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Yamareco

記録ID: 1053138
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
奥秩父

バリエーションルートで破風山避難小屋へ(2017)

2017年01月26日(木) 〜 2017年01月27日(金)
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
08:07
距離
13.2km
登り
1,301m
下り
1,304m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
4:39
休憩
0:04
合計
4:43
距離 6.7km 登り 1,151m 下り 161m
2日目
山行
3:00
休憩
0:06
合計
3:06
距離 6.6km 登り 153m 下り 1,143m
9:02
162
11:44
11:46
3
12:08
ゴール地点
天候 2日とも晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
雁坂トンネルを経て西沢渓谷駐車場に駐車(無料)
雁坂トンネルの割引通行券を使うとお得(秩父市の影森付近の自販機)
道の駅「みとみ」は休業中なるも、トイレは開放(暖房中)
コース状況/
危険箇所等
西沢渓谷から破風山避難小屋に直登するバリエーションルート。
特に危険と思われる場所や道迷いをし易そうなところはなし。
ピンクテープ多し。
特に林道終点までのGPSログと国土地理院の地図上の林道の位置が乖離しているが、実際はGPSログ(Garmin etrex30)の軌跡が正しい。(他の方の記録を見ても同様。)
出発前夜、猫ちゃんは広げたシュラフにくるまって、パッキングを許してくれません。ごめんにゃー!
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出発前夜、猫ちゃんは広げたシュラフにくるまって、パッキングを許してくれません。ごめんにゃー!
西沢渓谷・近丸新道取り付き。
ここから登って間もなく、バリエーションルートに分かれる。画像右手は林道で、ゲートに「一般ハイカー」は通行禁止との表示があります。
西沢渓谷・近丸新道取り付き。
ここから登って間もなく、バリエーションルートに分かれる。画像右手は林道で、ゲートに「一般ハイカー」は通行禁止との表示があります。
林道終点手前の橋。終点まで徒歩1分。この付近で大きな動物が殺された跡があり雪の上に血が飛び跳ねていました。熊の新しい足跡が付近のそこら中にありました。
林道終点手前の橋。終点まで徒歩1分。この付近で大きな動物が殺された跡があり雪の上に血が飛び跳ねていました。熊の新しい足跡が付近のそこら中にありました。
橋手前右側に湧水あり。高さのある大きな岩壁の間から湧き出ていますので、衛生上の問題はなさそうです。水は3リットル担いできましたがここで1リットル給水。
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橋手前右側に湧水あり。高さのある大きな岩壁の間から湧き出ていますので、衛生上の問題はなさそうです。水は3リットル担いできましたがここで1リットル給水。
林道開削のため尾根を切り取ったような感じ。林道はここで終わっています。
林道開削のため尾根を切り取ったような感じ。林道はここで終わっています。
削られた尾根の左側からすぐに取り付く。上がるとすぐシャクナゲのトンネル。それが延々と続きます。徳ちゃん新道のそれよりいい感じです。
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削られた尾根の左側からすぐに取り付く。上がるとすぐシャクナゲのトンネル。それが延々と続きます。徳ちゃん新道のそれよりいい感じです。
稜線まであと300mほどというところから斜度がきつくなります。雪はそれほどでもなし。ほぼ一直線に登ってようやく破風山避難小屋へ。
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稜線まであと300mほどというところから斜度がきつくなります。雪はそれほどでもなし。ほぼ一直線に登ってようやく破風山避難小屋へ。
小屋には薪ストーブがあります。小屋周辺で倒木の類を集める。開けられる窓なし。夕方の外気温はー10℃程度。小屋内も同程度でした。
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小屋には薪ストーブがあります。小屋周辺で倒木の類を集める。開けられる窓なし。夕方の外気温はー10℃程度。小屋内も同程度でした。
すき間風がひどく、ストーブを焚いても温かくなるのは体の前面だけ。夜の寒さにおびえて、銀マットを敷きテントを張らさせてもらいました。
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すき間風がひどく、ストーブを焚いても温かくなるのは体の前面だけ。夜の寒さにおびえて、銀マットを敷きテントを張らさせてもらいました。
小屋内の温度は−6.8℃。
朝は、カレーめしとお汁粉・コーヒー・フルーツのメニュー。
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小屋内の温度は−6.8℃。
朝は、カレーめしとお汁粉・コーヒー・フルーツのメニュー。
小屋を去るまでに残り火がないようにしなければなりませんね。
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小屋を去るまでに残り火がないようにしなければなりませんね。
小屋の前の風景。
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小屋の前の風景。
端正な小屋。
小屋の外観はいいのですがが、なぜこのような構造にしたのか疑問符だらけ、隙間風だらけです。屋根と外壁の間にも大きなすき間あり。
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小屋の外観はいいのですがが、なぜこのような構造にしたのか疑問符だらけ、隙間風だらけです。屋根と外壁の間にも大きなすき間あり。
小屋にお別れ。
長いシャクナゲのトンネルを抜けると富士山が見え、まもなく林道終点に出ます。
長いシャクナゲのトンネルを抜けると富士山が見え、まもなく林道終点に出ます。
稜線の小屋の方向を見る。右側のコルに小屋があります。
稜線の小屋の方向を見る。右側のコルに小屋があります。
林道をてくてく歩いて下りてくる。
林道をてくてく歩いて下りてくる。
ここで林道と分かれる。カーブミラーとたくさんのピンクテープが目印。
ここで林道と分かれる。カーブミラーとたくさんのピンクテープが目印。
西沢渓谷の登山口に戻るりました。途中でこの林道に出るように、と誘導しているおびただしい数のピンクテープが気に括られていますが、登りと同じGPSのログのとおり下ります。この林道は一切通りません。
西沢渓谷の登山口に戻るりました。途中でこの林道に出るように、と誘導しているおびただしい数のピンクテープが気に括られていますが、登りと同じGPSのログのとおり下ります。この林道は一切通りません。

装備

個人装備
bonfireを楽しみたい方は ノコギリ・焚き付け用として細かく割った薪・段ボール・新聞紙・マッチ そして「軍手」は必携。

感想

2013年12月に甲武信ヶ岳に登ったときに初めて破風山避難小屋のお世話になりました。
http://yamatabi-hanatabi.com/kobushigadake2013.html
その理由は、それまできれいな布団・毛布・枕など5組ほどを備えて開放してくれていた甲武信小屋の冬季小屋は、利用者のマナーのひどさに呆れて使用できないようにされてしまったからです。

ところで破風山避難小屋のいいところは、薪ストーブにあります。今回は、薪ストーブで暖を採って、おいしい日本酒を飲むだけの目的で使わさせていただきました。これがなければただの寒風が吹き込む、窓のない牢獄然とした真っ暗な小屋です。

前回は徳ちゃん新道から登りましたが、今回はバリエーションルートを使います。踏み跡はシャクナゲトンネルを抜けてしばらくはそこそこしっかりあるが、そこから先の笹原の急斜面は鹿の足跡が輻輳し、それ以上にめちゃくちゃにピンクテープが付けられていて、初めて登る場合は混乱させられます。

「こつ」として新しいピンクのテープは追わないこと。黄色と黒のゼブラ模様のテープや退色しかけたような古いテープは信頼に値する。稜線がもう見えるかもしれないというようなところの新しいテープはサイノ河原方向に誘導しています。それにしても異常なほどのテープの数には呆れてしまいます。そこに、偏執的な精神があるように感じられます。

林道歩きは長いものの、コース+小屋+富士山を眺める景色などトータルとしてはとても満足のいくものでした。

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