白毛門
- GPS
- 08:54
- 距離
- 7.1km
- 登り
- 1,101m
- 下り
- 1,106m
コースタイム
天候 | 快晴+弱風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
尾根までの斜面 なかなかの急斜で雪深く、午後は踏み抜き祭りです。 ワカンを使ったほうがいいと思います。 尾根 雪庇は古いトレースを境に亀裂が入っていました。 なるべく樹林寄りに歩いたほうがいいです。 山頂直下 クラックを迂回するため急斜面をトラバース後、ダガーポジションで登下降しました。 今後の降雪で尾根の亀裂やクラックが隠れてしまうととても危険です。 行かれる方は十分に注意して歩いてください。 |
その他周辺情報 | 登山ポスト:土合駅舎内にありました。 温泉:鈴森の湯(750円) |
写真
装備
個人装備 |
12本爪アイゼン
ピッケル
ワカン
ストック
ゴーグル
サングラス
ツェルト
ガス&バーナー&コッヘル
スマホ
GPS
ヒトココ
|
---|---|
備考 | 反省:ワカンを持っていたのに使わなかった。 |
感想
去年は松ノ木沢の頭で敗退した白毛門。
リトライです^^
出発時、土合駅にはわたしのクルマだけ。
天気イイ予報だし、きっと誰か来るだろう、来てほしいと思いながら出発。
ひとりで行ってるくせに、他に誰もいないとすごい不安という矛盾^^;
まさかこの日ホントに誰も来ないなんて思いませんでした。
しばらくはどんより曇天だったので心細さ倍増。
それでも数日前のものと思われるたくさんのトレースと、前日と思われる1人分のトレースを励みに歩きました。
尾根に乗り上げるまでの斜面は雪深くて急斜。
尾根にできた雪庇は古いトレースを境に亀裂がガッツリ入っているのでなるべく樹林寄りを歩くようにしました。
松ノ木沢の頭手前でようやくガスが抜けて青空が♪
ガスの中から谷川連峰や白毛門が姿を現すさまはなかなかドラマティックでした^^
心配だった山頂直下のクラックは、近くまで行くとまだ迂回できそうだったので山頂アタックすることにしました。
下を見ると落ちたら止まらなそうな斜面のトラバース、緊張しました^^;
そこからは硬い雪の急斜、ダガーポジションでキックステップで下降のことも考えてステップを作りながら慎重に登りました。
想像以上に緊張しました。
急斜面を登りきれば山頂までゆるゆると。
小ピークに騙されながらなんとか登頂することができました。
やったーーーっ!!!(*>▽<*)
ほぼ無風の快晴で広がる大展望、白毛門から先にはさすがにトレースはありませんでした。
ここから蓬峠までは無雪期もまだ未踏です。
今年は谷川柄杓型縦走したいな♪
登りに時間がかかってしまったのであまりのんびりもできず。
雪が緩む前に安全なとこまで下りなくては。
水分&エネルギーチャージして、チェストバッグなどはザックにしまって下山開始しました。
核心のクライムダウンは雪が緩み始めてたけど上りで付けたステップを利用して落ち着いて下りることができました。
クラック迂回のトラバースではクラックの延長線上をまたぐ時にヒザまで踏み抜いてヒヤリ^^;
安全地帯まで下りたところで緊張から一気に解放されて、ようやく達成感が沸いてきました。
あとはひたすら下るだけ。
とはいってもぐるっと広がる絶景がそう簡単に歩かせてくれなくて、
少し歩いては写真を撮って、また撮って、展望をたっぷり楽しみながら下山しました^^
そうこうしてたらどんどん雪が緩んできて、長い長い尾根は踏み抜き祭り。
最後尾根から登山口へ下りる斜面はシャレにならない踏み抜き祭りで
足の付け根までズボッなんて当たり前、落ちた足を抜くのが大変で、掘り起こさないといけないくらいでした。
ワカンを持っていたのにワカンの威力を信用できなくて、ワカンを付けた状態で踏み抜いたら今度こそ足が抜けないかもという恐怖感で結局使いませんでした。
あとで聞いたらワカンを使えばそもそもそんなに踏み抜かないそうで、こーゆう時は使うのが正解ということでした^^;
道具は持ってるだけじゃダメですね。使えてこそ道具。
そんなこんなで無事下山。
最高の登山日和だったけど誰にも会わない初めての山行でした。
白毛門、登れたっ!!
