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記録ID: 1030769
全員に公開
ハイキング
中央アルプス

木曽駒ヶ岳の雪煙

2016年12月24日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:53
距離
4.7km
登り
536m
下り
547m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:20
休憩
0:10
合計
4:30
7:50
123
9:53
9:56
5
10:01
10:01
16
10:17
10:17
6
10:23
10:23
19
10:42
10:48
10
10:58
10:58
11
11:09
11:09
23
11:32
11:32
6
11:38
11:39
41
12:20
12:20
0
12:20
ゴール地点
天候 晴れ 朝のうち風強し
過去天気図(気象庁) 2016年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
バス
駒ヶ根駅〜しらび平 片道 ¥1,030
ロープウェイ
しらび平〜千畳敷 往復 ¥2,260
コース状況/
危険箇所等
降雪直後の朝一番だったためトレースがありませんでした。
一部ルートから外れているのはその為です。
技術的には特に難しいところはありませんが、乗越浄土までの急斜面は凍結していると厄介です。
それから他の雪山初級レベルの山と比較した場合に雪崩のリスクが高くなります。
その他周辺情報 ホテル千畳敷 1泊2食 ¥11,800
「ホテル」だけあって、一般的な山小屋とは一線を画します。
アットホーム的な雰囲気はありませんが、美味しい料理とお風呂と個室に大満足でした。
ロープウェイに乗ってホテル千畳敷にやってきました
1
ロープウェイに乗ってホテル千畳敷にやってきました
駒ケ岳神社に安全を祈願します
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駒ケ岳神社に安全を祈願します
翌朝一番に歩き始めます
1
翌朝一番に歩き始めます
雪原に私がつけた一本のトレース
ただ、ルート間違いをしていました
4
雪原に私がつけた一本のトレース
ただ、ルート間違いをしていました
気を取り直して「二番隊」の皆様を追いかけます
このあと「二番隊」の皆様は撤退されてしまいます
「頑張ってください!」と声を掛けて頂きました
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気を取り直して「二番隊」の皆様を追いかけます
このあと「二番隊」の皆様は撤退されてしまいます
「頑張ってください!」と声を掛けて頂きました
悪戦苦闘の末に乗越浄土に一番乗りです
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悪戦苦闘の末に乗越浄土に一番乗りです
振り返って宝剣岳を眺めます
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振り返って宝剣岳を眺めます
こちらが目指す木曽駒ケ岳です
5
こちらが目指す木曽駒ケ岳です
駒ケ岳のてっぺんにも一番乗りです
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駒ケ岳のてっぺんにも一番乗りです
こっちの神社にも安全祈願です
とにかく神頼みなのです
それにしてもすごい風です
風で飛ばされる雪が写真にしっかり写っています
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こっちの神社にも安全祈願です
とにかく神頼みなのです
それにしてもすごい風です
風で飛ばされる雪が写真にしっかり写っています
山頂からの景色です
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山頂からの景色です
あちらは馬の背の方角です
今日は行けませんが…
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あちらは馬の背の方角です
今日は行けませんが…
途中、中岳を登り返します
2
途中、中岳を登り返します
宝剣岳の近くまで戻ってきてまじまじと眺めます
かっこいいですね
10
宝剣岳の近くまで戻ってきてまじまじと眺めます
かっこいいですね
乗越浄土まで戻って斜面を見下ろします
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乗越浄土まで戻って斜面を見下ろします
結構な斜面を登ってきたんですね
1
結構な斜面を登ってきたんですね
カールまで戻ってきました
あとは雪崩が起きないように祈るだけです
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カールまで戻ってきました
あとは雪崩が起きないように祈るだけです
改めて千畳敷カールを眺めます
今回も無事に下山できました!
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改めて千畳敷カールを眺めます
今回も無事に下山できました!

