大山 別山バットレス中央稜をフリーソロ

2017年02月15日(水) 〜 2017年02月16日(木)

• GPS: 21:50
• 距離: 11.2km
• 登り: 1,565m
• 下り: 1,568m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:04
• 休憩: 0:16
• 合計: 8:20

6:21 大山寺橋・南光河原駐車場
6:34 6:34 大山寺
6:51 6:51 大神山神社
7:13 7:13 元谷・下宝珠越分岐
7:44 7:44 元谷堰堤右岸分岐
8:27 8:31 元谷小屋
13:10 13:17 元谷小屋
13:52 13:52 元谷堰堤右岸分岐
14:09 14:09 元谷・下宝珠越分岐
14:16 14:21 大神山神社
14:33 14:33 大山寺
14:41 14:41 大山寺橋・南光河原駐車場
14:41 夏山道登山口（大山寺橋側）

2日目

• 山行: 12:41
• 休憩: 0:49
• 合計: 13:30

4:30 大山寺橋・南光河原駐車場
4:44 4:44 大山寺
4:57 4:57 大神山神社
5:05 5:10 元谷・下宝珠越分岐
5:39 5:40 元谷堰堤右岸分岐
7:05 7:10 元谷小屋
10:15 10:30 別山中央稜
13:15 13:30 別山山頂
14:49 14:49 大山頂上避難小屋
14:59 15:00 大山頂上碑
15:20 15:22 大山頂上避難小屋
16:30 16:30 大山頂上碑
16:38 16:38 石室方面との分岐
16:44 16:44 八合目
17:06 17:06 六合目避難小屋
17:14 17:14 行者谷分かれ
17:17 17:20 五合目
17:28 17:30 三合目
18:00 大山寺橋・南光河原駐車場

[1日目]
06:31 移動の開始
10:41 食事(〜11:41)
11:21 食事(〜12:11)
14:41 宿泊
[2日目]
04:40 宿泊
10:10 休憩(〜10:50)
11:00 休憩(〜11:40)
11:30 食事(〜12:20)
12:10 食事(〜13:10)
15:10 食事(〜16:30)
18:00 移動の終了

天候

晴天

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

2/15 6:32

初日。予定より2時間遅れでスタートしました

2/15 6:47

2/15 6:50

丁度1年前に来た時はこんなに積もってなかったなぁ

2/15 7:07

大神山神社奥宮で安全祈願し、ワカン＆アイゼン装着！
アイゼンはいらなかったけどダブルがなんかカッコいいし！

2/15 7:16

そんなことやってるうちにクライマー3名に追い越される
ラッセルしてもらっただけで申し訳なかった

2/15 7:31

埋まるカーブミラー

2/15 7:33

望むは別山

2/15 7:43

埋まるカーブミラー

2/15 7:47

1年前はこんなにはっきり見えなかったから感動です

2/15 8:37

3名は八合尾根を登るということで元谷小屋を出発してからはラッセル地獄に

2/15 8:55

雪崩警戒で尾根を行くか迷ったが、木の根元にツリーホールがあった場合落ちると出られなく可能性もあるので尾根沿いに沢を進むとこんな面白い景色が

2/15 9:25

パノラマ撮影。右から別山、弥山西稜、弥山東稜、滝沢尾根を挟み、小屏風岩かな？

2/15 9:25

ラッセルに喘ぎ見る

2/15 9:44

少し進んでは喘ぎ見る

2/15 9:45

晴れ間が見えてきた

2/15 9:47

まだか、別山はまだか！

2/15 10:59

時間と体力を奪われる

折れ始める心

斜度はこんな感じで胸まであるラッセル、雪面へ伸ばす腕は頭上へ。しかしこの斜度だと四つん這いで体重を分散させながら這い上がる方が早い。

2/15 11:00

進めば進むほどに遠ざかる別山

2/15 11:19

このあと取り付きまでラッセルしたが時計は13時前。
今日は撤退しこのラッセルを使い明日リベンジを決意(1年前は吹雪いた為ここで撤退)

