被災地の一日も早い復興を…復興の街神戸を見ながらトレイルラン。
- GPS
- 05:35
- 距離
- 18.6km
- 登り
- 1,299m
- 下り
- 1,283m
コースタイム
*今回はトレイルランなのでこのコースタイムは参考にはなりません。
あくまで参考に一般的なコースタイムは芦屋川駅(←0:35→)高座の滝(←0:30、0:40→)風吹岩(←0:40、0:50→)雨ヶ峠(←0:35、0:45→)六甲最高峰(一軒茶屋〜六甲最高峰は0.3k、片道5分)(←1:00→)大谷乗越(←1:10→)塩尾寺(←1:00、0:40→宝塚)5時間40分程度
天候 | 曇り時々晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2011年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
【復路】阪急 宝塚駅 宝塚南口も距離的に変わらないが宝塚駅の方が飲食店は多い。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・前半は、六甲山頂へのダイヤモンド・ルートとして、六甲山頂よりは『六甲全山縦走路』として整備され、標識も多く登山者も多いため、迷うことはまずない。 ・ロックガーデンの一部、山頂から大平山までの前半、塩尾寺までの下り等、滑りやすく急な道があるので慎重に通過する必要あり。 ・山頂から魚屋道(約4k)下れば、有馬温泉。宝塚周辺にも宝塚温泉がある。 ・高座の滝周辺、山頂周辺に茶屋あり、うどん等の軽食なども食べることができる。お菓子は200円均一。宝塚周辺には飲食店多数。 ・トイレは駅周辺の他は高座の滝、塩尾寺、一軒茶屋しかなかった。 ・登山ポストは高座の滝ゲート近くにあり。 |
写真
感想
東北地方や関東地方や地震や洪水の影響で未だに大変な状況である。自分にできることはせいぜい義援金に協力させてもらったり、知人の無事を確認するために情報を集めたりすることだけ…。なんとなくもどかしさが残る。
そんな時、朝刊の小さな記事で海外でプレイしている有名なサッカー選手が喪章をつけて、被災地の人に「少しでも自分の元気を…。」というコメントが載せられていた。これだ!…と思い、わざと上下黒のウェアで十数年前に同じように大地震から復興した神戸が一望できるハイキングコースをトレイルランすることで、被災地の方に少しでも自分の元気が届くようにと思いつつ家をでた。
コースは当然神戸が望めるところがいい…ということで芦屋川から風吹岩、そして、雨ヶ峠をへて六甲山頂へ登り、その途中で神戸の写真を撮る。そのあとは東六甲縦走路をただひたすら宝塚へというプランである。
芦屋川から高級住宅街の急坂をしばらく登れば、高座の滝に向かう道路にでる。そのつきあたりのゲートのように立っている茶屋の横を抜ければ、高座の滝はすぐ。ここには藤木久三氏のレリーフもあり、ちょっとしたスペースが、山歩きの準備を始める場所として適当だ。左横の階段道がロックガーデンの入口。よく整備はされているものの、すべりやすい岩が連続してでてくる。ときおり三点確保必要な場所もあるが、思うほど危険は少ない。ただ、トレイルランとしては当然不向きで、ただ急坂をひたすら攀じ登り続けることになる。神戸方面の展望が開け始めると、まもなく風吹岩に着く。
さあ、トレイルランの開始だ。といっても、まだまだ急な登りが続くので、『快速登山』と言った方があっているのかも。なだらかな登りや下りの部分のみジョギングでつなぎ、雨ヶ峠までコースタイム1時間のところを30分強で辿りつくことができた。
ここからは比較的快適なアップダウンが増えてくるが、結構厳しい。。本庄橋跡は今は味気ない木の橋が架けられている。いくつかの小川のようなものを横切り、最後の急登を一気に登れば1軒茶屋の建物が見えてくる。山頂はそこから0.3k。走れば5分程度で着く。3時間のコースタイムを1時間近く短縮した。
大昔は米軍の巨大なパラボラアンテナが山頂付近を占拠していたが、今は撤去され、代わりに何かの電波中継所の建物があった。山頂付近はちょっとした広場になっており、多くの小学生が弁当を広げていた。自分たちもここで昼食休憩。
さて、これからどうしようか。予定では宝塚のロングトレイルだが、疲労の表情が見えだしたtuyoponnに合わせると、魚屋道を下って有馬に降りた方が良い。ゆっくり下っても4k、1時間足らず。ただ今日のtuyoponn何故か強固に「宝塚に行く!」マジすか〜?
ちょっと不安を残しつつ、六甲全山縦走路の指導標に従い、東六甲縦走路を宝塚へ急ぎ足で向かうことにする。ちょうどこの日、六甲全山縦走大会が行われており、トップ(と思われる)人の背中を見送りつつ、ゆっくりとジョギングする。このあたりはゆるやかなアップダウンが続いて、快適にトレイルランが楽しめる。
船坂峠のチェックポイントの人としばらく雑談。「昔、六甲タイムトライアルには出たことあるんですよ。」に「かなり、昔ですよね。知っている人、今みんな年寄り…。」当時、自分も20代だから、もう30年くらい経つのか…。
大谷乗越から塩尾寺まではまた急な下りでかなりすべりやすい。でも距離的には短く、30分もかからないので一気に下れる。塩尾寺の下に『全山縦走大会』のゴールがあり、選手にふるまわれるぜんざいの香りがお腹にくる。宝塚の駅まで残すは舗装路を3k、途中の公園で着替えをして、駅前で甘いものを食べることにしよう。
結局この行動が何の役になったのかは疑問だが、自分の元気が時空を超えて、被災地の人に少しでも届いたら…と祈らずにいられない。そしてこの神戸のように一日も早い復興を果たすために…。
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