大普賢岳《日本岳コルで途中撤退》
- GPS
- 04:12
- 距離
- 4.7km
- 登り
- 540m
- 下り
- 534m
コースタイム
天候 | 曇り後雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・道の状況-笙の窟から先は雪が多く、日本岳のコルへの登りは急坂でピッケル、10〜12本のアイゼンが必要。 ・登山ポスト-駐車場、登山口 |
その他周辺情報 | ・温泉-湯盛温泉・ホテル杉の湯 入湯料700円 0746-52-0006 |
写真
感想
毎年のようにこの季節に来ている大峰の大普賢岳。
車で大阪からR169、東熊野街道を南下して奈良県上北山村の和佐又ヒュッテを目指す。
新伯母峯トンネルを通過すると直ぐに、右折して急坂の狭い林道を進めば目的地だ。
和佐又ヒュッテ前に広い駐車場があり登山準備をする。
駐車場から眺める雪山は相変わらず冬枯れの無色の殺風景な存在だ。
昨日は天候が良かったが今日は、午後から天気が崩れそうだ。
昨日も今日も休日にも拘わらず殆ど登山者が入っていないという。
人気がある山だが、やはり冬山は厳しい山。ちょっと不思議な感じだ。
登山口から和佐又のコルへの斜面は雪で覆われ山道が見えない。昨年とは違って雪が深そうだ。和佐又のコルからの尾根道は大きなヒメシャラやナラの樹木に覆われて楽しいが、
大普賢岳は修験道の山、修験道の修行が行われてきた窟(いわや)が連続します。
「笙の窟」までの山の斜面に造られた細い雪道は滑り易く歩きは慎重になる。
「笙の窟」は大きな岩壁に覆われた最大の窟であるが、天井の岩の割れ目からは大きな錐状のツララが無数に垂れ下がり、下の岩盤には鍾乳洞のような大きな氷柱が創られ、並んでいる本数や大きさに驚かされる。
最後の「鷲の窟」を通過すると雪は深く、間もなく日本岳のコルの取り付きに到着する。
見上げると日本岳のコルまでの急傾斜が雪壁のように迫る。
岩稜の雪の斜面は比較的に硬い雪に覆われ、一歩一歩ステップを切り刻むように慎重に上り詰め「日本岳のコル」に到着する。
登山口から約2時間で「日本岳のコル」に到着したが、これから先の「石の鼻」、「小普賢岳」そして山頂までは修験道の山岳道で梯子や鎖が連続する厳しいコースだ。
天候は想像以上に早く崩れ、尾根に霧が立ち込め雪が舞い始める。周りの遠望が全く効かない状況だ。はやる気持ちを抑えて今回はここまで。撤退を決断する。
山は逃げない。また挑戦します。
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