蓑毛越〜浅間山〜大山阿夫利神社下社〜日向薬師(関東ふれあいの道@神奈川16「大山参り蓑毛のみち」)
- GPS
- 08:09
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 849m
- 下り
- 1,006m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2015年11月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路は日向薬師バス停からバスで小田急線・伊勢原駅へ。 (ケーブルカーは利用しません) |
コース状況/ 危険箇所等 |
整備されたハイキングコースなので、危険箇所はありません。 蓑毛越から枝道で浅間山に寄りましたが、無線中継局の傍らの山頂標識は、ちょっと見つけにくいかも。 |
その他周辺情報 | ヤビツ峠の売店は休日営業。 阿夫利神社下社には茶屋や土産物店がたくさんあり、ここからケーブルカーで下山することもできます。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
日焼け止め
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
|
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感想
関東ふれあいの道@神奈川も残すコースが少なくなってきましたが、その中にはまだ大山、仏果山、経ヶ岳が残っています。今回のウサトレは「大山」。古典落語の「大山詣り」でも有名な丹沢山系の大山(標高1252m)はケーブルカーも整備された紅葉に名所、行くならやっぱり秋だよね〜と、11月にとっておいたコースです。この週はウサクマともに風邪気味でウサトレできるか心配でしたが、朝起きたらお天気上々、体調もまずまず。この3連休、お天気はどんどん悪くなるみたいだから、今日行っちゃいましょ〜
今回のウサトレ大山詣りは、関東ふれあいの道@神奈川16「大山参り蓑毛のみち」を使うので、阿夫利神社の山頂奥の院までは行かず、下社まで。今年2015年9月に歩いた関東ふれあいの道@神奈川15の終点・蓑毛バス停から、裏参道を登って蓑毛越経由で登ってみました。
ウサトレ前日の夜にもNHKの首都圏天気予報で「大山の紅葉ライトアップ」が紹介され、最近ケーブルカーもリニューアルされたから、阿夫利神社はきっと高尾山なみの大混雑と覚悟。でも蓑毛からの裏参道なら・・・そんな期待で秦野駅前の4番バス乗り場へたどり着いてみると・・・なんですかーーこの行列は!!
バス乗り場からバスロータリーをぐるりと回って、駅前通りの先まで、ザックを背負った老若男女の群れ。マジですか? これ、全部、蓑毛から大山に登る人?
裏高尾の小仏行きみたいに増発バスが出ているのかも分からず、ちょっとずつしか進まないバス待ちの行列に並ぶこと30分。並んでいるところからバス乗り場が見えるようになって、あ、蓑毛行きのバスが来た〜と思ったら、なんかヘンです。そのバスが来て動き始めた人の列が、なんか自分たちが並んでいる列と違う気がする! よくよく4番乗り場をチェックすると、ここには2つの路線が入っていて、「蓑毛行き」と「ヤビツ峠行き」がありました! 長蛇の列はなんと「ヤビツ峠行き」だったです。
それでも「蓑毛行き」のだって大混雑。次のバスにしようか〜と躊躇していると、先に乗ったちょっとお年を召されたお姉さまが、「これに乗らないと、次はいつになるか分からないわよ」と忠告。ならば!と無理やり乗り込みました〜
これだけの人が来るなら、蓑毛バス停の大きなトイレも納得〜と、トイレからバスロータリーに戻ってみると、おや、ウサがデカいネコタと仲良くしてる〜〜あら〜〜こいつめちゃめちゃ顔幅ひろいニャ〜。あらら。ウサの手を見ると血だらけ・・・こいつにガブガブされたらしい。本人は「可愛い〜」とご満悦なので、まいっか〜〜でも心配だから、いちおう液体絆創膏で消毒しておきます〜ぺたぺた。
まずは、前回蓑毛に来た時に日没間際でゆっくり見られなかった宝蓮寺大日堂を参拝して、今日のウサトレの無事を祈願しました。そして、本堂裏にある湧水「金剛水」で手を洗ってお口を漱いて、出発準備完璧!でも、この「金剛水」さん、由緒ある湧水らしいけど、なんか普通のステンレス流し台と蛇口だね〜ま、錆びにくくて管理が楽だからいいのか・・・
蓑毛バス停から蓑毛越までは、落ち葉の積もった落ち着いた登山道でした〜ここぞ!という見どころもありませんけど(^^;
面白かったのは蓑毛越から脇道にそれた浅間山山頂。ルートの脇道でちょっと立ち寄ってみることに。蓑毛越から浅間山方向には幅の広い尾根道が続いていて、これなら楽勝だね〜って感じで山頂へ行ってみると・・・馬鹿でかい無線中継用の鉄塔が立っていて、作業員のお兄さんたちが作業しています。でも、地図で見ると、確かにこのあたりが三角点。いったん少し戻って、鉄塔を廻りこむように通っている登山道を少し歩いてみる。地図で見ると、やっぱりこの上あたりが山頂だよね〜ええーーい、道ないけど登っちゃえ!って登ってみたら、やっぱり鉄塔。その脇に細い尾根道。地図でどうみても、やっぱりこのあたりが山頂なんだよ〜三角点ないかな・・・と探していたら、「あったーーー!これじゃないの?」。おお!杉の木の根元に、確かに三角点が! これか〜〜としげしげと三角点のコンクリート柱をながめ、じゃ写真でも撮っておこうか、と三角点に立った時、「あ、これじゃない?山頂ってかいてある」・・・杉の木にビニール紐で縛り付けられた、マジックで手書きされた一枚のシート。そこに手書きで「浅間山 679m」
やったーーー!ここって今回のウサトレで唯一の「山頂」なんだよね〜それにしても、このシート。どう見ても素人製作ですよね〜
蓑毛越を過ぎると紅葉の山斜面にトラバースするような狭い登山道。道はアップダウンは少ないけど幅が狭くて、斜面の傾斜はなかなかのもの。なので紅葉した山肌の眺望はまずまず。そんなもみじをバックにウサクマお互いに写真を撮りあっていたら、後ろから追いついてきたオジサンがツーショ撮ってくれました〜
阿夫利神社下社はやっぱりすっごい混雑でした! 大山山頂への登山口を覗くと、かなり急な石段が続いていました〜今度はこれにチャレンジ!かな?
