鎌ヶ岳(日陰尾根〜馬の背尾根)
- GPS
- --:--
- 距離
- 7.2km
- 登り
- 806m
- 下り
- 817m
コースタイム
(9:00)〜鎌ヶ岳山頂(9:30/10:15)〜岳峠の岩場(10:30)〜白ハゲ(雲母峰分岐)(11:00/11:10)〜
〜休憩したい小台地(11:35)〜湯の峰(12:00/12:10)〜馬の背登山口(12:45/13:15)〜大石公園経由
駐車位置(13:50〜)
天候 | 薄曇り 後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
5月になり登山者も増え、7:00にはもう満杯状態だ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
マイナーコースの日陰尾根(三ッ口尾根)だが整備が進み、展望も良く随分歩きやすい。 馬の背尾根ではアカヤシオ・リンドウ・コイワカガミが見られる。 距離は長いが、この時期はお奨めかもしれない。 |
写真
感想
三ッ口谷の西側に伸びる尾根が日陰尾根と言われ、地図にも無いマイナーコースだが
時々歩かれているようなので、興味を覚え出かけてみる。
併せていい機会なので、これも初めての馬の背尾根を下山コースに選ぶ。
(三ッ口谷堰堤で武平峠との分岐になるが、ロープが外されているのでもう復旧して歩けるのかな?)
三ッ口谷堰堤を下り、三滝川を渡ると右手に尾根が来ている。わずかに三ッ口谷入口へ進み
偵察すると踏み跡が石を踏んで戻るように山腹へ上がっている。
身支度をして初めてのコースに踏み入る。三ッ口の谷水も忘れずに補給していく。
するとすぐに新しい指標が三ッ口尾根(日陰尾根とは呼ばないのか?)を指している。
意外にもしっかりと踏まれた道が尾根に延びている。 小さな枝尾根だがかなりの急登だ。
明確な尾根筋を急登で一気に高度を稼ぐと花崗岩の岩場となり、最初のピークに出る。
右手には御在所岳の展望が広がり、期待どうりアカヤシオの花も見頃を迎えていた。
岩場を越えるとすぐ先でザレ地(第一のハゲ)になり今度は左手に鎌ヶ岳が大きく望める。
その後は大した登降もなく、切り払われた幹を目印にしながら忠実に尾根筋を行く。
長石尾根山腹のアカヤシオや目の前の馬酔木の花が目を楽しませてくれる。
再びザレ(第二のハゲ)を過ぎ、ササが刈り払われた灌木帯を急登するとロープが張られた尾根の出口となり
武平峠からの稜線縦走路に飛び出る。
(事前に調べた記事では「ササの薮漕ぎで稜線に出る」とあったが、きれいに刈り払われ歩きやすい
コースになっており、危険な場所もなく展望も良いので今後歩く人が増えるかもしれない。)
縦走路から三ッ口谷を覗くと詰め辺りには残雪が見られる。
アカヤシオ・タムシバなどを見ながら急な岩場のザレを攀じて鎌ヶ岳山頂に出る。
(最近この岩場の崩壊が進み、迂回する道がケルンの反対側に整備されたようだ。)
薄曇りの天気も回復した山頂で昼食タイムを過ごし、馬の背尾根を下るため岳峠に向かう。
岳峠の岩場から東に延びる尾根を辿り、カズラ谷コースを右へ見送り雲母峰方面を目指す。
馬の背尾根に入ると名の通り痩せた尾根が続く。 小さな登降を繰り返し行くと、樹林中の足元には
タテヤマリンドウが咲いている。
やがて眼の前が急に開けて風化した花崗岩の乱立するザレに出ると「白ハゲ」となり、岩場の奥に雲母峰が望まれる。
見ごたえあるザレの岩場を左から捲いて越えると分岐になり、右へ雲母峰・湯の山へは左だ。
振り返ると新緑の中にアカヤシオやレンゲツツジを配した白ハゲはまるで花見の尾根だ。
付近は平坦なザレ地なので腰を降ろして花見の小休止とする。
左(北)に向かう尾根に入りピークを過ぎるとしばらくは急降下が続く。展望のない樹林中で
左に枝道を見送り、その後は小さな登降を繰り返し、やせ尾根がやがて丸みを帯びザレを踏んで
ピークに出ると717m(地図では722m)の湯の峰となる。この辺りにはコイワカガミの群生が見られる。
相変わらずのやせ尾根をやや左に折れ、山腹に絡むように急降下すると開けた展望台となり
やっと馬の背尾根登山口の指標を見る。
御在所岳を正面に見る登山口のベンチでコーヒータイムを摂り、三岳寺方面(左)へ下る。
三岳寺の境内からは大石公園を経てスカイラインの駐車位置まで戻るが、
十何年ぶりに歩いて、大石公園を見ながら通った当時の記憶が甦って懐かしい気持ちになった。
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