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Yamareco

記録ID: 1073460
全員に公開
山滑走
北陸

大滝山(五箇山)−パウを求むもプチ遭難、いや、道草しただけ

2017年02月26日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
10:31
距離
14.2km
登り
1,341m
下り
1,336m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
9:20
休憩
1:11
合計
10:31
7:22
99
スタート地点
9:01
9:01
34
林道(標高720m付近)
9:35
9:35
123
P880
11:38
11:38
76
P1303
12:54
14:05
41
14:46
14:46
143
P1303
17:09
17:09
44
林道(標高720m付近)
17:53
ゴール地点
登りは一部急登はあっても問題なし。滑走も雪質は重めでパウダーは食えなかったがよく滑った。
下りでP1303を巻くように滑って登りのトレースに戻ったのはいいが、すぐ脇の美味しそうなバーンとそれに続く疎林が目に入る。尾根のすぐ脇なのでもう少し下っても戻ってこれるだろうと甘く考えてドツボにはまる。本来の尾根から約100m、高低差にして50mくらい離れてしまった。一番近づいた時が距離で60m、高低差で20mほど(帰宅後カシミールで検証)だったが、そこでも戻れなかった。
GPSの地図や地形図では等高線に沿っていけば簡単に戻れそうに見えるが、実際の地形は地図には表れない(拡大すればわかる)小さな尾根や谷でアップダウンがあったり、樹木等でまっすぐ行けず高度を落としたりで簡単にトラバースできなかった。
いつかは登りの尾根にぶつかるとは思っていても、それがいつ、どこでなのか(途中何度か予測はしたがことごとく外れた)確実ではないし、雪は降ってくるは時間は経つはでだんだん不安になってくる。
もっとよくGPSや地形図を見れば尾根に戻らずとも、そのまま沢を下ったら林道に出て、少し登り返せば上りのトレースに出くわしたはずだった。読図不足だったが経験値は確実に一つ上がったと思う。
天候 晴れのち曇りのち雪
過去天気図(気象庁) 2017年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
東海北陸自動車土五箇山ICで下りて国道156号から合掌造りの村上家のところから国民宿舎五箇山荘方面へ向かい、五箇山荘への分岐は上がらず田向集落を過ぎて猪谷集落へ向かう(途中に人形山登山口あり)。分岐を山側に上がりお寺を過ぎたあたりに除雪されたところがあり(ゴミステーションの小屋あり)、そこに数台駐車できる。
コース状況/
危険箇所等
・P880を過ぎてからP1303までの登りが急騰で、他はおおむね緩やかで苦労はない
・北側尾根との分岐を過ぎたあたりから雪庇らしきものが連続する。雪庇の上はデコボコして歩きにくそうだったので、雪庇が発達してないのを見て下側(庇側)を通過した。
・滑走時にP1303付近から谷筋に入ったら適度なところで尾根に戻るのが安全。谷を降りても地図では簡単に戻れそうに見えるが、降りすぎてしまって尾根に復帰するのに難儀した。そのまま谷(沢)沿いに下ると林道に出会うので無理に尾根に戻らなくてもよかったかもしれない。
その他周辺情報 入浴:五箇山荘(¥500)
さあ出発。天気は良さそうだ。
2017年02月26日 07:26撮影 by  DSC-W630, SONY
2/26 7:26
さあ出発。天気は良さそうだ。
登山道っぽいところを歩く。
2017年02月26日 07:41撮影 by  DSC-W630, SONY
2/26 7:41
登山道っぽいところを歩く。
登り始めの林の中にところどころワイヤー、ゴム、紐のようなものが縛り付けてあるので帰りの滑走時には注意。何だろう?
2017年02月26日 07:51撮影 by  DSC-W630, SONY
2/26 7:51
登り始めの林の中にところどころワイヤー、ゴム、紐のようなものが縛り付けてあるので帰りの滑走時には注意。何だろう?
登り始めに赤テープを数か所見かけるが登山道の印ではなさそうだ。
2017年02月26日 08:03撮影 by  DSC-W630, SONY
2/26 8:03
登り始めに赤テープを数か所見かけるが登山道の印ではなさそうだ。
霧氷もあるでよ
2017年02月26日 08:06撮影 by  DSC-W630, SONY
2/26 8:06
霧氷もあるでよ
1時間ほど登ると上平地区のテレビ中継所
2017年02月26日 08:12撮影 by  DSC-W630, SONY
2/26 8:12
1時間ほど登ると上平地区のテレビ中継所
中継所のあたりから登山道というよりは林道のような道が続く
2017年02月26日 08:13撮影 by  DSC-W630, SONY
2/26 8:13
中継所のあたりから登山道というよりは林道のような道が続く
東側が開けた。お、あれはもしやして先週のマルツンボリ山か。
2017年02月26日 08:23撮影 by  DSC-W630, SONY
2/26 8:23
東側が開けた。お、あれはもしやして先週のマルツンボリ山か。
大滝山かと思ったがP1303のようだ。
2017年02月26日 08:27撮影 by  DSC-W630, SONY
2/26 8:27
大滝山かと思ったがP1303のようだ。
人形山とカラモン峰
2017年02月26日 08:28撮影 by  DSC-W630, SONY
1
2/26 8:28
人形山とカラモン峰
手前の尾根の林道は人形山方面へ続く。今の時期はあそこを登高するのか。奥はマルツンボリ山に間違いないだろう。
2017年02月26日 08:29撮影 by  DSC-W630, SONY
2/26 8:29
手前の尾根の林道は人形山方面へ続く。今の時期はあそこを登高するのか。奥はマルツンボリ山に間違いないだろう。
山の住人の後を追う。カモシカかな?
2017年02月26日 08:39撮影 by  DSC-W630, SONY
2/26 8:39
山の住人の後を追う。カモシカかな?
P1303かな。
2017年02月26日 09:32撮影 by  DSC-W630, SONY
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P1303かな。
ブナの林を行く。
2017年02月26日 09:55撮影 by  DSC-W630, SONY
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ブナの林を行く。
直登せずに山の住人に従う。
2017年02月26日 09:58撮影 by  DSC-W630, SONY
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直登せずに山の住人に従う。
ここを登って
2017年02月26日 10:14撮影 by  DSC-W630, SONY
