天目山〜棒ノ折 トレランシューズでお散歩
- GPS
- 07:27
- 距離
- 26.8km
- 登り
- 2,235m
- 下り
- 2,587m
コースタイム
一杯水避難小屋 9:40 9:57
三ツドッケ 10:18 10:40
蕎麦粒山 11:35 11:40
棒ノ折分岐 12:10
休憩 13:00 13:15
長尾丸山 13:37
槙ノ尾山 14:05
棒ノ折 14:24 14:30
名栗川橋 15:52 16:06
天候 | 概ね晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
名栗川橋〜飯能〜目黒 |
コース状況/ 危険箇所等 |
この時期に危険箇所という程のところはありませんが、トラバースが多いので積雪期や降雨時は注意が必要なところがあります。また、ルートが崩壊しつつあるところがありましたので、最新の情報は確認して下さい。 名栗川橋の近くにはお店はありません。ソフトドリンクの自販機は橋を渡る手前にあります。 |
写真
感想
【行動記録】
月曜日から木曜日まで飲み会が続き、予定はしていなかったのだが、金曜日になって天気も良いので山に行きたくなってきた。
どうせ荷物も軽いなら、去年のバーゲンで何となく買ったままになっているトレランシューズを山で履いてみようかとも思った。
走る気は元々無いが、雨や足下の心配も無さそうなので軽装登山に使えるのかどうかを試してみることにした。
準備時間もないので近間の日帰り、丹沢はヒルが気になる季節になってきたため、奥多摩の1500m程度の山を目標にバスを調べた。
雲取山往復ではつまらないし、石尾根縦走あたりをイメージしてお祭,峰谷,東日原へのバス便を確認した。
早い電車で行こうと思えば、鴨沢西行きのバスの接続がない。小菅行きで車道歩きを入れるのもイヤ、となれば、峰谷か東日原となる。
早起きが出来たなら東日原行き。石尾根に出るには2月と同じルートか。だったら長沢背稜は全然歩いていないし、そっちへ行ってみようという結論になった。
斯くして、予定通りの電車に乗り奥多摩駅に着いた。
おそらく増便があると信じ、トイレを済ませてからバスに並ぶ。1台目はかなり混んでいて増便が出た。
2台目の最後列に空席があり座れた。立ち客は若干名で、無理に1台目に乗る理由はない。
予想通り川乗橋で大勢降り、後はガラガラになった。前の方の席にヤマレコバッジらしきものが付いた帽子を被った人が居る!
終点手前で一時停止した時に前の方へ席を移動して声を掛けた。masataroさんだった。
masataroさんは稲村岩尾根を登るとのことで、バスをおりて早々にお別れだったが、また何処かで会えるような気がした。
ヨコスズ尾根へへのルートを取る。登山道は民家の間の細道でうっかりすると敷地内に迷い込みそうなところなので、細かな指導標が付いている。
小川谷林道は落石危険で歩行者も通行止めとのことなので、やはり蕎麦粒方面に向かうしか無いようだ。
尾根に取り付くといきなりの急登。杉の植林帯をジグザグに高度を上げる。特に面白くなく淡々と歩く。
少しきつめに感じるシューズだが、登りは感触も良く順調だ。
植林帯を抜け、自然林が出てくるようになると風もあって気持ちが良くなる。
トラバースと痩せ尾根のルートを通り、アセビや三つ葉ツツジの花をアクセントにしながら登っていく。
一杯水まで1時間50分。軽装なのでまあまあ良いペースで来られた。
小屋の中は清潔でヒンヤリして気持ちが良い。中で早めの昼食。
手持ちの地図が古いので山頂までは破線になっていたが、小屋の裏から良く踏まれた道が付いている。
1峰目を登り切って、そこが最高点で無いことにちょっとがっかり。三ツドッケだから3つのピークだよね。
山頂には先行者が一人。そして後からもう一人。
後から来た人が、「良い景色でしょう」という。
何でも5年前まで樹林に囲まれており、自分たちで伐採したとのこと。思わずお礼を言ってしまったが、
その後で埼玉県と東京都の営林署に謝りに行って罰金を払ったとか。
確かに「水源林でありむやみに伐採をしてはならない」という看板が立っていたが、そういうことだったのか・・・
環境破壊と言うには微妙な感じだが、無許可で伐採は良くないことですね。
富士山はうっすら(写真には写らない程度)、奥多摩主脈の後ろに御正体山,丹沢主脈や大山らしき影も見え、
東には西武ドームが見えている。冬ならスカイツリーやランドマークタワー,江ノ島も見えるらしい。
展望を解説してくれてお話は尽きないようだったが、まだ先があるので失礼をした。
ここから先は蕎麦粒山を経由して、どこまで行けるか状況を見ながら進む。
蕎麦粒山までは小一時間。この間、一人も出会わない静かな山歩きを楽しむ。
さすがに蕎麦粒山には数人のグループが2〜3休んでいて、写真を撮っただけで通過した。
鳥屋戸尾根(私の地図では破線)にも道標が出ていてルートも明瞭だったが、まだ下山には早い。
川苔山にするか棒ノ折にするか、考えながら進む。この頃から親指のつま先が下りで痛み出す。
足首を固定できないから、靴紐で調整しても下りではつま先に負荷が集中する。スキーの横滑りのように身体を斜めにして下る。
棒ノ折方面への分岐が12時過ぎ。表示は6km。この時期はヤブもないし、行くならチャンスかな。
指が痛いのを十分考慮せず、まだ時間が早いからという判断でそちらにルートを取る。
暫く続く急降下でちょっと後悔。でも行けない訳ではないし、行くしかないか。
指先に負荷が掛からないように歩いている分だけ膝に負担が掛かったのか、右膝まで痛くなってきた。
13時で長めの休憩を取り、残っていたパンを食べ、ここからはストックを使って行くことにした。
初めから使っておくべきだったのか、長期山行の時にはもう少し慎重にやった方がよさそう。
棒ノ折までは特に変化のない散歩道。山頂付近だけ開けていてそこそこの展望はあるが、午後のこの時間では人も疎らで静かだった。
あとは下山。入浴の準備はしていなかったので「さわらびの湯」へ降りても残念なだけ。
バス便が多いかも知れないと思い、名栗川橋へ下る。
階段が多いのは厳しく、小学生の女の子に先を譲ったのは情けなかった。
バス停には綺麗なトイレはあったがビールは入手できず、今回もビールは断念。
バスは非常に混んでいて、少々遅れてきた。飯能駅は始発だから池袋まで座ってゆったり帰った。
【感想】
急な思いつきでこのコースを歩けたことは良かったが、下りを安心して歩くにはしっかりした登山靴で無ければならない。
今まで何度も学習したはずのことを、この歳になってまだ失敗を繰り返して学んでいる・・・・
長沢背稜は意外にも初めてだったので、今後、雲取山との赤線繋ぎなどもやっていこうと思う。
コメント
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こんにちは
fireboltさんはかなりの健脚だったのですね。
三ツドッケから棒ノ嶺へ向かったとは
行き先が同じだったとしても、たぶん私は置いていかれたと思います
(ちなみにまだ20km以上歩いたことありません)
トレランシューズが下りに不向きだということが分かり、大変参考になりました
長沢背稜は私も目を付けている場所ですので、またお会いできるといいですね
masataroさん、こんばんは。コメント有り難うございます。
向き不向きは個人差があるのかも知れません。私の足の形が特に向いていないようです。トレランでガンガンやっている方々も大勢いるわけですし。
登山靴でもトータルペースは変わらないと思いますが、登りが若干遅くなり、下りはもっと早かったでしょうね。
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