり、引き返すのが難しくなります。 特に頂上大地でホワイトアウトになると、ルートを誤り元谷方面へ滑落したり、台地を彷徨ったり、しまいには自分が登ってるのか下ってるのかわからなくなることも。 しかし、今日は風速15m位?(耐風姿勢必要なし)で、雪が横殴りで襲い掛かってきますが、遭難防止協会(うちのメンバー内にも居ます)が設置してくれたポールが、視界から途切れることなく見えて進めるので、最終的に頂上へたどり着きました。 往復する間、30名くらいの岳人とすれちがいました。 中には、4・5歳くらいの子供が登ってきたのにはビックリ(もちろん親同伴) 頂上も風が強く、避難小屋も雪に埋もれそそくさ撤収。 9合目付近で遅れてた人たちを回収し、風の収まるケルン付近で小休憩の予定。 しかし、メンバーの一人が、転倒してポールで耳を負傷。おまけにメガネが凍結して目が見えにくくなり歩行に障害発生。 アイゼンが新品の靴に合わせてなくて、緩んでいたのが転倒の原因のようです。 サブリーダーの一人が負傷者の先頭を歩き、もう一人のサブリーダーと私が負傷者の後方からアイザイレン。 今回は冬山初心者が5・6人居たので、リーダーは休憩ポイントを指定して先の降り、我々はゆっくりペースで下山。 5合目の休憩ポイントでは、それまでの悪天候がうそのように静まり、また負傷者のメガネも気温の上昇に伴って凍結することがなくなり、少しペースを上げて無事に下山。 登山口に下りてみると、一人見当たりません。 いつも遅れる(マイペース)のあの女史。 昨夜深酒したらしいとの話。 待つこと10分。他のグループと共に降りてきました。 おかわり自由のカレーライスと、おかわり3杯までのコーヒーを頂いた後、集合写真撮影で大山を後にしました。 ■とやま旅館 http://www2.sanmedia.or.jp/toyama/ ■よなご山荘 http://www2.ocn.ne.jp/~sansou/ ■大山町観光サイト(D-CULB) http://www.daisen.gr.jp/ *冬山登山は、雪の無い時期から通ってその山を熟知すること。 そして装備を万全に整え、天候判断を誤らずに撤退を躊躇しないこと。 きちんと基本を教わって、経験(判断)を積み重ねることで、遭難へのリスクが軽減されて雪山を楽しめるのではと思います。 |
写真
撮影機器:
感想
3ヶ月ぶりの大山登山。
昨年の今頃の大山は、残雪登山に勤しんでましたが、今年はまだ厳冬期の冬山です。
次回は天候の良いときに登りたいですね。
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