2/26 10:14
ここを登って
ここを登りきれば後は楽なはず。
2017年02月26日 11:11撮影 by  DSC-W630, SONY
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2/26 11:11
ここを登りきれば後は楽なはず。
P1303付近の広場からの人形&カラモン
2017年02月26日 11:25撮影 by  DSC-W630, SONY
2/26 11:25
P1303付近の広場からの人形&カラモン
左端で切れているピークがマルツンボリ山で、奥にスノーバレー利賀。そこから右(中央)に金剛堂山。
2017年02月26日 11:26撮影 by  DSC-W630, SONY
2/26 11:26
左端で切れているピークがマルツンボリ山で、奥にスノーバレー利賀。そこから右(中央)に金剛堂山。
ここまでおいでと呼ばれているような気がして登る。巻いてもOK。
2017年02月26日 11:32撮影 by  DSC-W630, SONY
2/26 11:32
ここまでおいでと呼ばれているような気がして登る。巻いてもOK。
山頂をロックオン。
2017年02月26日 11:36撮影 by  DSC-W630, SONY
2/26 11:36
山頂をロックオン。
あと少し。
2017年02月26日 12:05撮影 by  DSC-W630, SONY
2/26 12:05
あと少し。
到着。う〜ん、なんか落書きしたい。夜露死苦、○○参上とか(笑)
2017年02月26日 12:57撮影 by  DSC-W630, SONY
3
2/26 12:57
到着。う〜ん、なんか落書きしたい。夜露死苦、○○参上とか(笑)
人形山は雲の中。
2017年02月26日 13:09撮影 by  DSLR-A100, SONY
2/26 13:09
人形山は雲の中。
南砺の山々(東側)。
2017年02月26日 13:12撮影 by  DSLR-A100, SONY
2/26 13:12
南砺の山々(東側)。
中央のマルツンボリ山の下に林道が見える。左側の林道に続くのかな。
2017年02月26日 13:12撮影 by  DSLR-A100, SONY
2/26 13:12
中央のマルツンボリ山の下に林道が見える。左側の林道に続くのかな。
マルツンボリ山。先週登ったので愛着がある。
2017年02月26日 13:12撮影 by  DSLR-A100, SONY
2/26 13:12
マルツンボリ山。先週登ったので愛着がある。
奥にスノーバレー利賀のスキー場跡。
2017年02月26日 13:13撮影 by  DSLR-A100, SONY
2/26 13:13
奥にスノーバレー利賀のスキー場跡。
つららが落ちてこないことを確認して昼食準備。
2017年02月26日 13:13撮影 by  DSC-W630, SONY
2/26 13:13
つららが落ちてこないことを確認して昼食準備。
雲がなければ北アルプスが見えるはずなんだが。
2017年02月26日 13:14撮影 by  DSLR-A100, SONY
2/26 13:14
雲がなければ北アルプスが見えるはずなんだが。
西対面はタカンボウ山。右にスキー場。
2017年02月26日 13:15撮影 by  DSLR-A100, SONY
2/26 13:15
西対面はタカンボウ山。右にスキー場。
水墨画の世界
2017年02月26日 13:16撮影 by  DSLR-A100, SONY
2/26 13:16
水墨画の世界
カラモン峰に陽が射す。きれいな稜線だ。いつか歩いてみたい。
2017年02月26日 13:16撮影 by  DSLR-A100, SONY
2
2/26 13:16
カラモン峰に陽が射す。きれいな稜線だ。いつか歩いてみたい。
平らなところが宮屋敷跡?
2017年02月26日 13:22撮影 by  DSLR-A100, SONY
1
2/26 13:22
平らなところが宮屋敷跡?
人形山は最後まで頭出さず。
2017年02月26日 13:23撮影 by  DSLR-A100, SONY
2/26 13:23
人形山は最後まで頭出さず。
今日はコンビニのパンで済ます。
2017年02月26日 13:36撮影 by  DSC-W630, SONY
2/26 13:36
今日はコンビニのパンで済ます。
さあ、出発。人形山方面真っ白け
2017年02月26日 14:06撮影 by  DSC-W630, SONY
2/26 14:06
さあ、出発。人形山方面真っ白け
小ピークから一気滑り。右は登りのトレース。左のまっさら斜面を滑ってきた。
2017年02月26日 14:11撮影 by  DSC-W630, SONY
2/26 14:11
小ピークから一気滑り。右は登りのトレース。左のまっさら斜面を滑ってきた。
いただきます。
2017年02月26日 15:09撮影 by  DSC-W630, SONY
2/26 15:09
いただきます。
ごちそうさまでした。
2017年02月26日 15:11撮影 by  DSC-W630, SONY
2/26 15:11
ごちそうさまでした。
何度目かのいただきます。
2017年02月26日 15:21撮影 by  DSC-W630, SONY
1
2/26 15:21
何度目かのいただきます。
この時は楽しかった。ホントに楽しかった。
2017年02月26日 15:25撮影 by  DSC-W630, SONY
2/26 15:25
この時は楽しかった。ホントに楽しかった。
この辺(980m付近)で尾根に戻ればよかったのか。別の尾根が出始めている。そのままいい気になって谷筋を滑る。尾根にはすぐに戻れると思っていたが。
2017年02月26日 15:28撮影 by  DSC-W630, SONY
2/26 15:28
この辺(980m付近)で尾根に戻ればよかったのか。別の尾根が出始めている。そのままいい気になって谷筋を滑る。尾根にはすぐに戻れると思っていたが。
谷を下りながら尾根に戻ろうとするが悪戦苦闘で写真を撮る余裕なし。右岸から左岸を撮る。
2017年02月26日 15:41撮影 by  DSC-W630, SONY
2/26 15:41
谷を下りながら尾根に戻ろうとするが悪戦苦闘で写真を撮る余裕なし。右岸から左岸を撮る。
標高720mあたりで登りのトレースに出会う。杉林の中は少し自由に滑ったが自分のトレースを忠実に戻る。
2017年02月26日 17:11撮影 by  DSC-W630, SONY
2/26 17:11
標高720mあたりで登りのトレースに出会う。杉林の中は少し自由に滑ったが自分のトレースを忠実に戻る。
ヘッデンを使わないで済んだが。。。。
山の神様、今日もありがとうございました。慢心、過信を見透かされ天罰もいただきました。
2017年02月26日 17:58撮影 by  DSC-W630, SONY
1
2/26 17:58
ヘッデンを使わないで済んだが。。。。
山の神様、今日もありがとうございました。慢心、過信を見透かされ天罰もいただきました。

