あんずの里・五里ヶ峯・鏡台山・妻女山・川中島(あんず満開! 科野の国のトレイル)
- GPS
- 08:47
- 距離
- 38.3km
- 登り
- 1,606m
- 下り
- 1,634m
コースタイム
- 山行
- 6:52
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 7:35
過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
※移動距離が込み込みになっていますが、あんずの里から長野駅までは約34km。古墳も含めて総距離は40km弱といったところだと思います。
■はじめに
以前より行ってみたかった更埴のあんずの里です、今年は満開のタイミングで晴天。スキーの翌日ですが、これは行くしかありません。
まず早朝のあんずの里を散策し、その後、山に行くことにします。山のルートは「科野の国ラウンドトレイル」大会の25kmルートを参考にしました。このラウンドトレイルはその名のとおり、あんずの里の周りの山々を円状に周回するものです。
ただし、スタートがあんずの里ですので、宮坂峠からラウンドトレイルに合流し、二本松峠の先でラウンドトレイルと別れ、妻女山、そして川中島古戦場に向かいます。そしてゴールは長野駅というルートとします。(約34kmのルートでした。)
■あんずの里を散策
早朝に到着しますが、一面のあんずです。午前7時になると、朝日がさしこみ、美しい風景が広がります。大ケヤキの辺りまで散策しましたが、大木の下に神社があり、とても雰囲気のある場所でした。
あんずの里スケッチパークでは、見応えのある大きなあんずの木もありました。スケッチパークの散策路終点から、宮坂峠に向かいます。
■五里ヶ峯は好展望
宮坂峠から、科野の国ラウンドトレイルに合流します。アップダウンを経ながら、五里ヶ峯に向かいます。概して展望はありませんが、ほとんど自然林の区間。振り返ると樹間から北アルプスの山々が見えます。途中、送電線鉄塔があり、そこからは、北アルプスの展望が得られました。
五里ヶ峯の山頂は、文句なしの大展望。草原になっており、休憩適所です。常念山脈、後立山連峰がどーんと見えます。たぶん槍ヶ岳の穂先らしいものもみえました。近景では姨捨山(冠着山)や千曲川沿いの下界の町、これもなかなかのもの。ここで昼食とし、パンを食べました。
■鏡台山へ向かう
次に鏡台山に向かいます。駐車場のある登山口を通過、登り返しとなります。意外と急な道を登ります。途中、富士見台という露岩があり、好展望です。笹が増えてくると鏡台山に到着。北アルプスの山々も見えますが、木があり、展望がやや劣ります。
■桜が満開の妻女山
妻女山へは、小さなアップダウンを繰り返しながら標高を下げていきます。途中から林道のような広い道になりますが、途中で左の山道に入るところが標識等はなかったので注意が必要です。二本松峠の先で科野の国ラウンドトレイルとはお別れ、妻女山に向かいます。
この区間、急な下り坂のところやトラバースがあり、落ち葉により、かなり滑りやすく慎重に進んだ区間が結構ありました。指導標もあったりなかったりですのであてにせず、予定外の枝尾根におりないよう注意が必要です。
妻女山は山というより尾根の途中という感じの場所です。桜が多く咲き、特に神社の桜はみごとなものでした。
また、展望台があり、川中島古戦場を見渡すことができます。すると、千曲川の土手の上をたくさんのランナーが走っています。千曲川を渡る橋も通行止め。予定のルートの変更を余儀なくされるのではないかと不安となりながらも、千曲川に向かうこととしました。
■長野マラソンに遭遇
交通規制していた警察官の方に聞いたところ、マラソンコース(土手)の端なら通行しても良いとのことでしたので、コースに沿って進みます。さすがに走るわけにもいきませんので、歩きです。
なお、長野マラソンは制限時間が5時間とのこと。この日は気温も23度くらいまであがったので条件きびしいですね。
このあと、川中島古戦場にて、武田信玄と上杉謙信の一騎打ちの像を撮影して、歴史にひたります(2度目の訪問です)。
■長野駅からふたたびあんずの里
長野駅から電車に乗って屋代駅へ。屋代駅からはシャトルバスにてあんずの里に向かいます。シャトルバスは祭期間に限定、駐車場のある上平にもバスで行けますが、散策するために、途中の観光会館前で下車します。
早朝とは光りのあたりぐあいと光の色が異なるので、雰囲気がかわります。また、大勢の観光客もいて賑やかでした。
■山の上にある古墳へ
シャトルバスに乗車中に、森将軍塚古墳の公園が車窓から見えたので、帰り際に車で寄ってみます。しかし、この古墳は山の上。登らないと行けません(標高差は100mを余裕で超えます。有料のバスはありましたが)。
登ってみると、なかなかの展望。古墳はとても巨大。人工的な感じでしたが、これはこれでありですね。
