荒島岳 北尾根 小ナベ 雪庇クラックに敗退
- GPS
- 06:46
- 距離
- 8.7km
- 登り
- 1,177m
- 下り
- 1,175m
コースタイム
- 山行
- 6:20
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 6:46
天候 | 小雪、曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
稜線上は南側に雪庇が発達していました。小ナベと大ナベのコルで足元でクラックが発生して咄嗟に北側に倒れ込んで雪庇ごと落ちることは免れましたが、ホワイトアウト状態でもあり戦意喪失(涙)。敗退となりました。 |
写真
感想
以前から滑ってみたかった橋架谷を目指して、荒島岳の北尾根を登ってみました。天気は曇りで雪がちらほら降っています。この時点では、そんなに寒くもなく、悪くない感じでした。雪質も良さそうです。最近のものと思われるトレースが国道からあり、ありがたく利用させていただき、シールで淡々と登っていきます。標高を上げていくと風が強かったせいでしょうか、大きく成長した樹氷がすごく綺麗です。そしてガスっていて周りの展望がないので、雪と木だけの幻想的な世界です。こういう感じも素敵です。
だんだんと風も強くなり、小ナベ手前の急斜面でクラストしているところが出だしたので、スキーアイゼンを付けてなんとか小ナベ到着。しかし、ガスで視界が悪くて、10メートルくらいしか前が見えない。橋架谷も見えるはずが、どうなっているのかさっぱりわからないが、GPSを頼りにとりあえず山頂まで行こうと、小ナベから少し降りて大ナベへ向かうが、何か左足がぐらついたなと思ったら、両足の真ん中にクラックが発生!何っ!雪庇が崩れる!咄嗟に橋架谷側に倒れ込んだ。落ちないように倒れたまま、もがくようにして動こうとしたが、焦ってスキーがクロスしてうまく進めない・・・。幸いなことに雪庇はひび割れただけで落ちなかった。気を落ち着け、なるべくそっと立ち上がり、そこから離れた。視界がなかったので思ったより南側に寄って歩いてしまったようだ。本当に落ちなくて良かった。
これで一気に戦意喪失。このまま橋架谷を降りようかとも思ったが谷側も全く見えない。これ以上ひどいことになる前に下山しよう。登ってきたルートを引き返すことに決めて、視界が確保できるところまでスキーを担いでアイゼンで降りることにした。小ナベの急斜面をアイゼンで降りて、ブナ林が出てくるあたりでスキーに履き替えて慎重にツリーラン開始。上部はパウダーで下りるに従って雪が重くなってきたが、スキーを履いていれば問題ない。ゆっくり降りて無事、下山できました。良かった・・・
コメント
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初めまして、nurupoです(・ω・)ノ
登山口でお会いしましたね!
颯爽とスキーで行かれて、追いつこうにもさすがにワカンでは踏み抜き多く、今頃山頂まで行かれたのかなぁ、と思いながら雪だるまを作ってました。
小ナベの雪庇では、肝を冷やしましたね!
改めて冬山での怖さを知りました。
本当に無事でなによりです!
また何処かで会いましたらよろしくお願いします。
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