感想

余裕を見込んで16:30には戻れると踏んで出発したが、あと1時間早く出れば精神的に余裕をもって戻れた。(早立ちの必要性が身に染みた)
午後からは雪だったが、登って滑って快適なBCだった、谷筋に入り込み過ぎるまでは。。。

必ず本来の尾根に出くわすという自信はあったが、どれくらい時間が掛かるかが気がかりだった(まだ先が見えない時点で時計を見たら下山予定時刻の16:30)。
と言うのは、出がけに集落の高齢のご婦人に声を掛けられており、暗くなるまで車があったら(戻らなかったら)心配させるし、警察に通報されたら遭難ということになる。案の定、暗くなる直前に戻った時に、そのご婦人と別の男性の方が心配して車のところまで来てくださった。申し訳ありません、ありがとうございました。

同じ谷筋を滑り込んで林道に出たというtskzyさんのレコ (https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-574571.html
を思い出したのは帰宅してから。落ち着いていたつもりでも融通の利かない思考回路になっていたのだろう。tskzyさんのルートを参考にして、下まで降りずに1000mあたりから880mの平地に戻るよう地形図に赤ペンを入れていたのに、目の前のご馳走に目が眩んでしまった。据え膳食わねば、と。

今年に入ってから、上りトレースを外して疎林を滑走したり小ピークを巻いたりした後にGPSを見ながら元に戻る練習を繰り返し、それなりに自信も持てるようになりGPSをますます信用するようになった矢先の出来事。慢心と過信に山の天罰が下ったようだ。ソロが多いし、今日のように山域に一人という時は特に気をつけねばと肝に銘じた山行だった。

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コメント

道草でよかった
redsさん、こんばんわ。
色々な状況、お疲れ様でした。確かにもう少し下れば林道に出て、戻れそうですね。
わかっていればガンガン攻めれたのに…。
2017/2/27 23:25
Re: 道草でよかった
谷が狭くなってガンガンというわけにはいきませんでしたが、トラバーはスイスイできたと思います。いや、天気が悪く凹凸がよくわからなかったのでスイスイは無理だったかも
2017/2/27 23:32
無事でなによりです。
こっちのルートも良さそうですね。次回チャレンジしてみます。
2017/2/28 3:15
Re: 無事でなによりです。
距離が少し長くなりますがチカさんには無問題でしょう。
振り返ってみれば焦ることなくそのまま谷筋を下りても何ということはなかったのですが読図不足でした。今回滑り逃したP1303から880までの斜面はリベンジしようと思ってます。
2017/2/28 7:21
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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