吾妻連峰,ラッセル・クロウ
- GPS
- 28:27
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 852m
- 下り
- 863m
コースタイム
- 山行
- 5:29
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 5:53
天候 | 初日はホワイトアウト,二日目は徐々に晴れていく |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
2. ゴンドラで行けるところまで行く 3. 帰りはグランデコホテルからでている郡山駅までのシャトルバスを使用 |
コース状況/ 危険箇所等 |
1. スノーシューは必須でした(それでも難儀しました) 2. GPSも必須です。できれば,スントなどのGPS時計に避難小屋の座標を入れておくことをオススメします。 |
その他周辺情報 | 帰りはグランデコにある日帰り露天風呂(1000円)を使用しました。スキーリゾートから無料のシャトルバスがでていて数分でホテルにつきます。バスから降りると,ホテルのスタッフが22キロのバックパックをカートに乗せてくれて神対応にやや動揺しました。フロントで申し訳なく「日帰りの露天風呂です。。。」と伝えると,笑顔で対応して頂きました。荷物もフロントで預かって頂いて「今度,泊まりに来るからね」と心のなかで誓いました。皆さんもご利用して下さい♡ |
写真
感想
西大巓から西吾妻山に至るルートがガスガスで完全なホワイトアウト。
晴れていれば避難小屋も見えるのですが,どうしようかな〜と迷います。他の登山者のトレースも見つかることができないので,ここは大枚はたいて買ったスントトラバースアルファの出番です。ナビゲーションモードスタンバイで予め入れまくっておいた避難小屋の座標から西吾妻小屋を選択。このとき,他の避難小屋を選択してしまうと死にますので指差し点呼!
ターゲットをロックオンしたスントは12時の位置に I I というマークが現れます。ここに△マークを合わせることで避難小屋の追尾が可能となります。西大巓から小屋までの直線距離は約900 m。どうせトレースは見つからないのだから,ラッセル覚悟で目指しました。しかし雪がもふもふ状態で,MSRのスノーシューが沈みまくりです。西大巓の急斜面で3回ぐらい転んで,気分がとってもブルーに。。。
避難小屋まで300 m に迫ったところで斜度が急になり,ラッセルで膝がパンパンになりました。この300 m に約一時間をかけてしまい,体力的にだいぶ消耗しました。あわよくば一切経まで抜けたかったのですが,それはそれは,甘い夢であることを,もふもふ地獄が教えてくれたのです。
しかもホワイトアウトで前進するのは無謀なので,西吾妻避難小屋で明日のことを考えることにしました。小屋につくと,仙台から来た二人の山屋さんと土浦から来た山屋さん二人と合流しました。
僕がアマノフーズでちまちました食事をとっている脇で,土浦から来たお二人はドラえもん並に食材を出してきます。馬刺しとか,豆腐三丁とか,日本酒とか,枝豆とか,,,その食卓に僕もご招待頂きまして,たくさんの具材が入った鍋をご馳走になりました。ま,一人だろうと思っていた避難小屋も僕を入れて5人となり,楽しい一夜を過ごしました。
翌日,天気予報では晴天なのに,相変わらず真っ白な世界でした。避難小屋で燻っていてもしょうがないので,フィールドアクセス2を起動しガスガスの西吾妻山頂を目指しました。
山頂付近は風が強いせいか雪質が硬くてスノーシューで快適に前進できました。まあしかしのっぺらとした山頂なのでGPSは必須です。僕はiPhone7Sを使用していて,GPSの精度はすごく良いです。おまけに防水対応になったので最強のGPSマシンとなりました。寒さには弱いのでホッカイロで温めてあるバッテリーパックを接続しています。
話を戻します。避難小屋近辺をウロウロしていると徐々に太陽のパワーが強くなってきました。西大巓に向かうトレースもくっきりと確認することができます。新幹線なみに移動して,西大巓に向かいます。その頂上でしばらく休憩して,安達太良山,磐梯山,飯豊連峰などを眺めて,甘いコーヒーでまったりしました。
帰りはゴンドラに乗せてもらいスキー場からシャトルバスでグランデコホテルに向かいました。露天風呂とサウナでさっぱりしたあと,郡山駅行きのシャトルで下山しました。このシャトルバスは荷物を積めるスペースがあり,重いバルトロ75を膝に抱えながらの苦行をしなくてすみました。とにかくグランデコで働いているスタッフさんは最高です。ホテルによっては日帰り観光客を適当にあしらうことがありますが,ここはそんなことはなく,全てが快適でした。
吾妻連峰を縦走してやる!というロマンは儚く潰えたのですが,残雪期に再挑戦したいと思います。
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