三ツ頭の樹林帯でツエルト泊して権現岳へ

2016年12月30日(金) 〜 2016年12月31日(土)

• GPS: 26:39
• 距離: 14.2km
• 登り: 1,602m
• 下り: 1,237m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:36
• 休憩: 0:38
• 合計: 5:14

9:43 小泉登山口
12:14 12:40 ヘリポート跡
12:57 12:57 木戸口公園
14:22 14:34 三ツ頭分岐
14:42 14:42 三ッ頭
14:57 宿泊地

2日目

• 山行: 4:08
• 休憩: 0:30
• 合計: 4:38

7:43 宿泊地
8:43 8:48 権現岳
8:51 8:51 権現小屋
8:57 9:02 縦走路分岐
9:04 9:05 権現岳
10:22 10:22 三ッ頭
10:24 10:25 三ツ頭分岐
10:55 11:08 前三ツ頭
11:27 11:32 「ここが一番きつい」看板
12:21 天の河原

天候

快晴でした。稜線上は強い風が吹いていました。

アクセス

利用交通機関：

電車 タクシー

小淵沢駅からタクシーにて小泉登山口まで移動。
帰りは甲斐大泉駅までダラダラと歩く。

コース状況／危険箇所等

ピッケル，12本爪アイゼンは必要です。権現岳に登らなくても，凍結している箇所がいくつかあり，アイゼンがないと難儀します。

その他周辺情報

甲斐大泉駅の近くにパノラマ温泉があります。露天風呂から富士山が見えます。

写真

12/30 9:39

三ツ頭登山口（小泉登山口）まで，タクシーで移動。小淵沢駅から2530円でした。

12/30 12:28

ヘリポート跡地の近く。ほんとうはここにテントを張りたかったけれど，雪がまったくなかった。

12/30 13:26

すこしあるくとプチ樹氷帯。

12/30 14:34

富士山。快晴。八ヶ岳ブルーの世界。

12/30 14:34

少しだけ樹氷。

12/30 14:42

三ツ頭からの赤岳。

12/30 17:03

ツエルトを張った後，稜線上にでてみた。手袋を外して写真撮ったら，ものすごく手が痛かった。

12/30 17:04

夕暮れのパノラマモード。

12/31 8:39

朝になって権現岳にアタック。今日も快晴。アイゼン跡のほかに，かなり大きそうな動物の足跡が，，，ニホンオオカミということにしておきましょう。まあしかし，こんなところまでよく登ってきますね。。。こっちはゴアテックスのハードシェルでフル装備だと言うのに。。。

12/31 8:39

北岳，甲斐駒方面です。

12/31 8:54

キレット小屋に至る階段のところで撮影。権現岳頂上付近であったのは2人だけです。2日間でトータル10人前後でした。全員男性です（笑）個人的に ，南八ヶ岳は「男の山」に認定です。

12/31 8:59

やはり富士山を何度も撮ってしまう。

12/31 9:27

ファイントラックのツエルトで一夜を過ごしました。結構，風が強かったですが，潰れることはなかったです。結露もほとんどなく，春先まではツエルト派です。

12/31 10:45

三ツ頭を下ったところで休憩。ここでアイゼンを脱いだのが失敗。樹木帯では雪が溶けてアイスになっており，すべりましたね〜。

12/31 12:22

iPhoneの電源が切れるので，ログはここまでです。バッテリー予備を持っていったのですが，寒さで動かなくなりました。。。

12/31 13:45

今回も楽しい山行でした。ありがとうございます☆
ちなみにここから甲斐大泉まで3−4キロあったと思います。甲斐大泉温泉 パノラマの湯を目指して，頑張りました。

撮影機器：

iPhone 7 Plus Apple

装備

個人装備

ストック+スノーバスケット予備 アイゼン iPhone・ケーブル コンパス ANKER バッテリーパック 地図(1/25000) 腕時計 ナイフ プラティパス 2.0 L キャンドル・コルク板 魔法瓶 ヘッドライト (予備電池) 救急用具 筆記用具 タオル トイレットペーパー ウエットティッシュ 行動食 ビニール袋・ジップロック 補修テープ ガイロープ コンタクトレンズ ラジオ 靴下 x 2 メリノウール長袖 ネックゲイター ハードシェル ゴアテックスパンツ 手袋 帽子 ゴーグル アルコールストーブ ライター コッヘル・ボウル スプーン 食料 予備（アルコール） ツエルト ガイライン シュラフ インナーシュラフ EVERNEW マットUL KLYMIT イナーティア Xライト ソーラーランタン

