常念岳 東尾根 槍穂の絶景に心が揺さぶられた

2017年03月04日(土) 〜 2017年03月05日(日)

• GPS: 32:20
• 距離: 21.4km
• 登り: 2,129m
• 下り: 2,129m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:52
• 休憩: 0:00
• 合計: 5:52

8:20 須砂渡ゲート
9:13 0:00 東尾根取付き点
12:41 0:00 1955m
14:12 2178ｍ幕営地点

2日目

• 山行: 8:26
• 休憩: 2:02
• 合計: 10:28

6:12 2178ｍ幕営地点
8:04 0:00 前常念岳
9:04 9:40 常念岳
10:14 0:00 前常念岳
11:29 12:55 2178ｍ幕営地点
16:40 須砂渡ゲート

天候

3月4日 晴れ
　 5日 晴れ
　　　　常念岳　−7℃〜−8℃
　　　　　　　　風は10m/sくらいか

アクセス

利用交通機関：

自家用車

【駐車場】
　烏川林道　須砂渡ゲート
　数台駐車可能　積雪なし

コース状況／危険箇所等

★烏川林道
　須砂渡ゲートから入ってすぐに雪が出てくるが踏み抜きはなし。
★東尾根
　今回は送電線の標識？と思われるところから取付きました。
　しばらく登ると平坦になって送電線の鉄塔に出ます。
　そこで東尾根に乗ります。
　いくつか小さなピークを越えて緩やかな斜面から段々と傾斜が
　きつくなって急登に耐えると1955mピークです。
　そこから緩やかな斜面がしばらく続き2178mピーク。
　今回はここで幕営しました。風の影響もなくいい場所でした。
　2200m付近で森林限界を突破し、クラストした斜面を登り
　2400mからの岩場を右に巻くと雪稜に出ます。
　ひと登りしてちょっとした岩場を縫うように登れば稜線に出て
　前常念岳の山頂です。
　ここではじめて穂高とご対面です。
　あとは常念岳の山頂まで小1時間くらいでしょう。

★装備
　全体を通して先行者のトレースがありました。
　登りは幕営地まではつぼ足で、そこから山頂まではアイゼンを
　装着。下山は踏み抜きが頻発したので途中でわかんを装着。
　印象としては先行者も途中からスノーシューに換装してましたが
　下部はつぼ足で、中間はわかんかスノーシューに換装して森林限界を
　越えたあたりでアイゼンに換えるのが妥当かと思います。
　
★幕営ポイント
　1955mピークから2178mピークの間の平坦なところか
　2178mピーク付近が適当。
　先行者は前常念岳で幕営してました。
　下山を南東尾根にとる場合はいいですが東尾根ピストンならば
　樹林帯のほうがいいかと思います。

