記録ID: 103090
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ハイキング
奥多摩・高尾
東京電力送電線 新秩父線44号鉄塔 新秩父線45号鉄塔 新秩父線46号鉄塔 「新秩父線シリーズ」 川苔山(川乗山)周辺 奥多摩バリエーションルート [東京都西多摩郡奥多摩町]
2011年01月02日(日) [日帰り]
- GPS
- --:--
- 距離
- 5.4km
- 登り
- 689m
- 下り
- 679m
コースタイム
大丹波林道44号鉄塔入口(東電黄色杭、35.856486,139.142111)06:24 - 06:28大丹波川(丸太橋)06:28 - 07:12 44号鉄塔(35.854122,139.136722)07:17 - 07:43 45号鉄塔(35.854752,139.132861)07:55 - 1002m地点(35.852027,139.130528) - 08:40 1168m地点(35.851351,139.123694)08:45 - 09:15 46号鉄塔(35.855811,139.1265)09:23 - 09:24尾根から右に折れる地点(東電黄色杭)09:24 - 09:46沢最上部(九十九折の終り、東電黄色杭、 推定35.856959,139.129139)09:46 - 10:07大丹波川(丸太橋 35.858986,139.13225)10:07 - 10:08踊平と大丹波林道を結ぶ登山道(T字)10:08 - 10:10大丹波林道(35.859527,139.133361)10:12 - 10:26大丹波林道44号鉄塔入口
※時刻以外の数値は緯度経度(十進法表示)です。例えば"35.856486,139.142111"とGoogle mapにコピペすれば地図上に緑矢印で表示されます。
※ 緯度経度情報を含め ここに提供されている全ての情報はあくまでも参考までに提供させて頂いております。 添付のルート図は真名井北稜の概念図であり、実際の登山に利用できる精度はありません。本情報利用により如何なる不利益が生じた場合でも、著者は一切の責任を持ちません。 全ては自己責任で行動願います。
※東電黄色杭と記されている地点には東電設置の黄色い杭があり、第何号鉄塔に至るとかが書かれています。巡視ルートの順に鉄塔番号の案内が記されている様で、一般登山者はあくまでも参考に利用するのが賢明だと思います。
※時刻以外の数値は緯度経度(十進法表示)です。例えば"35.856486,139.142111"とGoogle mapにコピペすれば地図上に緑矢印で表示されます。
※ 緯度経度情報を含め ここに提供されている全ての情報はあくまでも参考までに提供させて頂いております。 添付のルート図は真名井北稜の概念図であり、実際の登山に利用できる精度はありません。本情報利用により如何なる不利益が生じた場合でも、著者は一切の責任を持ちません。 全ては自己責任で行動願います。
※東電黄色杭と記されている地点には東電設置の黄色い杭があり、第何号鉄塔に至るとかが書かれています。巡視ルートの順に鉄塔番号の案内が記されている様で、一般登山者はあくまでも参考に利用するのが賢明だと思います。
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
44号・45号への巡視路入口は、大丹波林道沿いにある、東電設置の黄杭が目印(林道終点に向かって左側)。 若干道路幅が広くなっている地点で、ここはまだ舗装区間。ここで林業作業が行われていない限り、駐車にはもってこいのスペースだ。 尚、車で入口を見落とした場合、しばらく進むと大丹波ヘリポートが現れ、道もダートになるが、そこまで行ったら行き過ぎた証拠。 入口から数分ほど斜面を下ると大丹波川を渡る。 今回のルートで多く目にした東電が巡視路に設置したと思われる橋だ。 幅は人一人分しかないが、滑り止め金網付きの手の込んだ丸太橋だ。 この先、沢から離れたら水場は期待できないので、ここで補水する。 橋を渡って左手は、大丹波川の支流(沢、名称不明)の出合いとなっており、ここからは支流を左岸沿いに進む(左岸は川下に向かって左側)。 10分もしないうちに、同じ様な橋があらわれ(ワサビ田がある)何の疑問もなく右岸に渡るが、目指す44号鉄塔は左岸上部となるので、考えてみたらおかしい。右岸沿いに登っていくが、ワサビ田の柵が邪魔してなかなか左岸へ渡れない。道もだんだん怪しくなる。やっとワサビ田が終わったので左岸に渡るが、そこにはもう獣道すらなかった。目の前は45度はあると思われる杉林の斜面。だが手入れされている林なので、藪は少なく、遥か上部に44号鉄塔が見通せた。これはもう直登しかないと覚悟し、文字通り両手両足で這い登る。高度差にして100m位登ったところで、はっきりとした踏跡が斜面を横切っていた。 ここから先は九十九折の道で斜面を登り、迷うことなく44号鉄塔に辿り着いた。 どうやら先ほどの橋は東電がワサビ業者に配慮して架けたもので、巡視路はその手前で左岸杉林斜面を登り始めていたようだ。 まだ早朝で薄暗かったこともあり私が見落としたのだ。 