記録ID: 1107487
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無雪期ピークハント/縦走
丹沢
丹沢最難関ルートの一つかも。ドーカク尾根-同角キレット-大杉山北山稜ルート-大杉山南山稜ルート
2017年04月16日(日) [日帰り]


体力度
5
1泊以上が適当
- GPS
- 10:24
- 距離
- 20.2km
- 登り
- 2,334m
- 下り
- 2,329m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 9:03
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 10:25
距離 20.2km
登り 2,337m
下り 2,336m
9:14
17分
同角キレット
10:32
10:46
5分
食事休憩
10:51
10:57
29分
檜洞丸分岐
11:41
11:46
22分
石棚尾根1210mピーク
15:20
玄倉駐車場
ルートミスした回数
ドーカク尾根 : 3回
大杉山北山稜ルート : 4回
大杉山南山稜ルート : 3回
ドーカク尾根 : 3回
大杉山北山稜ルート : 4回
大杉山南山稜ルート : 3回
天候 | 晴れ、午後薄曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
このルートは殆どがバリルートで、しかもその全てが上級です。迷い易い複雑な稜線を縫う様に歩くため、バリ慣れした人でも何度かルートミスをすると思います(僕は10回)から、GPSを持っていた方が無難です。また距離は約20キロ、累積標高の登り・下りとも、1780m程と数値的には少し長い程度ですが、急峻で危険なアップダウンが多いです。その為に非常に体力を使って、時間も余分にかかります。バリに慣れいない方や、体力に自信の無い方は止めましょう。 <ドーカク尾根〜東沢乗越> 橋を渡って直ぐ右に、沢に下る明瞭な踏み跡が有ります。道は河原に着く直前に、そのまま真っすぐ河原に進むのと、下流に進むのとに分かれます。そのまま直進すると、沢を渡るのが少し大変ですし、渡ってから少し下流に下らないと尾根へ登れませんから、下流に進む道を歩いた方が良いです(僕は直進して沢を渡って苦労しました)。 暫くは林業関係の明瞭な道を登りますが、稜線に出た所からバリルートになります。基本的には稜線に沿って進みますが、小さなピークが多く、ピークを越えた時の下りで迷い易いです。次のピークを意識して、そちらに進む尾根の方へ進む様に注意して下さい。小ピークと小ピークの間は、急峻な下りと登りになっている事が多くて危険です。ザレて踏ん張りが効かない所も多いので、チェーンスパイクを履くと少しは楽です。 この区間は、以下のisさん達のレコを参考にしました。そちらもご覧ください。isさん、goeさん、ありがとうございます。 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-467972.html <東沢乗越〜同角キレット〜同角ノ頭> 尾根沿いに登るので道迷いは無いと思います。出だしから暫くは楽な登りですが、キレットが近づくと尾根が細くなります。キレットの手前から右に下り、少し先の枝尾根に取付いて、本稜線に戻ります。かなり急なザレた登りなので、チェーンスパイクを履くと少しは楽です。 この区間は、以下のold-diver さんのレコを参考にしました。そちらもご覧ください。old-diver さん、ありがとうございます。 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-549614.html <同角ノ頭〜石棚山尾根1210mP> 一般道なので割愛。 <大杉山北山稜ルート〜大杉山> 標識の所からロープを越えて尾根を下ります。次のピークとの間がキレット状になっており、その少し手前から踏み跡をたどって左に下り、キレットと同じ位の高さに下りてから、右にトラバースしてキレットに戻り、それから主稜線を辿ります。 ここもドーカク尾根と同じで、小さなピークが多く、ピークを越えた時の下りで迷い易いです。次のピークを意識して、そちらに進む尾根の方へ進む様に注意して下さい。小ピークと小ピークの間は、急峻な下りと登りになっている事が多くて危険です。 この区間は、以下のshigetoshiさんのレコを参考にしました。そちらもご覧ください。shigetoshiさん、ありがとうございます。 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-457076.html <大杉山〜大杉山南山稜ルート> 遠見山まで割と踏み跡は明瞭です。そこから中川橋に下るルートと分かれるので注意して下さい。大ノ山の先辺りから藪が踏み跡を隠す所があるので、駆け下らず、道迷いに気を付けて進んで下さい。下りだと変な所に出ると道路に下りれなくなりますので。 この区間は、以下のisさん達のレコを参考にしました。そちらもご覧ください。isさん、goeさん、ありがとうございます。 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-299321.html |
写真
装備
個人装備 |
ヘルメット
ヘッドライト
雨具
GPS
地図
膝プロテクター
熊鈴
笛
ザックカバー
|
---|
感想
今年になって初めて計画を貫徹できました(;^_^A 計画より早かったのは、それだけ難しいルートだったということですね。距離や累積標高差によって時間が増す割合は平均的ですが、難易度によって時間が増す割合は低いという僕らしい結果でした。
今年は何回計画を貫徹できるでしょうか。3回位はいきたいものですが。。。
これでこの辺りの主なバリルートはほぼ歩けました。未踏のバリルートをまとめて歩くのはいつものことですが、今回のバリルート4つはどれもきつく、ルートミスを10回もやって、その度に登り返すのは疲れました。流石に後半の、大杉山北山稜ルートと大杉山南山稜ルートは、ヘロヘロになって時間もかかりました。この日は夏日で暑かったのも辛かったです。水は二リットル持ってきて良かった。
逆周りも考えましたが、一番きつそうなドーカク尾根が最後になるのはちょっと大変そうです。結果的にもこの周り方で正解でしょう。
ただ晴れた日曜日の丹沢なのに、出会った登山者は1名のみ。前回の晴れた北八ヶ岳の池巡りでは0名なので、最近のルート取りがマイナー過ぎるのでしょうか。次回のルートも会わなさそう。。。
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コメント
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Futaro さん、こんにちは。
ほとんどバリで、この距離行くと、精神的に結構きますね〜。相変わらずの Hi Power で流石です。急傾斜の UP/Down も数字以上に堪えますから、なおさらです。
やはりピークの下りは、注意点ですね。広がって行く方向ですから、間違えやすいのは当たり前ですが、注意していてもやってしまいます。GPS のお陰で、最近は、無くなりましたが。
計画貫徹度は、行けそうな範囲にしておいて、もっと行けたら行くという方針にしたら、ほぼ、100% になると思います
石棚山の稜線しか通ったことありませんが、あまりに昔で忘れました。
P.S.
