「東海自然歩道 in 愛知」 田口〜宇連山〜棚山高原
愛知県
gg_
- GPS
- 09:49
- 距離
- 32.6km
- 登り
- 2,094m
- 下り
- 2,400m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 8:28
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 9:34
http://www.pref.aichi.jp/kankyo/sizen-ka/shizen/shizenho/
| 天候 | 晴（暑い） |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2017年04月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
バス 自家用車
●豊鉄バス田口新城線「海老」バス停→「田口」バス停 ￥580 18分 ・路線バスドットコム http://www.rosenzu.com/brai/bra69.html ・豊鉄バスHP http://www.toyotetsu.jp/rosen/timetable.html#ttop |
| コース状況／ 危険箇所等 |
概ね東海自然歩道を歩くので危険個所なく案内充実 棚山高原から「海老」への下山道の方が少々荒れているが問題なし |
| その他周辺情報 | 事前にチェックしておくとよい 設楽町観光協会HP http://sitarakankou.on.arena.ne.jp/ |
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感想
『東海自然歩道 in愛知県』のコース計画詳細の日記
https://www.yamareco.com/modules/diary/131305-detail-136600
東海自然歩道（愛知県のみ）の踏破を目指して今回で5回目。今回は全コース中屈指の難コースと想定される（その期待は裏切らない）。
前日に10カ月ぶりくらいにジョギングしたのだが、非常に辛かった。この調子では昨年と同程度の日帰りハイクは難しそうだ。ここは気合を入れ直す必要がある！
しかも、奇しくも2週間後には超(ドM星)人の祭典『奥三河パワートレイル』（OPT）が開催される。OPTは、距離70�� 累積標高差4000m、前半はロードの多い下り基調ゾーン、後半はトレイル主体のアップダウンゾーンとなっている。今回のコースでは後半部が重なるようだ。それにより私のモチベーションもさらに上がる（という乗せられる）。
序盤は相変わらず山道と舗装道路の繰り返し。小松口から登山道主体となり、OPT出走予定の方達が試走されていた。颯爽と私を抜かしていったが、おしゃべりしながらゆる〜く下見といった感じだろうか。平地ではおいていかれるが、下りで追いつくことができたので、一定の距離を保ちながらも生意気にもペースメーカーにさせて頂く。談笑交じりで余裕のトレランさん達、一方汗だくで必死さむき出しの私。何とか岩古谷山に一緒に到着した。
岩古谷山ではソロ山ガールさんと少々雑談。ここからの景色はなかなか雄大で、三ツ瀬明神山のカッコいい山容が目に入る。その後も同じようなペースを続けていたが、前日の足の疲労とエネルギー不足で徐々に辛くなってきた。まだ先も長いので、オニギリ食べながら休憩。それにしても...トレランさんのスタミナと筋力、何より燃費の高さには驚く。
ペースメーカーもいなくなり、急激にモチベーションが落ちる私。その後楽しみにしてた『四谷の千枚田』に到着。眼下には田んぼが広がり、桜の花もまだ咲いていた。何となく気分のよい所だったのでここでもオニギリを食べて休憩。気温もぐんぐん上がり、陽気のせいで安定の水没（汗）状態。タオルを冷たい水に浸し顔を拭いてクールダウン。
