記録ID: 105086
全員に公開
沢登り
丹沢
日程 | 2011年04月08日(金) [日帰り] |
---|---|
メンバー |
|
天候 | 曇り(風強し) |
アクセス |
利用交通機関
新茅橋手前
車・バイク
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|




地図/標高グラフ


標高グラフを読み込み中です...
コースタイム [注]
新茅橋手前9:20-
新茅ノ沢入渓-
9:55F5-12m大棚上部-
11:10F10-4m-
12:25烏尾山荘12:45-
仲尾根下降-
13:23新茅橋
新茅ノ沢入渓-
9:55F5-12m大棚上部-
11:10F10-4m-
12:25烏尾山荘12:45-
仲尾根下降-
13:23新茅橋
コース状況/ 危険箇所等 | ■新茅ノ沢 震災の影響はあまり見られず以前と変わらない印象。 ただ標高1030m以上のルンゼ内はザレが増えている感じも受ける。 遡行グレード:1級(※F5-12m大棚直登除く) |鷦屬録軍山荘前(烏尾尾根下降点)に20台程度は置ける。 入渓点までは徒歩5分程度。 空いているときは新茅橋20m手前の下降点に2台は置ける。 ⊃軍橋を潜るとゴルジュ状となり3m滝がすぐに出てくる。 卦-。 続いてF1-6m。その上の2m×2もまとめて右側から高巻ける。 F1は左コーナーも卦蘢度で登れるが少し濡れる。 また続けざまにF2-8m。次のF3-3mと一緒に右側のルンゼ状を 登り、緑ロープに沿って左へトラバースして高巻ける。 ルンゼ状の岩は一部浮石があるのでチェックが必要。 すぐにF4-5m。右壁を卦-程度で登れる。 I弦560mで右から水量比10:1の2段7m滝を架けた支沢が合わさり 標高590mでこの沢のハイライトF5-12m大棚が行く手を遮る。 直登は水流の右側フレークだが、水が少ないときでも身体左半身は ビショ濡れ必至。クライミンググレードはRCCで元+だが シャワークライミングもプラスするとそれ以上の体感グレードだ。 途中ランニングと古い残置スリングが掛かっている。 終了点は5m上流にしっかりしたアンカーがある。 クライミングレベルのぎこちない人はやめるべきだし 水量の多いときは慣れた人でも登らない方が無難。 高巻きは左側のザレを登り、岩壁凹角状を登って、上流に向かい バンド状をトラバースする。一部高度感があるので不慣れな人には 要ロープ。(卦-) 2m滝を2つ容易に越し、左から3本の浅い涸れた支沢を見送ると 標高660mで3m滝(容易)、すぐにF6-3m(左卦)、 F7-4m(右卦-)、3段4m(容易)、滝の崩れたF8の看板、 そして標高690mでF9-7mとなる。左側の乾いた苔壁を卦-程度で 登る。終了点は5m上流の大岩(長いスリングが必要)か10m上流左の灌木。 4つの石積堰堤と2つの右端しか残っていない石積堰堤跡を越し しばらく行くと4m大岩、再び右端のみ残る石積堰堤跡が出てくる。 水は4つの堰堤で一旦涸れてしまう。 ι弦820mで再び水が現れ、左側から5m棚を架ける支流を過ぎれば F10-4m。 少し歩けば4段の連続した滝帯となる。 6mトイ状(中央教+)、4m(左教+)、ここで涸れた支流を左から 合わせる二俣となり、さらに6m(左卦-)、4m(左卦-)。 ЛΔ両緡からゴルジュとなり、トイ状2条5m。中央を登るが左壁は脆い。 すぐに4m滝(教+)で、その上の右側斜面から湧き水が出ている。 ここで沢は再び水が涸れてしまう。 標高970mでCSチムニー涸滝。中央のチムニーを身体を挟み込みながら 徐々に上げていく。中間部に残置ハーケンとスリングがある。(元-) ただし終了点は右上部の灌木しかない。 標高1020mでゴルジュ内にザレた涸棚5m。斜度は寝ているが脆い。(卦) この上から急なザレルンゼとなり、ステミングで慎重に登る。 標高1060m辺りで右側に古い赤テープが巻かれた細い潅木がある。 右側植林帯の烏尾尾根にザレをトラバースし逃げるのが一般的。 今回はさらに少し詰め二俣状となったところで左の笹尾根に逃げた。 か細い鹿径もあったが笹薮漕ぎをしばらく要求される。 笹もなくなると烏尾山荘前に飛び出る。 今回下降に使った仲尾根は烏尾山荘西側の樹林帯から西側に下りるしっかり した尾根ではないので注意。 烏尾山頂広場一番北側から背の低い笹の中を伸びている踏み跡が正解。 この取り付きを見つけるには地形図をよく確認のこと。 仲尾根は西南西方向でなく西北西方向に始まる。 仲尾根は以前カヤトのトンネル潜りがあったが昨年からすっかり駆られて しまい特に間違うことはなくなった。ところどころ道標もある。 道標に従えば作治小屋近くで戸川林道に降りられる。 また標高730m道標を指示通り右に行かず、植林帯の左尾根を下ると 新茅橋上部の戸川林道カーブに出ることもできる。(径路はないが) |