下社の本殿の前の狛犬さんは、前足は妙に頑丈でデカくて突っ張っていて・・・「ふん!」ってふんぞり返ってエラそうです〜
本殿鳥居前の石段を降りると、関東ふれあいの道はこっちだよ〜の指導標識が。神社仏閣の境内がコース上にある場合、境内に入ってしまうと次にどこからがコースなのか迷ってしまうことが結構多いのだけど、ここは分かり易いです。
一安心したら・・・あ、いい匂いがしてきた〜ああ、ここでもお団子焼いて売ってますね〜これは買いでしょ。他ではあまり見かけなかったむらさきいも団子ときび団子をいただきました〜あつあつで美味しいです。
ここから見晴台までの登山道は、基本的に2015年秋から工事中。でも11月10日〜12月10日くらいまでは紅葉ライトアップの合わせて通行可能になっていました〜これだけ参拝客が来るなら、工事している場合じゃない・・・ってことかな?
登山道は、このところしばらく通行止めで、昨日から解除期間になったばかりだからなのか、それとも大山山頂から見晴台へ下りた人たちがケーブルカーに乗るために通るためなのか、ともかく道幅に見合わない交通量でした! とくに見晴らし台方面から来る人が多い! いま整備中で柵が登山道脇に仮設されているけど、これだけ人がすれ違うのなら、安全対策としてやっぱり柵の整備が必要かな〜お子ちゃまとか落ちたら大変!
関東ふれあいの道のコース認定ポイントになってる「二重滝」は、それほど大きな滝ではありません。ちょっと残念〜とか思った後で、ふと考えてみました。高尾山の琵琶滝といい、奥武蔵の黒山三滝といい、この二重滝といい、信仰の山で修験の道にある滝は、やっぱり人が滝に打たれたりするから、それほど大きくないのかもしれないですね。・・・そーーだよね、日光の華厳の滝とかに打たれたら、修行どころか、そのままあの世行きだよね〜
ススキなんかが茂っていて、見晴台は見晴台というほどの見晴らしもなく、それでもたくさんある野外卓は家族連れハイカーで大入り満員でした。でも、ここを逃すと、このコースでは、この先ご飯食べられる休憩場所はもうありませんから、ぜひともここでランチしておくことをおススメします。相席になったご家族もバーナーで沸かしたお湯でカップヌードル食べてました。男の子がお母さんの分のラーメンまで食べちゃって、おまけにゴミまで渡すもんだから「お母さんはゴミ箱じゃありません!」ってプンプン! 端で見ている分には面白いんですけど〜
さて、この見晴台が今回の最高地点。あとはひたすら下りです。
途中、大山の中腹にへばりついている下社の姿に感動しました。重機もケーブルカーもなかった時代、どうやってあそこにあれだけの規模の社を建設できたのか、不思議ですな〜
今回の下りルートには、九十九曲という急傾斜のつづら折れの登山道が含まれます。日もかなり傾いてきていて、なんとか日の残っているうちに日向林道まで降りたい。なので頑張って下っていると、いつのまにか途中から後ろを若いカップルがついてきます。ハイカーというより、デートでなんとなく大山に登って歩いていたらここに来ちゃった、って感じの軽装。他の学生ハイカーさんなんかは、さっさとウサクマを追い抜いて行ったけど、どうもこのカップルは抜く気はないらしい。九十九曲の途中でいちど林道に出て、そこからもう一度九十九曲で山の中に入っていく際も、ウサクマで地図で位置確認している間、ずっと先に行こうともせずに、隣りで待っていました。きっと暗くなってきて不安だから、とりあえず山歩きの恰好をしているウサクマの後をついていった方が安全、と思ったんでしょうね〜ま、その気持ちは分かります。
ともかく、今回はヘッドランプを使わずに林道まで降りられました〜日向ふれあいの森学習センターから日向薬師バス停までは舗装された日向林道で安心。あのカップル、安心したのか、さっさとウサクマを追い抜いて行きやがった!
この林道沿いも日向川の流れとか石雲寺や淨発願寺なんかもあって、日中にもう一度歩きたいところですね〜そして「クアハウス山小屋」で日帰り入浴して、ビールでプハ―――と打上げ!っててのもいいかも〜
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