その他周辺情報

★温泉
　ほりで〜ゆ　四季の郷
　入浴料　530円
　露天から前常念岳の眺望
　須砂渡ゲートからすぐ
★豊科食堂
　長野道・安曇野IC近く

写真

3/4 8:21

須砂渡ゲート
レヴォーグを
こんな感じで
停めました

3/4 8:22

先着は3台か
しかし実際は
ふたりのペアしか
会いませんでした

3/4 8:23

ゲートを越えて
烏川林道に入る
すぐに
雪がでてくる

3/4 8:26

前常念だ〜
テンションあがる

3/4 8:31

前常念と
1955mピーク
今日はその奥の
2178mピークまで

3/4 9:09

東尾根末端
昨年は
ここから
取付いた

3/4 9:13

今回は
皆さんと同じく
ここから
取付く

3/4 9:27

送電線の鉄塔にでた
ここで
東尾根に乗る

3/4 9:50

東尾根下部は
笹ヤブが出ている
ところも

3/4 9:58

雪が消えている
ところもある

3/4 10:14

雪がつながった

3/4 10:51

3/4 11:01

先行者の
休憩跡だな

3/4 11:07

1955mピークまで
ひたすら登る

3/4 11:49

3/4 12:00

前常念がチラリ

3/4 12:41

1955m付近

3/4 13:05

トレースが
スノーシューに
代わった
確かに
踏み抜きが多く
なってきた

3/4 13:32

幕営ポイント
1955mピークと
2178mピークの間

3/4 14:12

2178m付近
今日の幕営地点

3/4 14:15

よし、ここにしよう
整地だ

3/4 15:08

設営完了！
もちろん
エアライズ2
外張りを使う時期は
過ぎたけど
使ってみた

3/4 17:57

晩ご飯
煮込みらーめん
まあ、普通の
塩らーめんです
冬はなるべく
暖かいものが
いいんですよ

3/5 6:12

3月5日
おはようございます
昨夜はほとんど
風の影響は受けず
気温は−7℃か
−8℃くらい
では出発！

3/5 6:24

日が昇った

3/5 6:28

きた〜！
森林限界を突破
前常念岳登場！
ピンクに染まる
いやがうえにも
期待が高まる

3/5 6:28

日の出

3/5 6:28

スノーシュー
快適そうだな
アイゼンだと
少し沈みます
ところで先行者は
どこで幕営してるの
かな？

3/5 6:31

横通岳

3/5 6:39

わくわくするな

3/5 6:50

クラストしてる

3/5 6:59

2400mから
2450mにかけての
岩場

3/5 7:04

この岩場は
右から
巻いていく

3/5 7:15

東尾根を
振り返って

3/5 7:15

雪稜をいくと
また岩場

3/5 7:16

クラストした
雪稜をいく

3/5 7:28

あともう少し

3/5 7:54

この岩場を
抜ければ

3/5 8:04

稜線にでる
ここが
前常念岳山頂か

3/5 8:16

あ、こんなところに
前常念で幕営して
たのか
あとで聞いたら風で
寝れないことは
なかった
と言ってました

3/5 8:18

うん
こっちが山頂？

3/5 8:19

さあ、行こう
常念へ！
先行者2名を
とらえた

3/5 8:20

横通岳〜大天井岳
右奥にはゴタテ

3/5 8:23

常念小屋への
トラバース道分岐
でも整備不良で
通行禁止だって
どっちにしろ
冬は危険だから
通らないでしょ

3/5 8:48

ちょっとした
岩稜を越えていく

3/5 8:49

もう一息だ

3/5 8:50

山頂直下の斜面を
登ってます

3/5 8:54

この斜面を
登りきれば
山頂だ！

3/5 9:02

遂に来た！

3/5 9:04

やった！
常念岳2857m
雪辱を果たした

3/5 9:06

これだ
これが見たかった！
厳冬の穂高
素晴らしい
いつまでも
眺めていたい

3/5 9:06

北穂高岳
大キレット
南岳

3/5 9:07

中岳
大喰岳
槍ヶ岳

3/5 9:07

前穂北尾根
昨夏
初登攀した
思い入れがある

3/5 9:07

奥穂高岳

3/5 9:07

北穂高岳

3/5 9:08

横通岳
大天井岳

3/5 9:09

大天井岳

3/5 9:09

剱岳と立山は
ちょうど
雲がかかって
見えない

3/5 9:09

左から
鷲羽岳と水晶岳
雲がかかってるのが
薬師岳

3/5 9:10

槍ヶ岳
堂々たる
その姿に
心が揺さぶられる

3/5 9:10

北鎌尾根
右端が独標かな

3/5 9:10

蝶ヶ岳

3/5 9:11

乗鞍岳

3/5 9:12

真ん中
爺ヶ岳と
鹿島槍ヶ岳

3/5 9:13

槍ヶ岳と東鎌尾根

3/5 9:13

いや〜
素晴らしい眺め
感無量
言葉はいらない

3/5 9:17

自撮りで
し、しまった
手で槍が隠れて
しまった・・・

3/5 9:19

もう一枚

3/5 9:23