良い経験になりました。それも無事下山できたからこそ。
正直私にはギリギリだったかな^^;
山の神様に感謝です。
コメント
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私も同日に谷川岳に登っていましたが、白毛門の美しさに見とれていました。
綺麗な写真をありがとうございます。山頂からの谷川連峰は最高ですね
bluejoe626さん
コメントありがとうございます^^
bluejoe626さんのレコ拝見しました。
私にはぜったい出会えない世界、海外の山にも幅広く活躍されてるんですね。
ブログもブックマークしたので今後陰ながら応援させていただきます♪
白毛門からの谷川連邦の展望は本当に素晴らしかったです。
この翌日は谷川岳から白毛門を眺めました^^
フォロー返しさせていただきました。またよろしくお願いします!
翌日、3月1日もいい天気でしたよね!どちらも満喫とは羨ましい限りです
ありがとうございます !! 私もjunpieさんの今後の記録を楽しみにしています。
bluejoe626さん
ありがとうございます^^
こちらこそ、bluejoe626さんの今後のご活躍を応援してます!
ヒマラヤ、頑張ってきてください!
はじめまして
同じ日にお向かいのタカマタギにいました。
いいお天気でしたね。
クラックすごいですね。
ソロで素晴らしいメンタル!
登頂、無事のご帰還おめでとうございます。
anne21さん
はじめまして。コメントありがとうございます^^
タカマタギにいらしたんですね。
本当に良いお天気でしたね♪
だから白毛門もぜったい誰か来ると思ったのですが、、、
まさかの私ひとりでした^^;
山頂直下は本当に緊張しましたが、その先の感動は今年1番大きかったです
ソロだからあまり怖いところは行かないほうがいいのですが、それでも落ち着いて行動できたので少し成長できた気がしました。
これからも慎重に雪山を楽しみたいと思います^^
おぉ素晴らしい、私にはまだその勇気が
白毛門、トレースが付いているのですね。驚き!
今年は入ってみたいと思うのですが、流石に平日・単独は気が引けます。私だけかも(^^ゞ
松ノ木沢の頭を過ぎると危険ポイントが数か所あります。勇気あるなぁ。
翌日は谷川岳、体力も更新中のようですね。
yasubeさん
平日の白毛門、実際勇気いりました^^;
去年も平日でしたが私以外にソロの方が3人いたので
きっと登山日和なら誰かしら来るだろうと思ってました。
歩くの遅い私が松ノ木沢の頭で尾根を振り返って誰もいないのを見たとき、
まぢかーーーと思いましたw
クラック迂回のトラバースとその上の直登は本当に緊張しました。
あの緊張を落ち着かせて登下降できたら自分で自分に勝ったような気がしました。
でもソロであまり怖いところは行かないどこうと思います^^;
今シーズンは週中晴天、日曜には悪天候のパターンが定着してしまいました。
毎週毎週いい日をねらって山へゆけるじゅんぴーさんを羨ましく思う昨今です
雪山には、やはり青空が似合います
楽しい一日でしたね
gankoyaさん
たしかに今年は平日に当たり日が多いですね^^
快晴+弱風+低温をねらって出かけてますが、さすがに気温は高くなってきました。
クラックができたり、アイゼンにダンゴが付いたり、もう春ですね。
gankoyaさんのために、日曜日にも登山日和が当たりますように(−人−)
はじめまして。hirotieeeと申します。
去年の三月に馬蹄の途中で白毛門を通過しましたが
その時は悪天候で何も見えずただただ硬い雪の急斜面で恐怖を覚えるだけでした^^;
が、なるほど。雪があって晴れているとこんなにも素晴らしい景色なのですね!
晴れているときを狙ってまた行きたくなりました。
よいレポートをありがとうございました!
hirotieeeさん
はじめまして(^^)
コメントありがとうございます。
三月に馬蹄形!
しかも日帰り!
しかもホワイトアウト!
すす、凄いメンタルですね(^^;
でもホワイトアウトだったなんてもったいない(>_<)
私にはとても3月の馬蹄形なんてできませんが憧れます(*^^*)
次はぜひぜひ谷川の美しい稜線を見てくださいねっ
厳冬期に行ったんですか。夏に馬蹄形を日帰りで検討しましたが体力的に躊躇してました。
白毛門は1970年に職場の人を連れて登った懐かしい山です。
谷川岳の対面からマチガ沢、一ノ倉沢等の岩場を見るのが目的でした。
冬の谷川岳は流石ですね。
よくこの時期にガスがない谷川連峰を見れましたね。
羨ましい。
bumpkinさん
白毛門は去年敗退してるので条件良い日をねらってました(^^)
今回なにかひとつでも条件書けてたら登頂できなかったと思います。
bumpkinさんも昔行かれたんですね。
本当に白毛門からの谷川の眺めは格別でした。
雪の白毛門に登れて良かったです。
馬蹄形の日帰りは大変ですね。
私はテント泊でのんびり歩きたいです♪
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