ここでまた別のトレランさんと遭遇した。今度もペースメーカーにして進んでいく。仏坂トンネル手前に宇連山への登山口があり、ここから400mほど登る。尾根に上がると、またもや急激なスタミナ切れ（というか空腹）、そしてついに足が攣った。一緒だったトレランさんとはさよならして、休憩がてらおやつタイム。しかし、足は回復せず、気が付けば水も足りなくなっていた。
ペースはガクッと落ち、トボトボと宇連山を目指す。大きなアップダウンを超え、やっとこさ山頂に到達。山頂には8名ほどのハイカーがいて賑やかだった。春霞でも遠く南アルプスを眺めることができて嬉しかった。峰々を眺めながらボーッと長めの休憩。できれば鳳来寺山まで行きたかったが、時間もない、水もない、足も残ってない、ということで棚山高原から下山することにした。
もはや急ぐ気力もない私。途中川のせせらぎなどを聞きながら、棚山高原まで緩やかに下る。最後にちょっと欲が出て、先回通った時に失念した瀬戸岩を見に行った。これがなかなかの迫力で、動かない足を引きずったかいがあった。
この時点でバスまでの残り時間が1：45分程。決して余裕とは言わないが、「まぁ間に合うでしょう」と高をくくっていた。そしてここからが本日の核心部となるとは思ってもみなかった（涙）
最後は長い長い林道歩き。照りつける太陽、流れ落ちる汗、疲労困憊の両足、枯渇した水、おさまらない空腹感、なかなか厳しい状況になってきた。「まぁトボトボ歩いていたら到着できるでしょう」とここでも余裕のミスジャッジ。
そしてトラブル発生！スマホとモバイルバッテリーを繋いでいたケーブルが接触不良となり、スマホがダウン。最後にGPSを確認した感じだと思いのほか進んでいなかった。16：16のバスに間に合わないと、次は17：46になってしまう。ここで悩む。�ヾ萃イ辰新覯�16：16に間に合う ��頑張った結果16：16にギリギリ間に合わず、しかも1.5時間も暇を潰す ��17：46に間に合うよう調整しながらのんびりと歩く。「とりあえず行ける所まで頑張ってみるか」と�，鯀�択。結局最後の最後で走るはめになった。
序盤にトレランさんをペースメイカーにするという失策、無駄に時間を使ってしまった馬桶岩探し、宇連山山頂で過ごした長めの休憩、棚山高原までの呑気なハイク、思わず寄ってしまった瀬戸岩...後悔先に立たず。しかも、エスケープと考えていたこのルート、果たしてエスケープと言えるのか微妙なほどに長い。
残りの距離が分からないのでやみくもに急ぐしかなくペース配分ができない。途中で湧き水が出ていたのでとりあえず補給。飲む勇気はなかったが、うがいだけして気を紛らわす。そしてバス停まで残り2.5�劼良玄韻鯣�見！残り時間は25分...足が動かないので結構ギリだ。
必死に足を前へと動かしていたところ、農作業中のおじ様に遭遇。
私「バス停まではまだありますかねぇ？」
おじ様「まだまだ距離あるよ」
私「16：16のバスに乗りたいんですよぉ〜」
おじ様「そりゃ難しいなぁ...頑張って」
その後もひた向きに競歩を続けるも、徐々に敗北が濃厚になってきた。「あぁ、結局最悪のエンディングを迎えそうだ」と諦めかけたその時！後方からトラックに乗ったおじ様再登場。
おじ様「助手席は荷物で一杯だけど、荷台で良かったら乗っていいよ」
私「（遠慮がちな一連の大人の対応の後）あざーず！！」
正直なところ、市中引回しでもいいから運んでほしいと願う私。火照った体に風が心地よい。荷台に乗って走るなんてなんか素敵だ（※コメにて道路交通法とかのご注意はご遠慮くださいね）。そしてあっという間にバス停に到着した。
おじ様「ワラビ食べる？良かったら持ってていいよ」
私「（遠慮がちな一連の大人の対応の後）あざーす！！」
おじ様「こんなところまでわざわざ来てもらったから...」
素敵過ぎますよ、おじ様。「最後に神が舞い降りた」せちがないこの世の中、人の真心に触れた中年ハイカー（この田舎街の温もりを世に伝えたい）。
