記録ID: 1102645
全員に公開
雪山ハイキング
東海
亡き弟に捧ぐ☆再挑戦標高2000m超え静岡市梅ヶ島山伏岳登頂成功!トレラン望月将悟さんに出会い勇気をもらった1日
2017年04月09日(日) [日帰り]


- GPS
- --:--
- 距離
- 6.1km
- 登り
- 1,089m
- 下り
- 1,037m
コースタイム
天候 | 雨、霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
蓬峠から先は積雪と凍結がありました。 アイゼン必要でした。(私は軽アイゼンで滑落2回、後悔しました) |
写真
昨日の山伏岳入山前です。霧と雨で山が全く見えませんでした。先週より悪天候です。4年前に亡くなった弟は幼い頃から病弱で泣き虫で、よく私がおんぶして家路に着きました。
弟「お兄ちゃん大丈夫?」
私「飛んで帰るから(静岡弁で走って帰る事)しっかりつかまってろ」
・・・・あれから40年の時を経ても今も変わりません。
私「必ず山頂に連れて行くから、つかまってろ」
山中を飛んで(走って)は行けませんが、一歩一歩ゆっくり噛みしめて登山初心者の私が標高2000m超えます・・・
幼い頃よりはるかに軽くなってしまった、弟の位牌をザックの中に背負って・・
弟「お兄ちゃん大丈夫?」
私「飛んで帰るから(静岡弁で走って帰る事)しっかりつかまってろ」
・・・・あれから40年の時を経ても今も変わりません。
私「必ず山頂に連れて行くから、つかまってろ」
山中を飛んで(走って)は行けませんが、一歩一歩ゆっくり噛みしめて登山初心者の私が標高2000m超えます・・・
幼い頃よりはるかに軽くなってしまった、弟の位牌をザックの中に背負って・・
第1の木橋を渡ると水場があります。山伏岳はこんな水場が3カ所もあります。そして使用しやすいようにコップも備えてあります。コップ置いてくれて方ありがとうございます。本当に助かりました。
先週積雪があった蓬峠に着きました。地面が見えてます。これで景色が良かったらなぁ・・・これも運命ですかね。ここで軽アイゼン装着とみぞれ交じりの雨が強くなった為合羽着ました。念のため弟の位牌をそっとタオルで包みました。
標高1720m付近です。腰まで積雪がくるようになりました。この日私が一番最初に山伏岳入山したらしく、僅かにトレースがありますが、ラッセルしなければなりませんでした。初心者の私には息も絶え絶えでコースもよく分からず、これ以上は無理でしたので、亡き弟に「ごめんな。またダメだった」と告げようとした時、奇跡が起きました!
リタイア寸前、スゴイ勢いで私の後ろを駆け上がってくる人がいる事に気が付きました。その人はザック無し、アイゼン無し、ストック無しでまるで公園でランニングするような恰好でした。この雪山でまさかっ!その人は私に”こんにちは〜”と笑顔で挨拶しました。驚いた私は”凄いペースですね”と話しかけると、”おたく(私の事)のラッセルとトレースに助かりましたよ”と満面の笑みで、私をあっさり抜いてそのまま走って登って行きました。あっ望月将悟さんだ!ってすぐ気が付きました。
ナント!望月将悟さんがもう下山して来ました。私が”望月将悟さんのファンなので握手してください”とお願いしたらグローブ外し、気持ち良く”いいですよ〜”と満面の笑みで・・。記念に一緒に写真撮りました。私の宝物です!この後私が登山始めたきっかけを話すと、私にアドバイスくれました。”あなたはこれから絶対大丈夫ですよ”と・・・。私が”私はまだ登山歴5か月で初心者ですから”というと”あなたは素晴らしい登山家になれますよ”。この言葉でまたまた元気になりました。言葉の魔力ってスゴイですよね。
登山時気が付かなかったのですが、西日影沢分岐過ぎた辺りで直登コースとトラバースコースがあるみたいです。行きはトラバースコースでしたが、下山時この直登コースで下りましたが・・途中3m程滑落しました。お助けロープの終わりは左に曲がってたみたいですが、雪でトレースも無く気が付かず、まっすぐ下りて滑落しました。この3m胸まで雪があり、這い上がるのに苦労しました。
蓬峠まで下りて来ました。安全圏です。軽アイゼン脱着しました。実はこの蓬峠15m手前でまた2m程滑落しました。これは凍結していて軽アイゼンの歯が効かなかったためです。右足首少しひねりましたが大丈夫です。
撮影機器:
感想
先週1800m先でリタイアしてから1週間。
静岡市街も暖かい日が続いたので、もう雪解けしただろうと思ってましたが、とんでも無かったです。
本当あのリタイアしようと考えた標高1700m付近で、望月将悟さんに出会えた事が奇跡でした。
いや奇跡とか偶然にしては出来すぎてるなとも思います。
亡き弟が私の闘志を奮い立たせるために、タイミングよく出会わせてくれたのですかね。
亡き弟が私を山伏岳制覇させるために。
あんなスゴイ人が世の中にいるんですね。
たった5日間で富山の日本海海岸出発して、北アルプス、中央アルプス、南アルプスの3000m級の山々を縦走して、静岡県大浜海岸までほとんど寝ないで走破するんですから。
私の2000m超えなんて小さいですよね。
でも亡き弟が山伏岳制覇して、自宅に帰って来てからも、すごく喜んでくれてる感じがします。
霊感強い私には分かります。
そして「アニキ、いよいよ3000m級に向かって頑張ってよ」
望月将悟さんに合わせてくれたのも、そんな意味があったのかも。
これから私の長い登山経験の中で、これはほんのまだ始まったばかりかも。
単なる通過地点かもしれません。
でも念願だった標高2000m超えられて本当に良かった!
また新たな目標探します。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1129人
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する