感想

恐れていたことが、起こってしまいました。
トレースがないのです。
昨日は夕方ロープウェイに乗ってホテル千畳敷までやって来ました。

強風の影響でロープウェイが動いてくれるかをひたすら心配していたのですが、心配するべきことは違っていたようです。

雪は夜半過ぎまで降り続いたようで、朝になってみると、真っ新な雪原が一面に広がっているのでした。

ホテルに宿泊した皆さんの出足は鈍く、私が一番に歩き始めることになってしまいました。
綺麗な雪原に最初に足跡をつけていくということについてはとても名誉なことであり、気持ちがいいのですが、しかし、どこを歩いていいのか、さっぱり分かりません。

めざす方向だけ見定めて適当に歩いていくと、遥か遠くに人影が見えてきました。
テントを張って一夜を明かしたのでしょう。
これでなんとかなると、喜び勇んでその人の方に近づいていったのですが、その人達はクライマーで一般のルートは登らないとのことでした。
よくよく話を聞いてみると、このあたりは雪崩危険地帯なので、一般ルートを登るなら着た道を戻って安全なところから登ったほうがいいと教えてくれました。

着た道を引き返してみると「ホテル宿泊者二番隊」の方々が私とは別のルートを切り開いてくれていました。
とりあえずそのトレースを頼りに「二番隊」のあとを追いました。
トレースがついているとはいえ新雪のふかふかの道に足を取られてなかなか前に進みません。
斜面が急になった辺りからとにかく風が強くなってきました。

そんなこんなしているうち有ろう事か「二番隊」の皆さんは引き返してくるではありませんか!
強風を理由に撤退を決めたようです。
これで先頭は再び私になってしまいました。
登る斜面もわからずあまりにも強い風に私も「撤退」の二文字が頭を過りました。
いや、撤退するつもりでいたのですが、せめてこの斜面を登りきってみよう、そうすれば何かか変わるかもしれない!と、とりあえず目の前の斜面を無我夢中に登っていくのでした。

こんなことが前にもあったなぁ。
そう唐松岳に登った時と同じ感じでした。
あの時も諦めず少しずつ進んだ結果、登頂することができたのでした。
その唐松岳に挑んだ時のイメージで「撤退」はいつでもできるから、少しずつ、もう少しだけ、と少しずつ登っていきました。

斜面を登りきったところは乗越浄土でした。
で、登りきってみると、何かが変わりました。
進むべき道が手に取るようにわかるのです。
相変わらす強い風は吹いていますが、先ほどまでの斜面を吹き下ろす風とは明らかに違っています。

先ほどまでの「撤退」の二文字はどこかにふっ飛んで、一気にテンションあがりまくりです。

乗越浄土からは特に問題なくこの日一番(たぶん)に山頂までやって来ることができました。

着た道を引き返して乗越浄土に着いた頃には強い風もおさまったようでした。
登っている時はよくわかりませんでしたが、
上から覗きこんでみると、結構な斜面を登っていたのですね。
自分でもよく登ったもんだと感心せざるを得ませんでした。

今回も曲がりなりにもなんとか無事に登頂することができました。

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コメント

ゲスト
拍手!喝采!
中央アルプスは何度も(4回)登っていますが夏山と秋山です。
南駒ケ岳までの縦走や三の沢岳などにも登りました。

雪の宝剣岳、素晴らしいですね。

強風の中ノートレースで頑張った のは凄いです。
勇気に拍手
2016/12/27 17:06
Re: 拍手!喝采!
OBABA様、こんばんは!
コメントありがとうございます。

木曽駒なんて、余裕だよ!
と、なめていましたが、いやいや何の、
正直手強かったですね。

それでも、今までの経験があったからこそ
登頂できたと思います。

経験は財産ですね。
2016/12/28 21:41
勇気
それにしても撤退には勇気が要ります。
勇気を持って山行して下さいませ。(*・ω・)ノ
2017/1/29 9:52
軟弱
軟弱者の私には撤退なんてできません!
2017/2/18 12:42
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