間に合ったという安心感から、喉の渇きを思い出す。しかし見渡したところ自販機らしきものはなし。そして炭酸の誘惑に勝てない私は自販機探しで右往左往。疲れた体を引きずりながら、やっと自販機を発見。しかし、ここでまさかの”10円釣銭切れ”の表示。「10円玉ないし、まじか...」目の前にあって飲めないという生き地獄。そこに、たまたま通りかかったおじ様2登場。
おじ様2「どうかした？」
私「（かくかくしかじか）で喉がとても乾いてるのですが、10円釣銭切れで...」
（多分捨てられた子猫のような眼差しに心痛めたおじ様2）
おじ様2「10円玉あげるよ」
私「（遠慮がちな一連の大人の対応の後）あざーす！！」
素敵過ぎて惚れてしまいそうですよ、おじ様2。「またも神が再降臨」せちがいないこの世の中、またもや人の真心に触れた中年ハイカー（もうこの田舎街に骨をうずめてもいい）。
その後、汗臭さを気にするナイーブな中年ハイカーは、8×4を一本使い切りそうな程体にかけまくったにもかかわらず、貸し切り状態のバスで無事車を回収。
雪山感覚が抜けきれておらず、色々と準備の不手際が目立ったが、またしても人の温もりでピンチを乗り切った中年ハイカー”他力本願”であった。
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tattyan0924 さん
ggさん、こんばんは
レコ見て驚きました。瀬戸岩通って東海自然歩道でしたか。
無茶苦茶近くとゆうか、瀬戸岩のもうひとつ北側の尾根下ってましたよ。
時間的にも携帯かけてくれれば迎えに行けた感じですけど、
人の情けに助けられた旅でしたね。
しかし暑かったですね。
higurasiさん こんばんは
あれ？本当だ
直ぐ近くにいらっしゃたんじゃないですか
偶然ですねぇ
私が至れり尽くせりの高速道路を鈍足で運行中に、
またしても皆さんは道なき道を歩いていらっしゃいましたか
そちらの山行の方はスリルと冒険で楽しそうですね
私の方はというと、
ワクワク感よりも義務感の方が少々強くなってきた『東海自然歩道in愛知』計画
次はいつになることやら
goldengateさん こんばんは。
久しぶりのトレランですね！気持ちよさそう。
今週は暑かったので半袖短パンでしたか！雪がやめられない私とギャップがあり過ぎて、写真をみて、思わず笑ってしまいました。
今回も様々な出会いや、多くのエピソードを楽しくするのが goldengateさんの魅力です。
この企画は最後まで走りぬいて下さいよ。
トレランの時期になったら真似しますから。
あと、花はショウジョウバカマです。
改めまして、ロングトレイルお疲れ様でした。
rupmoさん コメありがとうございます
久々に暑い中ロングやってみました
鈍った体でこのコースは正直結構きつかったです
調子に乗ってペース配分誤ったり、
水不足とエナジー不足も拙かったですね
しかし...
『奥三河パワートレイル』に参加する人たちの超人ぶりには脱帽です
この企画何とか最後までやり抜きますよ！
とはいっても次回はいつになることやら...
これから魅惑の山々が長い冬眠から目覚めますからね〜
rupmoさんはまだ雪山ですか？
私ももうちょっと装備とか経験あれば色々と行きたいところですが...
雪崩とか滑落とか怖くて
ハイカーの少ない山だとソロに抵抗あります
「ショウジョウバカマ」かぁ
以前にも見ていると思うのですが、
教えていただいてありがとうございます
おはようございます。
総距離３０ｋｍ超、累積標高２０００ｍ超、凄いじゃないですか
私では想像を絶する、スーパートレイルですよ。
この調子なら、来年はＯＰＴですね
私たちは、そのすぐそばの岩尾根を、ちんたら歩いていました。
お会いできれば良かったです
totokさん おはようございます
お褒めの言葉ありがとうございます
色々と不手際もありましたが、
想像よりも辛かったです
40�劼眩�った後でのあのアップダウン...
