早春のユニ石狩岳
- GPS
- 08:15
- 距離
- 10.5km
- 登り
- 1,188m
- 下り
- 1,191m
コースタイム
- 山行
- 7:45
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 8:15
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
念のためスコップがあると良いでしょう。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
偽ピーク手前は急傾斜なので滑落に注意してください。 この時期。気温が上がるとみるみる雪が腐り、足を取られやすくなります。 |
写真
感想
大荒れの天気が続いていた北海道でしたが、この日は以前から狙っていたユニ石狩岳がまあまあの予報でしたので雪が消えないうちにと早速行ってきました。
先ずは登山口付近の駐車スペースですが、先日降った大雪の除雪された山でクルマが停められず、滑り止め砂ボックスの前の空きスペースに停めさせてもらいました。
スタートは三国峠手前の十勝側のヘアピンカーブ外側からになります。
氷点下まで冷えたこの日の朝方は雪も程よく締まっていて、稜線まで一気に登る尾根を快適に進みました。高度を上げる毎に朝日に浮かぶウペペサンケ山やニペソツ山、西クマネシリ方向の山々が次々に姿を現します。しかし稜線を見上げるも濃いガスに被われ、不安な気持ちをなかなか拭えません。
西側からの尾根と合流した辺りでしょうか、ガスの中に入る頃には辺り一面の霧氷の芸術。これで日が当たると最高に綺麗なんだけどなぁ〜なんて思いながら登り続けると間もなくCo1676の稜線に出ました。
本来なら大パノラマが広がるハズ。しかし濃いガスで全く展望の効かないまま半ば諦めムードでユニ石狩岳へ向かう長い稜線を進みました。
視界こそ効きませんが雰囲気の良い稜線を何度もアップダウンを繰り返しながら行くと、なんとガスがみるみる消えて行き、Co1706の頃にはユニ石狩岳、音更山、石狩岳までハッキリ見渡せるようになりました。なんてドラマチックなんでしょう・・・
日が差し始めると嬉しい気持ちになりますが、みるみる雪が腐り始め、ハイマツ帯で足を取られた時にアイゼンの爪でズボンに穴を開けてしまいました。
Co1706からかなり下り、ヤセ尾根などを通過していよいよ核心部の偽ピークの急登です。雪の状態によってはかなりの緊張を強いられると思いますので、初歩的なアイゼン、ピッケルワークだけはしっかりマスターしてから挑んでください。
さあ、偽ピークをクリアするともう急登はありません。目の前には音更山から石狩岳まで更に近くに望め、間もなくユニ石狩岳のピークに登頂するハズでした。
そう、山頂手前の雪庇の張り出した場所でしたが、この日最大の股ラッセルが待っていたのでした。(汗)
そんな苦労しながら山頂に立てた時は久しぶりの達成感に満たされました。
今では遠い山になってしまった東大雪の山々。特にニペソツ山の美しさにはいつまでも眺めていたかった程でした。
春の日差しに恵まれた分、下山時には更に雪が腐り、かなり踏み抜いたり足を取られたりしました。
それでも冬山とは違った雰囲気をたっぷり楽しむことができました。
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