武尊山 沖武尊・中ノ岳 〜ホワイトアウトのち雪崩〜

2017年03月18日(土) [日帰り]

• GPS: 05:05
• 距離: 6.9km
• 登り: 664m
• 下り: 664m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:05
• 休憩: 0:53
• 合計: 4:58

距離 6.9km 登り 664m 下り 667m

8:58 川場スキー場ゲレンデトップ
9:30 9:33 剣ヶ峰山
10:39 10:49 武尊山
11:33 12:03 中ノ岳
12:34 12:39 武尊山
13:39 13:44 剣ヶ峰山
13:56 川場スキー場ゲレンデトップ

天候

曇り一時風雪のち晴れ　気温0〜-9度

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

川場スキー場から沖武尊までは多くの登山者がいるはずなのでトレース期待できます。雪庇に注意。
沖武尊から中ノ岳まではトレース期待できません。ワカンやスノーシューがあると良いと思います。
私のGPSログは視界が無い中通ったルートなので参考にしないで下さい。

その他周辺情報

川場スキー場に近隣の温泉施設の案内と割引券があります。
今回は川場温泉の悠湯里庵に行きました。
立派な旅館で、江戸時代の展示物も多く有り楽しめます。
日帰り入浴：1000円→800円（割引券使用）
すきやき鍋：900円→800円（割引券使用）

写真

3/18 9:07

一番のリフトで上がろうと思ってたら、フライング稼働してたみたいで出遅れました。
みなさん続々と登ってたので最初の急斜面はしっかりしたステップがありアイゼン無しでも楽ちんでした。

3/18 9:28

剣ヶ峰山が見えました。
その手前でアイゼン装着しました。

3/18 9:39

剣ヶ峰山登頂！
標識が埋まってますね。

3/18 9:39

この先のルートは見渡せる状態ですが、肝心の沖武尊山頂はガスの中。。。

3/18 9:52

樹氷

3/18 9:53

緩やかな傾斜の尾根歩き。
ちょっと風が強い。

3/18 10:32

沖武尊山頂手前の登り。
これ以降ガスゾーンに突入です。

3/18 10:48

沖武尊山頂に到着！
ガスで何にも見えず、風は強いし少量ながら雪も降ってきた。

3/18 11:11

視界ゼロの中、GPSを頼りに中ノ岳へ向かいます。
当然トレースは無くラッセルが続きます。
ネコさんがトップで頑張ってくれました。

3/18 11:16

視界が開けてきました。
尾根からはやや右に外れた模様。

3/18 11:32

中ノ岳の南東側から回り込むかたちで登り返します。
青空が見えてきました。

3/18 11:41

中ノ岳山頂に到着！

3/18 11:50

今日歩いてきた剣ヶ峰山から沖武尊に続く稜線も気持ち霞んではいますがよく見えます。

3/18 11:50

剣ヶ峰、前武尊方面

3/18 11:51

山頂で昼食にしました。
眺めは良いし、誰も居なくて静かだし最高！

3/18 12:07

帰路は、眼下に自分たちが歩いてきたトレースが見えたので、ショートカットして直行する事にしました。が、

3/18 12:07

パキッ！という音とともに足元が流れ、、、

3/18 12:09

ネコさんが約80m流されてしまいました。
完全に埋もれてしまったので焦ったが、直ぐに顔をだして無事という事が分かりホッと一安心。

3/18 12:09

15cm程の表面が雪崩たみたいです。

3/18 12:14

ルートまで登り返すネコさん。
怪我がなくて良かった。。。

3/18 12:14

デブリ。
深くて歩くの大変です。

3/18 12:16

雪崩の下から見上げると、断面がよく見えます。

3/18 12:17

雪崩の被害はウエストポーチの取っ手が曲がったのみ。
まさに奇跡。

3/18 12:54

中ノ岳までのラッセルで体力消費した事もあり、帰り道はやけに遠く感じますね。

3/18 13:46

剣ヶ峰山の標識を掘り返しました。

3/18 13:49

一応確認出来る程度になりましたよ。

3/18 13:57

戻ってきましたー

撮影機器：

DMC-GX1 Panasonic

感想

tsundoa

2年ぶりの上州武尊です。
天気は午前中から回復するという予報でしたが、どんより曇り空で山頂はガスの中。
回復が遅れているようです。
冷たい西風も結構強く、時折体を押されてよろける程。風速でいうと最大15mくらいでしょうか？
気温は剣ヶ峰山辺りで確認したら-6度。沖武尊山頂で-9度まで下がりました。

沖武尊山頂はガスの中。このまま帰るのも寂しいし、時間も余裕があるので引き返しのタイムリミットを決めて中ノ岳を目指すことにしました。
視界ゼロのホワイトアウト状態なのでGPSを頼りに進みます。真っ白で酔いそうです。
こんな状況で先行者が居る訳もなく、ツボ足ラッセルで進みます。深さは膝辺りまでの所が多かったです。ワカンやスノーシューがあればもっと楽だったかも。。。

視界が晴れてくると、中ノ岳を少し過ぎてしまった事に気付き、南東側から登り返します。
中ノ岳山頂に到着すると青空も見えるくらい晴れ渡りました。
山頂で景色を見ながら短めの昼食をとり、引き返します。

ここで来た道ではなく南側の斜面をダイレクトに下ったのが間違いでした。
パキッという乾いた音と共に足元が崩れて先行していたネコさんが流されてしまいました。
80m程流されたあと埋まってしまい、掘り返さなきゃと焦りましたが、直ぐに顔を出して無事を確認でき、ホッとしました。

その後は賑やかな沖武尊山頂を過ぎ、バテバテの体で剣ヶ峰山を登り返し、無事に帰還しました。
今回はいろいろと貴重な経験ができました。ネコさんとは反省会でもして次の安全登山に繋げたいと思います。