この暑い時に、水、食料共に忘れました。だいぶ、ぼけてきたみたいです。
misuzuさん、こんにちは。
GPSを持ってはいるのですが、GPSの誤差のせいや、地形図に現れない支尾根が有ったり、GPSの確認する間隔の時間差で、少し下ってから間違いに気づくパターンが残りますね。
でも持ってなければ気づくのが遅くなって、それだけ戻り返すのが大変なのでGPSは手放せなくなりましたが。。。
同じ日のmisuzuさん達の山行を見ると、misuzuさんならこのルートの日帰りはできるでしょうが、僕はmisuzuさん達のルートは歩けないですね〜
一応は指立て伏せや、握力系のトレーニングはしているのですが。。。
ところで今度の日曜、天気が良ければ妙義に行くつもりです。4沢日帰りに挑戦しようかと。。。蛭が怖いですが。。。やはり計画はエスケープルートと時間を設定して、きつめに挑戦することになりますが。。。
ヒル、まだ大丈夫のはずです。6月に入って気温が上がり湿っぽくなると大量発生です。アルコールとか少量持っているといいでしょう。ヒルよけぐらいでは、妙義のあいつらめげないです。
GPS で位置確認できるものとしては、Garmin Edge 705、60CSx 、スマホ。
ロガーとしては、Polar V800、先日購入したカメラの DSC-HX90V
を試しています。
ロガーは、断然 V800 が高精度です。長時間なら DSC-HX90V です。
現在位置は、60CSx かスマホというところでしょうか。
先日の妙義は、ルートを完全に把握しているという条件で、何とかロープ無しで行けるかなというところですが、ミスったらロープ必須になりますので、原則、ソロで登るような場所ではありません。Fotaro さんの走破力なら、一緒に行けば通過できると思います。
沢は、落ち葉が強烈に詰まっていると思います。お気を付けて・
misuzuさん、こんにちは。
急に暑くなったのでちょっと蛭が心配です。前に妙義でやられましたから。。。沢なので湿気が多いのも不安材料ですね。なるだけ肌を露出しない様にしようと思っています。ヒルよけは持っているのですが効かないですか
初めてのGPSは60CSxで、今はetrex 20xを使っていますが、etrex 20xはサイズも小型で位置精度も向上しているので満足しています。スマホは使っていないです。あとWristableGPS MZ-500を一昨年購入したのですが、電池の持ちが良いので徹夜する様なロングのログはこれですね。
misuzuさん達の妙義のルート、レコを見た限りでは行ける気がしませんが、misuzuさんのルーファイの先導が有れば違ってくるかもしれませんね。ルートをミスった時のロープ、確かに必須だと最近感じる事が多いです。
妙義の沢、落ち葉は詰まっていそうですね。。。踏ん張りが効かないので登りでは大変そうですが、事故が無い様に無理しない範囲で頑張ります。
Futaroさん、こんばんは。
同角の難ルートと、あの大杉山北山稜ルートを組み合わせるとは
さすがです。これは確かに最難関ですね
しかも私が大杉山北山稜ルートに行った時と同様に暑い日でしたから、
大汗をかいてバテたことと思います。
それでも計画完遂おめでとうございます
shigetoshiさん、こんにちは。
今回は4つの未踏のバリルートを繋げたものですが、大杉山北山稜ルートと大杉山南山稜ルートは、一部の区間は歩いた事がありました。でもルートミスを何度もやっています
やっぱり下りだと難しい尾根ですね。逆周りの方が早かったかもしれません。
どのバリルートも難しいですが、一番難しいのはドーカク尾根ですから是非トライしてみて下さい。ドーカクキレット越えもなかなかです。
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