鍋割山から塔ノ岳、やっと登山再開、久々の山を満喫


- GPS
- --:--
- 距離
- 16.9km
- 登り
- 1,349m
- 下り
- 1,341m
コースタイム
8:30 大倉バス停
9:40 二俣
10:15 後沢乗越
11:15 鍋割山 山頂
〜〜昼食〜〜
12:00 鍋割山出発
12:30 小丸
13:15 塔ノ岳 山頂
14:00 塔ノ岳 出発
14:15 大倉への分岐
16:00 大倉
天候 | 午前中は晴れ 午後から時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
営団千代田線 06:22 大手町 小田急 06:46 代々木上原 小田急 07:53 渋沢 神奈川中央交通 08:20 大倉 |
コース状況/ 危険箇所等 |
大雨の日の翌々日でしたが、林道で泥濘が若干ある程度で 歩きやすい どこも整備されており危険箇所は無し |
写真
感想
後沢乗越まで登ってくると、西から涼しい風が吹き抜けてきた。
檜岳山陵を眺めながら、一息つく。
休憩していた集団がちょうど出発したので、辺りは静かだ。
どこからか、鶯の鳴き声が聞こえてくる。
そういえば祖父の家の庭先には、よく鶯が飛んできてたっけ。
今日は会社の山友と2人での山行だ。
お互い、登山は3ヶ月ぶり。いろんな思いを抱えながら大地を踏みしめる。
仕事のことや家族のこと、顔も名前も知らないたくさんの人達のこと、
そして、数多くの果たされなかった想いについて。
ぼんやり西の空を眺めていると、そろそろ行こうか、と山友が呟く。
僕は黙って頷き、リュックを背負ってまた2人で歩き出す。
辺りを見渡すと、ブナの木々が青々と初夏の雰囲気を漂わせながら、誇らしげに聳え立っている。
前回ここに来たのは2月で、その時は雪が積もっていた。
いつの間にか新緑の季節だ。
当たり前だけど、どんなことが起きようとも、きちんと地球は太陽の周りをぐるぐると公転しているようだ。
たとえ地震が起きようとも、津波が押し寄せて来ようとも。
気持ちの良い尾根をひと登りすると、見慣れた鍋割山荘が視界に入る。
今日は山友が鍋焼きうどんを食べたいと言って、山行きが決まったのだった。
ここ数ヶ月、まるで山に興味を抱けなかったのだけど、きっかけを与えてくれたことに感謝したい。
ビールを飲んで、お腹を満たして、しばし休憩。
相変わらず涼しい風が西から吹いてくる。
40分休んでから塔ノ岳まで鍋割山陵を歩く。
途中、山桜が綺麗に咲いていた。
花立方面に目を向けると白やピンクの花を咲かせた木々が斜面を彩っている。
植物の名前も少しは覚えないといけないな。
鍋割山から1時間ほど歩いて到着した塔ノ岳山頂は、たくさんの登山者で賑わっていた。
記念写真を撮る20代のカップル、ベンチに座ってご飯を食べる親子、遠くの山々を眺める老夫婦。
久しぶりに見る光景に、少しほっとする。
山友が山バッジを買いたいと言って尊仏山荘に入っていく。
僕は西側の斜面に座り込み、遠くまで続く西丹沢の山並みを眺める。
11月くらいから同じ山域ばかり登っているので、次回は少し遠出しないと。
目を閉じて暫しまどろんでいると、買い物を終えた山友が僕の肩を叩く。
そろそろ下山しよう、と山友が言う。
整備の行き届いた大倉尾根を足早に下り、家路を急いだ。
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