ＯＰＴに出場される方は 超人ですよ
お近くの道なき山を歩かれていたようですね
楽しそうなレコ拝見しました
”奥三河の王”gakukohさんの案内だと
面白い所へ連れて行ってもらえそうなのでいいですね
goldengateさん、こんにちは(^_^)
こういう周回の仕方もあるんですね。goldengateさんの回り方なら朝早くから出発できますね。僕の方は今回時間が読めなかったのでゴールを駐車場にして移動してました。
まさに最後の最後は地元の方の神対応ですね(^_^) 僕も歩いていて、奥三河では大会があったり登山者が多いせいか、地元の人々の挨拶とか暖かい感じがしました。
それにしてももう少し僕が頑張ってたら棚山でお会いできましたね。でも同じような山域行っているのでお会いできそうですね(^_^)
shin0609さん こちらにもコメいただいてありがとうございます
私の場合は、
東海自然歩道を繋いで踏破が目的ですのでこのような周回にしました
（...というかせざる負えない
地元の方達の親切に助けられました
たとえ人助けを思っていても、
何だか照れくさくて躊躇しちゃいますよね...
行動への躊躇がないところが素晴らしいです
お会いできなくて残念でしたが、
また何処かの山でお会いできること楽しみにしております
32キロぐらい？しかもアップダウン…すごっ！
山を始めた7年前に、鞍掛山に行ったんだけど、写真の山頂をまったく覚えてないなぁ
あと、
千枚田だけはすごく印象に残っています。なつかしい…。
奥三河の人は親切ですね、
ワラビまでもらうなんて…うらやましい…
日曜日ってメチャクチャ暑かったですよね…バス貸し切り状態でラッキー…
かなり体重が落ちたんじゃないですか？
akakiriusagi さん コメありがとうございます
鞍掛山は眺望なかったです...
だから記憶もあまりないのではないでしょうか
千枚田の景色は牧歌的で良かった
馬桶岩は「これ...だよね？」というくらい”ショボ”という感じだったかなぁ
特に「これが馬桶岩です！」的な案内もなくてはっきりしなかったです
私としては少々後悔の探索30分でした
まぁ歴史は感じますけど...ね
今回は奥三河の温かさに助けられましたね〜
ワラビは殆ど父親に食べられてしまいましたけど...
そして、
体重は...減ってない
レコ拝見しながら、感激してしましました。
とくに、おじさま1のお言葉、
「こんなところまでわざわざ来てもらったから」
最初の「頑張って」と同じ方でしょうか。
おじ様の優しさが素敵です。お土産まで。
三河のこの地には、人情が残ってるのだなと
思いました。いいお話を聞かせていただき感謝です。
トレイルもすごいですね。林道歩きがあるとはいえ
この距離と標高差は、すでにレース参加レベルでは
ないでしょうか。
アルプスの展望、奥三河の山の雄姿
棚田、桜など、風景も素敵です。
尾張地方では、ほとんど遊歩道化してる
東海自然歩道ですが、奥が深いなと思いました。
気温が上がりすぎたことと、水の補給、
電池切れなどは、お気の毒材料ですが、
それもまた、山旅の良き思い出に
繋がったかと思います。
長文、失礼致しました。
komakiさん ご丁寧なコメありがとうございました
「こんなところまでわざわざ来てもらったから」のおじ様と
「頑張って」のおじ様は同じ方ですよ
今回 奥三河の優しさに助けられました
おじ様の行動はとてもさり気ない感じでしたので、
特別なことではなく普段から行っているような事なのでしょうね
他人への関心が希薄だったり
親切な行為に対して少し躊躇してしまう雰囲気の都市圏とは
違うようですね
東海自然歩道を全踏破される強者もいらっしゃいますが、
私は愛知県のみ
それでも、
色々な発見もあったりしてそこそこ楽しんでいます
いよいよ山も春ですね...
komakiさんのレコにも
いつものように お花の綺麗な写真が増えてきそうですね
楽しみにしております
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