感想

abenger7

今回は，2016年の登り納めということで，東京からも比較的アクセスしやすい八ヶ岳を選びました。まあでも12月に登るのは初めてなので少しだけ緊張しました。

ツエルトなので寒かったら嫌だなーと思いましたが，実際，とても寒かったです。三ツ頭から少し下がったところにある樹木帯でツエルトを張ったのですが，すでにテント2張りで，良い場所は確保されておりました。雪面の整地からはじめたので，設営に1時間ぐらいかかりました。まあでも風は樹木なかで，だいぶ弱まりますから贅沢は言えません。

ツエルトに潜り込んでからは，甘いものばかりが先行してしまい，定番のカレーも作らずに，そしてあまりの寒さに寝袋に入りながらのエネルギー摂取でした。本当はお湯をペットボトルのなかにいれてシュラフのなかで確保したかったのですが，それさえも億劫で，翌朝はバリバリの氷状態から溶かす羽目になりました。

夜中の寒さは，足の裏，太腿，腹部にホッカイロを張ることで，だいぶマシになりました。しかし，バッテリーが寒さで正常動作しなくなり，iPhoneのGPSアプリを動かすことに専念しました。そのため，写真枚数が少ないです。

翌朝，のろのろとツエルトから這い出てみると，赤岳が朝焼けで輝いておりました。砂糖をたくさん入れたインスタントコーヒーで身体を温めながら，準備をして権現岳に向かいました。一箇所だけ滑落したらヤバイところがあり，ここはピッケルと12本爪アイゼンでないとキツイと思いました。そこを登ると祠があって少しだけお祈りしてから，頂上に向かいました。頂上には僕以外に誰もいなくて，静寂のなかで，真っ青な空と360度全開のパノラマモードを楽しみました。

帰りは甲斐大泉駅の近くにあるパノラマの湯に入りたくて，ひたすら駅を目指しました。途中，iPhoneのバッテリーがなくなりかけたので，ログは天の河原で終わっております。

今回の反省点として，もう少し寒さ対策が必要なのかも？と思いました。あと，パワージェルは固くなりすぎて，冬のエネルギー補給には今ひとつでした。一方，グリコのワンセコンドCCD ジェルドリンクは固くなることもなかったです。食事の嗜好は，夏と冬で大分変わるということも，新たな発見でした。冬場はエネルギー消費も激しいので，糖分補給を身体が欲するのがわかりました。

反省点は多々ありますが，快晴に恵まれたなかで，今年最後の山登りを終えることができました。

来年もよろしくお願い致します。

コメント

peachy

きれいな雪景色の年末でしたね〜
evclimMoutnさん、明けましておめでとうございます
年末にすてきな山行をしてきたんですね〜♪
お写真が相変わらずきれいで見惚れました。
…にしても、ツェルトとは 寒さに強いんですね！
私は家の布団でも凍えてます（笑）
今年も安全で楽しい登山を！
今年もどうぞよろしくお願いします

abenger7

Re: きれいな雪景色の年末でしたね〜
peachy さん：
明けましておめでとうございます。

本当は木曽駒ケ岳に行く予定でしたが，バスが満席で，それならばと思い近場の八ヶ岳にしました。peachy さんの北八ヶ岳の記録が参考になりました。ありがとうね。まあしかし寒いのに変わりはなく，ツエルト泊の限界を感じました。
ところで，peachy さんは元旦から山に登られていたのですね。本当に山が好きなんですね！

僕の場合，ハードな山行のあとは「しばらくは行かなくてもいいかな，，，」と思う期間があります。それが黒部渓谷から今回の権現岳の期間です。
今年はもう少しリラックスした山登りがしたいですね

今年もよろしくお願いします☆