ついつい
槍に目がいって
しまう

3/5 9:23

厳冬の穂高と槍
言葉はいらない
素晴らしい
心が震えた

3/5 9:26

槍と道標

3/5 9:26

穂高と道標

3/5 9:33

八ヶ岳

3/5 9:33

南アルプス

3/5 9:34

妙高と火打

3/5 9:38

最後に
山頂と槍穂の絶景
素晴らしい！
だから雪山は
やめられない！

3/5 9:46

あんなところに
ボードかスキーの
シュプールが・・・
山頂から常念沢へ
滑り降りたのか
凄すぎる

3/5 9:46

槍とお別れ
またね

3/5 9:50

前常念へ向けて
戻っていく

3/5 9:51

御嶽山と
乗鞍岳

3/5 9:51

ゴタテの奥に
剱岳と立山が
あるけど
今日はダメだね

3/5 10:07

前常念で
穂高とお別れ
さようなら

3/5 10:07

蝶ヶ岳
御嶽山
乗鞍岳

3/5 10:08

横通岳から
大天井岳へ
こっちも
歩きたい

3/5 10:08

鹿島槍をアップで
今冬は行こうかな？

3/5 10:11

常念岳とテント
なんか絵になるね

3/5 10:14

前常念岳の
避難小屋
埋もれてます

3/5 10:23

東尾根

3/5 10:37

左が燕岳かな
その右が
ゴタテ

3/5 10:49

雪稜を振り返って

3/5 10:56

シュカブラ

3/5 11:17

前常念も
さようなら

3/5 11:29

戻ったよ

3/5 12:42

撤収完了
さあ、帰ろう

3/5 12:54

風の影響もなく
いい場所でした

3/5 13:49

下山は
雪が緩んで
踏み抜きまくり

3/5 14:18

我慢出来ず
わかんを投入

3/5 15:03

下部は
雪解けが
すすんでいる

3/5 15:06

注意箇所
ここは右にも
尾根があるけど
左が正解
赤い目印が
あるけどね
間違えないように

3/5 15:08

藪こぎもあるよ

3/5 15:26

送電線の鉄塔
ここで右に折れて
しばらく下れば
林道に出る

3/5 15:52

やっと
林道に出た
踏み抜きから
開放された
あ〜疲れた

3/5 16:03

林道は幸いにも
踏み抜きはなかったが
ゲートまでが
長く感じられた

3/5 16:32

前常念と
1955mピーク

3/5 16:40

帰還
充実した山行だった
でも下山でこんなに
疲れるとは
思わなかった
さあ、温泉行こう
すぐそこだから

3/5 19:33

晩ご飯
久しぶりの
豊科食堂
ごはん、みそ汁
じゃこと大根おろし
鶏とキャベツの塩炒め
若竹煮とたまねぎサラダ

撮影機器：

TG-620 OLYMPUS IMAGING CORP.

装備

個人装備

ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 予備手袋 ゲイター バラクラバ 毛帽子 靴 予備靴ひも ザック アイゼン ピッケル 行動食 飲料 水筒（保温性） ガスカートリッジ コンロ コッヘル ライター 地図（地形図） コンパス 笛 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル カメラ ポール テント テントマット シェラフ

感想

sirius

昨年、前常念岳で敗退した東尾根。
今回は確実に登頂するため、幕営山行とした。

まずは2日間晴天に恵まれたことに感謝します。
今回の山行はふたつの目的がありました。
常念岳登頂と槍穂の展望です。

東尾根は特に危険な箇所もなく難しい岩場もない登りやすい尾根です。
先行者のトレースにも助けられて快適な登高が出来ました。

そして槍穂の大展望。
絶景というありふれた言葉では表現できないほどの景色が目の前に
広がっていました。
暦のうえでは厳冬期は過ぎましたがまだまだ厳冬の装いそのものです。
いつまでもいつまでも眺めていたかった。

登頂の達成感と心が揺さぶられるほどの絶景。
それを得るために雪山を登っているんだと実感しました。

やっぱり雪山はいいなぁ。
雪山を登り続ける意味を再確認できた山行でした。
とても充実した2日間でした。

コメント

yokowv

羨ましい〜
siriusさんこんにちは。
常念岳東尾根、お疲れ様でした！
いやー、素晴らしい天気！素晴らしい眺め！いいなあ〜〜。
このために登ってますよね。うんうん。
わたしの登頂はガスガスだったので…また登るときは晴れた日に蝶か燕まで縦走してみたいです。

sirius

最高でした！
yokowvさん、こんばんは。

いいでしょう！羨ましいでしょ
お天気といい、眺めといい文句なし！
しみじみと、
雪山やっててよかったと思いましたよ。
やめられないね。

実は今月このあと3連休があるんですよ。
お天気次第だけど出来たら燕〜大天井〜常念の縦走を
やりたいなと。
宮城ゲートからの林道歩きがかったるいけどね。
まあ、そこは辛抱して。
やっぱり北アはいいね。