御池岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.2km
- 登り
- 867m
- 下り
- 851m
コースタイム
※普通の方より足が遅いうえに写真をたくさん撮るのでコースタイムは参考になりません。
天候 | ほぼ快晴。登山口では風が強く寒かった。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
すでに4,5台の先客あった。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
コグルミ谷出合に登山ポストあり。 コグルミ谷のルートは山腹に付けられた道幅の狭い部分に 路肩が崩れやすいところがあり注意が必要で、 小さな支谷も何本かあり迷い込まないように踏み跡をしっかりと追うことが必要。 7合目から山頂までは残雪がルートを隠しているので、 遠望が効かないときは注意が必要。 御池岳山頂から日本庭園までの間も残雪が多く、トレースがなかったり、 遠望の利かないときは地形がなだらかな分だけ、ルートを見失いやすいかも。 鞍掛峠から鞍掛トンネル東口までの間の上部にも 路肩の弱い幅の細い部分があり、注意が必要。 |
写真
感想
朝4時に起床、朝マックを食べながら、
下道を西に走って7時頃にR306のコグルミ谷出合近くの駐車スペースに着いた。
既に数台の先客がいる。
快晴で青空が広がっているが風が強くて寒い。
7時半に荒れて足元の悪い「コグルミ谷」を登り始める。
新緑にはまだまだ早いが、春の陽に照らされた茶褐色の山肌と裸の広葉樹、
そして谷筋に残る残雪が素敵だ。
しかし右岸の山肌から小さな落石の音が絶え間なく聞こえる。
6合目の標識で山脈の主稜線に出て右に折れると、
落ち葉が敷き詰められたなだらかで広い山稜を進む。
残雪で登山道が少しわかりにくいが素敵な山道を行くと8合目標識の先で、
左に折れて山頂への最後の長い登りにとりかかる。
斜面全体を覆う残雪のため、正確な登山道はわからないが
トレースを頼りに適当に登ると、灌木に囲まれた岩だらけの山頂(1247m)に着いた。
灌木越しに北方の展望が開けていて、
白山や能郷白山、伊吹山や霊仙山の眺めが素晴らしい。
特に白山がはっきりと見えて感動的だ。
休憩するには少し落ち着かない山頂だが
お湯を沸かしてゆっくりと昼食を摂る。
お腹もいっぱいになったところで「ボタンブチ」へ向かおうとして南に進む。
丸山の葉の落ちた樹林帯を抜けると草原が広がる山稜に出た。
事前の勉強不足のためか、突然現れた素晴らしい景観に少々感激してしまった。
ボタンブチへは下らずにそのまま進んで草原の「奥の平」に出た。
周囲に灌木がないため、360度の大展望が広がっていて、
当然のことながら御池岳山頂より眺めがいい。
これより以南の鈴鹿山脈の主要ピークも手に取るようにわかる。
しかし気持ちがいい草原の山頂だ。
御池岳山頂よりここでのんびりと昼食を摂るべきであった。
昼寝にも最高だろう。
西に草原を下ると西側が断崖絶壁となっているボタンブチへ出た。
南へ連なる鈴鹿山脈の展望は言うに及ばず、
北西には琵琶湖や湖西の比良山地までもがよく見えた。
御池岳山頂までいったん戻ってから、
広大でなだらかな起伏が続く山稜を鈴北岳目指して北に進む。
残雪で登山道が一部わかりにくいが、
午後の陽に葉の落ちた広葉樹の森と残雪の原が美しい。
日本庭園と呼ばれる平たん部を抜けて、
なだらかな丘を登ると鈴北岳の山頂(1182m)に出た。
遮るもののない草原の山頂からは360度の展望が広がっていた。
振り向くと御池岳や日本庭園などなだらかな起伏が織りなす景観が素晴らしい。
この山頂も昼食と昼寝には最高だ。
最後の大展望を楽しんだあと、鞍掛峠へ向けて長い尾根を下り始めた。
尾根上部は草原が随所に広がり気持ちがよかった。
尾根下部の急坂を下ると狭い鞍掛峠へ着く。
コグルミ谷よりさらに足元の悪い、山腹のトラバースルートを通り、
杉の植林帯を抜けると鞍掛トンネル東側の登山口に降り立った。
R306の車道をとぼとぼと歩いてコグルミ谷出合いの駐車スペースに戻ったら
15時半を回っていた。
今日は事前の予想以上に素晴らしい山頂台地の景観と
白山の素晴らしい遠望に超オトクな気分を味わえた山旅でした。
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