2/16 4:57

2日目。今日は4時半のスタート

2/16 5:52

望む月と北壁

2/16 8:30

ラッセルがほぼ消えていたが僅かな跡を辿ると歩きやすい

2/16 9:16

晴天！しかしコロコロと落ちてくる雪の塊に警戒。はやく取り付かねば

2/16 9:16

スカイラインにちらほら登山者が見える。向こうもこちらに気付いてるようだ

2/16 10:16

別山取り付き。プロテインチョコバーを頬張る。
10時30分登攀開始

2/16 11:03

3度目の正直なるか初挑戦の別山中央稜。
ソロだけどいつでもロープを出せるようにしている

2/16 11:03

振り返り、元谷

2/16 12:25

少しずつ近づく頂上。雪を払いながらアックスを決めていく

2/16 12:45

事前情報で凹角が核心部とのことだが・・・あれかな？

2/16 12:45

中央のくぼみがそうだ！軽くハングしている。
登り返しが面倒でここまでロープ出していないが行けそうなのでこのまま直上することに！

2/16 12:46

無事通過！雪が付き過ぎてアックスが中々決まらずパンプする腕やふくらはぎ、飛び散る雪で曇るサングラス。ここのフリーはさすがに痺れた。

2/16 13:08

あの先の別山山頂へ。
曇り外したサングラスをしまう余裕がなく胸に掛けていたがこの先の岩場で落としてしまったようだ。

2/16 13:18

登攀開始から2時間45分で山頂到着！リベンジ成功の喜びと美しさに感動する。

2/16 13:19

スカイラインの夏道手前の岩がひょっこり出ている尾根が昨日の3名が登った八合尾根だろうか

2/16 13:19

元谷に写す別山の影

2/16 13:20

何はともあれ無事フリーソロでの登攀成功に感動する。

2/16 13:28

下降ポイントがあるらしいが、あれか

2/16 13:29

吊り尾根と右足右側の下降支点の位置関係。雪に埋もれた際に利用する人が参考になればいいな。今回は雪の状態から上り返しのラッセルが危険と判断しそのまま通過することに

2/16 13:29

登頂の感動を抑え、ナイフリッジへ。

2/16 13:40

このスタンスを利用しての通過はリスクが高いので、馬乗りで越えます

2/16 13:40

ただただ美しい

2/16 14:07

無事通過し再度ラッセル開始。振り返り見る別山の姿は面白い

2/16 14:07

夏道合流まであと少し

2/16 14:37

精魂尽き果て夏道合流するも強風に立っているのも辛い。
目指すは弥山

2/16 14:37

頑張ったからこその最高の景色

2/16 14:37

ただ・・・風が強い

2/16 14:44

モンスターが現れた！

2/16 14:56

踏み固められた道は歩きやすい

2/16 15:07

頂上碑も埋まる。だれもいない貸切の弥山山頂です

2/16 15:08

縦走路には踏み跡も。テムレスならピースしても指紋は盗まれませんよ？

2/16 15:26

軽量化のため昼ご飯はカレーパン一つ。お湯も500ミリしか持って来ていない。

2/16 16:32

地吹雪が凄まじい。天気は晴れだからとゴーグルを置いてきたのと、落としたサングラスを悔やむ

2/16 16:32

お菓子の家みたいで美味しそう

2/16 16:32

もっと居たかったけど、そろそろ下山の時

2/16 17:01

別山バットレス

2/16 17:01

自分でいうのもなんですが、初見であんなとこよく登ったなぁと

2/16 17:11

何度も振り返ってしまう。

2/16 17:02

地吹雪と共に夕日に照らされる大山。
ほんとに美しい山ってこういう事なんだろうなって思いました。

2/16 17:57

無事下山ありがとうございました！

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS TG-870 Tough オリンパス

装備

個人装備

長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 バラクラバ 靴 ザック アイゼン ピッケル 昼ご飯 行動食 水筒（保温性） コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 携帯 時計 サングラス ツェルト ナイフ カメラ ポール ロープ ハーネス ヘルメット 確保機 ロックカラビナ カラビナ クイックドロー スリング ロープスリング セルフビレイランヤード アッセンダー ディッセンダー プーリー ハンマーバイル ナイフブレード アングルハーケン ロストアロー アイスアックス アイスピトン

感想

Asagi-Madara

取り付きまでのラッセルに体力を奪われました。
中央稜には残置支点が沢山あるとの情報でしたが雪の中にあった一箇所しか見当たらず、他も隠れているようでした。今回はロープや装備を使わずに登れましたが、やはり核心部では使うべきだったと思います。支点構築には釘状のアイスピトンやブラックダイヤモンドのスペクター等を装備していましたが、これらが有効なルートです。

コメント

segu-way

お久しぶり！
久しぶりのヤマレコでは？
来年はおじさんも連れてって〜(￣▽￣)

Asagi-Madara

Re: お久しぶり！
ほんとにお久しぶりですね。ヤマレコ(笑)
山自体はちょくちょく行ってたんですけど。ぱっとしたやつがなくて(´・ω・｀)
一年投稿してないとモバイル検索できなくなるんですね・・・
なんかもう単独山行に慣れきってしまって最近はソロクライミングとか始めて・・・危険なのは分かってるんですけどね

LYNX8640

恐れ入りました
　オンサイトソロですか？すごいですね。大雪の中の単独ラッセル、柔らかい雪と脆い岩をこなす技術。そしてメンタルの強さ。
　やられたなって感じです。こういう見ていてそわそわする奴をまた載せてください。
　

Asagi-Madara

Re: 恐れ入りました
コメントありがとうございます！
今回が初めての北壁でした。LYNX8640さんも何度も登られてますよね！
色々なブログから情報集めたんですけどLYNX8640さんのヤマレコの記録も
参考にさせてもらってましたm(_)m（今後も参考にさせてもらいます！）
本チャン？ルート自体初めてだったので「何とかなった」レベルの登攀でした。
期待に答えられるように精進します！

miune

凄いですね。
ヤマレコはしていないので、こんなに遅いコメントで申し訳ありません。
前日に八合尾根を登攀したパーティーです。
元谷小屋でお会いしましたよね。
あの豪雪の中、ソロフリーって（笑）
私達も元谷から10時間ラッセルに苦しみましたが、頂上付近は神景色でした。
やはりトレースのない雪稜は美しいですよね♪
お疲れ様でした^ ^

Asagi-Madara

Re: 凄いですね。
コメントありがとうございます。
実は僕も別サイトで記録読ませてもらってました(笑)お疲れ様です
あの日は出発の遅れとラッセルにやられて敗退でしたが翌日なんとか登れました
あと装備は程々がいいですね(^_^;)