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ファイル |
20110408kyuuhazawa.xls
![]() |
過去天気図(気象庁) |
2011年04月の天気図 [pdf] |
写真
撮影機材:
感想/記録
by kamog
新茅ノ沢(別名カラヒゴ沢)には年に最低一度は入渓しているが、最近は講習会ばかりで行っているのでF5大棚で引き返すことが多かった。
震災の影響確認兼ねて数年ぶりに最後まで遡行してみる。
もちろんソロなので大棚は直登せず右岸高巻き。
大棚登るといくら水量少ないこの時期でさえも左半身はズブ濡れになっちゃうからね。
震災の影響と思われる大きな問題は特に見受けられなかったが、
詰めのゴルジュは少しザレが多くなったかもしれない。
一般的には最後のザレた脆い5m涸棚を越えた標高1060mくらいで右手の烏尾尾根に逃げる。
古い赤テープが巻かれた細い潅木があるのだが、2本のうち1本は倒れていた。
今回はそのさらに上部で小さな二俣状(右上部は赤土ザレになっている)から左の笹藪尾根に取り付く。
ここからのエスケープは初めてだが、しばらくは濃密な笹の藪漕ぎで手は擦り傷だらけとなる。(でも実は藪漕ぎ好き^=^)
風の強くなった烏尾山頂には誰もいなかった。
下りは予定通り仲尾根へ。
ここの取り付きは要注意で、一番しっかり西側に降りる樹林帯の尾根に進むと
新茅ノ沢上流部で終わってしまう。
地形図をよく見ると、樹林帯の尾根は何となく西南西だが、仲尾根は何となく
西北西に向いているのだ。
烏尾山頂広場の一番北側から背の低い笹原に付けられた踏み跡が正解。
最近はどなたかが整備されたようで以前あった背の高い笹薮トンネルはなくなってしまったが、所々指導標も付けられ、戸川林道の作治小屋へ導かれている。
今週末から秦野市の行っている「登山自粛」案内も解除され「注意喚起」に案内も変わっている。
尾根上ルートは問題ないが、沢を横切らなければならないルートや尾根以外のルートは上部からの落石等十分注意してください。
震災の影響確認兼ねて数年ぶりに最後まで遡行してみる。
もちろんソロなので大棚は直登せず右岸高巻き。
大棚登るといくら水量少ないこの時期でさえも左半身はズブ濡れになっちゃうからね。
震災の影響と思われる大きな問題は特に見受けられなかったが、
詰めのゴルジュは少しザレが多くなったかもしれない。
一般的には最後のザレた脆い5m涸棚を越えた標高1060mくらいで右手の烏尾尾根に逃げる。
古い赤テープが巻かれた細い潅木があるのだが、2本のうち1本は倒れていた。
今回はそのさらに上部で小さな二俣状(右上部は赤土ザレになっている)から左の笹藪尾根に取り付く。
ここからのエスケープは初めてだが、しばらくは濃密な笹の藪漕ぎで手は擦り傷だらけとなる。(でも実は藪漕ぎ好き^=^)
風の強くなった烏尾山頂には誰もいなかった。
下りは予定通り仲尾根へ。
ここの取り付きは要注意で、一番しっかり西側に降りる樹林帯の尾根に進むと
新茅ノ沢上流部で終わってしまう。
地形図をよく見ると、樹林帯の尾根は何となく西南西だが、仲尾根は何となく
西北西に向いているのだ。
烏尾山頂広場の一番北側から背の低い笹原に付けられた踏み跡が正解。
最近はどなたかが整備されたようで以前あった背の高い笹薮トンネルはなくなってしまったが、所々指導標も付けられ、戸川林道の作治小屋へ導かれている。
今週末から秦野市の行っている「登山自粛」案内も解除され「注意喚起」に案内も変わっている。
尾根上ルートは問題ないが、沢を横切らなければならないルートや尾根以外のルートは上部からの落石等十分注意してください。
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