妻女山に向かう途中にも「天空の古墳」があり、こちらはとても小さいものでしたが、山の上にも古墳はあるのですね。古墳は、いままでノーマークでしたが、気になり始めると「古墳かな?」とついつい思ってしまうという不思議な魅力がありました。
■稲荷山温泉
下山後の温泉は屋代駅の千曲川対岸にある稲荷山温泉へ。600円。なかなかの温泉でした。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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は、今がベストシーズンなんですよ。
雪ない、虫いない、あんず咲いてる、熊ねぼけてる。(^-^)v
今年(2017)は、梅杏桜、みんないっせいに咲いてる長野の春です。
県外の方で、これほどもれなく、長野市内観光される方は、まれです。(^ ^)d
ka8chanさん、こんばんは。
天候も、あんずも桜も梅もベストなタイミングでした。
妻女山からは、川中島に向かうのもおやくそくかと。
いずれ、上田〜太郎〜更埴を繋ぎたいので
ka8chanさんのレコ、今後とも参考にさせていただきます。
長野マラソン、酷暑のなか、お疲れ様でした
千曲川の柳も芽吹き、桜も満開で、人気の大会というのもわかります。
しかし、赤線交差してるのに
「山ですれ違ったかも」に表示されないのは不思議です。
杏の花と雪山のコラボ いいですねー
それに、マラソンに古墳まで(笑)
計画がすごいですね、それに現地での応用力も感服します
cyberdocさん、こんばんは。
あんずの先に、北アルプスや高妻山が見られるのは
この地域の特権ですね。
とても美しい里でした。
最後の古墳は、登るのがきつかったです。
歩いた山など展望が救いでした。
マラソンのルートは、通れなかったらどうしようかと
心配しましたが。
sat4さん、こんばんは
いい季節に訪問しましたね。
花いっぱいに雪山と、最高の天気の中楽しまれたようです。
五里が峯、上信越道のトンネルの名前になっている山ですね。
さすが北アに近いだけあって、素晴らしい展望です。
川中島は行ったことがありますが、妻女山は未踏。
意外と標高が低く、イメージとは違いましたが。
歴史好きとしては是非行ってみたいものです。
そそられるワードがたくさん出てきている今回の山行、
もっと近ければいいのですが。
hirokさん、こんばんは。
山本勘助の道、妻女山、川中島古戦場ですから、キツツキ戦法。
hirokさん興味あるだろうなぁと思ってました。
妻女山は平地からすぐ登れてしまうくらい低い場所で、
川中島古戦場も走ればすぐの距離。
キツツキ戦法の話を聞いたときのイメージとはかなり異なりました。
五里が峯は展望の山。北アルプスの展望も素晴らしく、いいところです。
更埴までの高速代がばかにならないので、単に山に行くだけなら、もったいないですが、
あんずの季節なら、再訪もあるかと考えてます。
よけいなチャチャですが、
また来てくれると、うれしいので。
http://www41.tok2.com/home/capino/mori/mori07/07_01_02saijo/saijozan.html
川中島の戦いは、
地元大名の村上と、真田の覇権争いでもありました。
村上義清の本拠・坂城町や、松代町の、里山稜線には、古城跡がいっぱいです。
もちろん、わたしは、村上派で〜す。
ka8chanさん、こんばんは。
尾根を降りてきて、最後に右折したのですが
そのとき左手のピークが斎場山513mなんですね。
妻女山神社のところは尾根の途中でしたが、
斎場山は確かに山頂らしい感じでした。
斎場のほうが後ろに尾根があるし、薬師山にもおりられ
城としては、なんとなくよさげに見えます。
道案内もなかったし、妻女山神社にはかがり火があったりで
歴史の検証って難しいものですね
古城を巡る山歩きも、よさそうです。
sat4さん、こんにちは。
何処?と思ったら、長野県でしたか。
スキーに続いての遠征ですね。
(長男と一緒に登っていた時は、連続遠征とかよく
していたのですが、最近このパワーがない。。。)
このコース、よいですね。私も長野市周辺は赤線繋ぎを
兼ねて、いつか歩こうと思っていますので、その時は参考に
させていただきます。
古墳、気になりだしました?(笑)
上田市から長野市にかけては、古墳が多く、見学出来る
石室もいくつかあるため、要チェックポイントです。
youtaroさん、こんばんは
あんず。傾斜のあるとこに植えられていて、
上から見るとなかなかの春の里です。
以前から気になっていたあんずの里ですが
昨年、科野の国ラウンドトレイルという大会があることを知り、
「これだ! ついでにこれを歩こう」と思いました。
大会やっているなら道はあって、ヤブの心配はないだろうと。
いずれ、上田のほうから繋げたいと思っています。
赤線繋ぎの楽しみでもありますね
(古墳がこれほどあちこちにあるとは思いませんでした)
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