春の18きっぷ山行第三弾 霞沢岳西尾根(2500m岩稜手前まで)
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.4km
- 登り
- 1,894m
- 下り
- 1,882m
コースタイム
- 山行
- 5:50
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 6:45
当初五竜岳、唐松岳の縦走を予定していたがこの時期雪崩が怖いし牛首の通過に不安を覚える。
さらに前々日の上野公園の花見で夜風に当り風邪をこじらせ気管支炎になり咳が止まらない。
そんなわけで三連休の初日はゆっくりと休んで体調を戻し連休の二、三日目で小屋泊することに切り替えた。
家で静養してると「明日深川界隈の運河をめぐるお花見に行かないか」とお誘いがあり当然参加を決める。
前置きが長くなったがそんな流れで連休最終日のみの日帰り登山とあいなった。
そんな折に霞沢岳西尾根の詳細なレコを上げてくれた方がいて今回の参考にさせて頂いた<(_ _)>。
天候 | 曇り(13時半くらいから雪が舞いそのうち雨に変わった) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
夕方にカヌー友達と別れてから電車を乗り継ぎ5時間かけて松本駅に到着。
松本の定宿である漫画喫茶の受付を済ませ漫画を読まずに早々に眠りについた。
朝方は時間つぶしに城址公園まで散歩したのちバスターミナルから中の湯へ向かう。
9時5分、定刻通りに中の湯停留所に到着し登山届を提出して釜トンネルの中へ入る。
トンネル内は暗いが等間隔で非常灯があるためランプ無しでも歩けないことはない。
でも肝心の足元が見えなくて不安なので結局途中からヘッドランプを点灯した。
案外工事車両の通行も多いので注意喚起のためにも点灯したほうが良いだろう。
釜トンネルと上高地トンネルを抜け右手の看板を右折し取りつき地点に到着。
今回は買って一度使ったきり押し入れに眠っていた10本爪アイゼンを復活。
12本爪のワンタッチアイゼンはここ数回の登山で3回も外れたので少しお休み。
のっけから急登、数日前に入山した方のトレースがついているのでそれを辿る。
ここ数日気温が高かったためか雪はぐずついていて時折踏み抜くところもある。
視界の効かない樹林帯を黙々と歩いていると風邪薬の効果が切れたのか咳が出始めた。
突然視界が開けたと思ったら霞沢岳西尾根核心部といわれる2500M地点の岩稜が現れた。
ここを越えると山頂はすぐそこなのではあるが見るからに険しそうな岩場である。
この時すでに行動開始から4時間近く経った13時、下山しなくてはならない時間だ。
16時のバスで戻るため行動時間は7時間弱、登り4時間下り3時間の配分で考えていた。
18時の最終バスにすれば2時間の余裕ができ山頂を狙うには十分な時間ができる。
しかしそうなると18きっぷで帰ることはできなくなり今回の山行コンセプトが崩れる。
そんなことよりそもそも俺はこの峻嶮な岩稜を越えることができるのだろうか?
しばし観察、何とか登れそうな気はするが下るときにかなり苦労しそうなイメージ。
間違って滑落でもしたら目も当てられない事態になるので無難に下山を決めた。
急登の反対は急降下、ピッケルの杖だけじゃ不安で周りの木々をつかみながら下山する。
途中雪はちらつき、風は強くなり、咳もひどくなりで下山の判断は正しかったと確信。
取りつきで荷物をまとめ、二つのトンネルを抜けて中の湯バス停に到着した。
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