ここに限らず界隈の東電巡視路全般に言えるのだが、ある地点では過剰ともいえる整備(立派なステップや黄杭等)がされているのだが、肝心なところでは道が不明瞭だったり案内(黄杭)がなかったりするので注意が必要だ。 44号から45号は楽勝コースのはずなのだが、途中でまた悩まされることに。 出だしは大した斜面でもないのに立派な階段が取り付けられていたりする過剰整備ルートで、尾根一帯は木があまりなく45号は常に見えている状態であったこともありすっかり安心し、何も考えずに広い尾根伝いに登った。 途中から尾根を右にはずれ斜面をトラバースすれば、目の前のピークを巻く形で45号に辿り着けるのが明白だったのだが、トラバース区間に入ったとたん、道が不明瞭になってきたのだ。 またまた肝心なところで不親切さ炸裂のルートである。東電は登山者のために道を整備しているのではないので文句を言われても困るだろうが、実際に鉄塔管理の緒作業を行うであろう下請・孫・ひ孫受けさんのご苦労が偲ばれます(東電正社員がこんな山奥に来ることはないのでしょう)。 トラバースする道が不明瞭な上、その先には森林地帯もあり、もしかしたら藪こぎになるとの恐怖感から、アップダウンとなるものの、ここは確実に尾根伝いにピークにでてから45号に行くことにした。ピークから45号へ下るルートには立派なステップ路がつけられていた。 尚、45号鉄塔に着いてみれば、そこからはトラバースする形で44号鉄塔方面に道が付いており、東電黄杭の44号への矢印もトラバースルートを示していたので、間違いなくトラバースする道は付けられていたようである。 45号鉄塔からはステップ路を登り返し、そのまま痩せ尾根伝いに歩いていくと、真名井北稜との合流点である1002M地点に到達する。真名井北稜を下山路として利用する人の多くが迷う地点である(尾根から真名井沢側へ降下すべきところを、間違ってそのまま尾根筋に45号鉄塔に向かってしまう)。 ここから更に尾根伝いに1160M地点を目ざす(この区間は真名井北稜ルートの一部)。痩尾根上の1160M地点(境界石あり)に到達し、更に尾根伝いに登っていけば真名井の頭にでるが、ここでは逆に折り返す形で46号鉄塔を目指し尾根を下っていく。なお1160M地点も真名井北稜下降時には迷う地点で、尾根を離れ真名井沢側へ降下すべきところをそのまま尾根筋に46号鉄塔方面に誤って進んでしまう人が多いと聞くが、今日は敢えてその46号鉄塔を目指す。 1160M地点から46号鉄塔は尾根伝いの間違い様のないしっかりしたルートでステップも整備されている(だから真名井北稜下降中に多くの人が疑いもなく46号鉄塔へ間違って進んでしまう)。ほどなく46号鉄塔に到着。46号から大丹波川へ下るルートは、鉄塔直下でいきなりトリッキーとなる。46号より下部に尾根は続いており、そのまま真っすぐ進んでいけばいいように思えるが、鉄塔から僅か20Mくらい下った地点に立っている東電黄杭で46号鉄塔から見下ろして右斜面に下降するのが正解だ。 誤って尾根伝いに進んでいくと、やがて崩壊地点があり、道が怪しくなってくる。私もそこで引き返した。黄杭で右に行けばいいと判っていれば簡単な様だが(他の文献にもそう書かれていた)、著者はこの地点で右に下ることに確信を得るのに15分くらいを費やした。 時期的に深い落ち葉のせいであったのかもしれないが、はじめ道がまったく見つからなかった。 一番やってはいけないのは、知らない沢に無防備で下ることであり(悪沢にハマると大変なことになる)その鉄則から確信が持てるまで下降を躊躇したのだ。 唯一のヒントは黄杭のところで終わるステップの最後の数段が若干右方向に曲げて付けられていたことである。 つまり設置した作業員の、実用的には不要と思われる配慮によって、先に続く道が尾根ではなく、谷に向かっていることを感じ取ることができたのである。そして周辺を丹念に探索すると、落ち葉深く埋もれていた明らかに人造的に打たれた木の杭などが見つかりだし、そのうちステップなども現れて、少なくともここが一度は人の手が入ったルートであることが判明したのである。ルートは急斜面を九十九折りで付けられており、所々テープマークも現れた。そのうち沢の最上部にでて、いい加減急下降に疲れてきた所で東電黄杭を発見。間違いなく、これが46号鉄塔への巡視路であることを確認できた。ここからは沢沿いに比較的整備されたルートを下るが(例の橋も沢沿いのルートが付きづらい数箇所に架けられていた)、最後にまたワサビ田が邪魔をする。勿論私は耕作地を荒らす様なことはしないが、そのままワサビ田のコンクリート壁上を伝って大丹波川に出でた。 出たところで振り返ると”立ち入り禁止”とあったので、本来のルートはワサビ田を迂回する形で左岸上部斜面に付けられていたものと思われるが、ハッキリとは判らなかった。 因みにワサビ業者達はどの様にして沢の占有権を得ているのであろうか? 私有地なのか、単に代々続く慣習でそうなっているのか。。。 大丹波川を渡るとすぐに獅子小屋からのルートに合流、そこから斜面を2分ほど登ると大丹波林道(獅子小屋、川乗山、踊平方面登山口)に出た。 ここから林道を1km程歩き、出発点に帰還。 たした標高差ではなかったものの、4時間を要した、結構ハードな周遊だった。 |
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