武尊山 (川場スキー場より)
- GPS
- 03:49
- 距離
- 8.7km
- 登り
- 542m
- 下り
- 1,117m
コースタイム
- 山行
- 3:01
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 3:46
天候 | 快晴 山頂付近以外ほぼ無風 山頂付近は冷たい微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
・スキー場のリフトを2本利用。リフト券購入時に登山計画書の提出が必須。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
リフトトップから山頂まで積雪多く、ずっと雪の上を歩く。この日は凍結箇所はなかった。またラッセルもなく圧雪の上を歩けたのでスノーシューの類も不要だった。アイゼンは歩き初めから付けたほうが良い。傾斜の急な所も多いので、軽アイゼンだと辛いかも知れない。ピッケルは自分は使用せずダブルストックで歩いた。ピッケルとダブルストックの割合は半々くらいか。この日は天気が良く照り返しも大変強い。日焼け止めがないと悲惨なことになるはず。サングラスも必須。 |
写真
感想
前回の参考から2ヶ月近くのインターバルが開いてしまった。この間国内海外出張など仕事が忙しくて山に足が向かなかった。当然運動などできるわけもなく、体力的な不安があるので、半日程度で往復できて、好天なら好展望が期待できるところ、ということで武尊山を選んだ。昨年も3月に訪問しているが、時期は半月ほど早いし、昨年は何よりも記録的に小雪な年だったのであまり記録が役に立たない気がしていた。スキー場には8時前に到着。春休みで天気予報も良いのだがガラガラであった。道路はこの日は完全乾燥路で滑り止めは全く要らなかった。山もスキーも久々なので準備に時間がかかる。モタモタしているわけではないのだが。リフトの動く直前になってようやく準備完了しリフト券を購入しに行く。ここでは登山者は登山計画書の提出をしないとリフト券の購入ができない。ゲレンデボトムからシール登高する猛者もいるかもしれないが、900円で相当の標高を稼いでくれるのは助かる。自分は帰りはスキーなので片道だけだが、普通の登山の場合は往復分を買うことになる。ようやく外に出て2ヶ月ぶりにスキーを履く。ザックがとても重く感じる。8時30分ちょうどにリフトが動き始めるが、やはり人は少ない。昨年は登山者ばかり見掛けた気がしたが、この時点ではほぼ見掛けず。が、2本乗り継いでゲレンデのトップに到着すると続々と登ってきた。20人くらいの大団体もいるので、そんなのと頂上で鉢合わせたら堪らないと思い急いで出発。スキーは人目に付かない所にデポした。最初急斜面があった記憶があったがやはりそうで雪面は締まっていて登りやすいが何せ久々なので少し緊張しながら登り始める。ピッケルを出そうかとも思ったが、そうこうしているうちに稜線に上がり使用せず。稜線は風ビュービューで寒いかとも思ったのだが全くそんなことはなくて無風状態だった。これではこの先の暑さが思いやられると思った。昨年も思ったのだが、このルートは山スキー向けではなく、リフトを降りてから山頂に到達するまでアップダウンを繰り返す。アップしてダウンするような山ではない。スキーを持っていけば滑るところがない訳ではないが、快適なところは少ないし、何より急な所も多いので、そこは担ぐしかないだろう。天気は抜群に良く、稜線に上がってからは前武尊方向がずっと見える。以前武尊牧場から山頂を目指したこともあったが、このルートもアップダウンが多くて全く山スキー向けではなかった。後続はいるが先に進んでいる人はいないようで、この日のトップは自分のようだった。が、何せ2ヶ月ぶりなので急斜面が出てくると息が上がってしまって全然ペース良く登れない。今日はトレーニングの意味も込めて余計な物を色々ザックに詰めて重くしてきたが、それが良くなかったのかもしれない。良く歩かれたルートなのでラッセルはないだろうと思いスノーシューは持参しなかったが、やはり問題なかった。数カ所風の吹き抜けるところでトレースがほぼ消えていて、臑程度のラッセルをしたこともあったが、時間にして1分程度なのでラッセルをしたとは到底言えない。先に進んでも天候は良く、照り返しも強いので暑くてたまらない。出発した時からインナーとシェルのジャケットのみだったが、それでも暑い。頭はサングラスのみで帽子は被らず。グローブも分厚いアウターはお呼びではなく、薄いインナーのみで十分だった。3月も後半になってどピーカンを引き当てると、寒さよりも暑さ対策が必要になる。途中で足でも攣るんじゃないかと危惧しつつも、ゲレンデトップから歩き始めて約1.5時間で山頂に到着。周囲に人の姿なし。眺望は春なので霞んでいるものの、尾瀬の山々、越後の山々、谷川岳方面など全部見渡せた。が、山頂付近はさすがに冷たい風が吹いていて、ザックに仕舞っていたフリースを着て暖を取る。それでも寒いので、山頂付近の物陰に隠れて風をしのぐ。これでようやく滞在が可能になった。山頂に着いて20分ほどぼうとしていたが、その後ようやく後続が登ってきた。展望の良い山頂で20分も誰も来なかったようだ。この後は続々登って来るし、やはり体力的な不安もあるので、あまり長居をせずに山頂を後にする。スキーなら下手でも滑って降りるのは早いものだが、今日はひたすら兼用靴で歩くしかないので地道に歩く。行きがアップダウンが多かったということは、帰りも同様なので覚悟する。とは言え帰りは下り基調なのは間違いないので、少し楽に感じる。続々登りの人とすれ違う。天気良く気温も上がっているので、行きが水気を帯びてきて、アイゼンに行きのダンゴがしつこく付くようになる。急斜面ではさすがに叩いて落としながら歩くが、緩斜面だとそれも疎かにして、時々ズルッと滑ることがあった。油断禁物。天気が良いのでもう1往復しても良いくらいだったが、ゲレンデが見えるとその気はやはり消えてしまった。無事往復ができホッとする。足攣りを一番懸念したが、今日のこのコースで本当に攣っていたら相当に体力が落ちていたと思わざるを得なかった。ゲレンデの端で滑る準備をしてそろりと滑り出す。やはりザックが重くて滑りもままならない。それよりも太ももがやはり厳しい。少し滑っては止まりを繰り返して高度を下げる。ゲレンデでこの調子で、4月以降山スキーできるのか不安になってしまった。なんとか転ばずにゲレンデを滑りきりこの日の行動は終了。ちょっと物足りないが2ヶ月ぶりなのでこれで良しとする。カウンターで下山の報告とデポジットを回収。次回はさすがにゲレンデではなく山スキーになると思う。5月の連休に向け体力をつけないと楽しめそうにない。
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