甲州裏街道
- GPS
- 08:15
- 距離
- 18.4km
- 登り
- 1,238m
- 下り
- 1,507m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
丹波16:30発 奥多摩駅行き。余裕で座れた。多分鴨沢から2台。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
大菩薩登山口->千石茶屋先山道入口 基本的に舗装道路で、車も通ります。途中で一旦山道に入りますが、千石茶屋で再び道路。その先、千石茶屋の裏手からコンクリ舗装を5分ほどで山道開始。 上日川峠まで えぐれた道というか、掘られた道というか。かなり歴史があるようで、道の所は深くえぐれてます。雨の時には小河川になるんじゃないかな?岩もゴロゴロしていたりしてますが、ルートは明瞭。掘れている分低いので、やや風通しは良くないか?夏場のアチチの時にはどうかなぁ? 第一展望台は南アルプスが一望でき、一息入れるのに良いでしょう。BSから1H位だし。第二展望台はそれ程優れた展望とは思いませんでした。この先で、道が付け変わったようで、えぐれた所を脱します。「大菩薩のブナ林」という看板を右手に見ると、上日川峠まで20分チョイ。勾配も緩くなります。 上日川峠->大菩薩峠 福ちゃん荘までは、針葉樹の中の笹原を行き、大菩薩の雰囲気たっぷりです。福ちゃん荘から先、舗装こそされていないものの、介山荘への荷揚げの軽自動車が通れる道ですから、特に問題無いです。富士見山荘前は富士山の好展望台。また横から沢の流れもあり、そこそこ変化があり、それ程退屈はしません。尚、当然、人は増えます。雷岩-大菩薩峠-上日川峠の大菩薩黄金のトライアングルの一部ですから。静かな山歩きとは行きません。 尚、フルコンバから小菅へは、林道土砂崩落のため通行止めだそう。大菩薩峠で最初にこの旨の表示があり、追分まで、幾つか小菅方面への分岐総て通行止めの表示ありです。 大菩薩峠->ノーメダワ 大菩薩峠で富士山・南アルプスの展望とはお別れ。荷渡し場の先までは、東側の尾根の中腹を巻いていきます。所々で、牛の寝・奥多摩三山の展望が開けます。荷渡し場は指導標有り。ここから沢の源頭を渡り、尾根に乗ります。しばしでフルコンバ。水場は北側に少し降りるようですが、確認はしてません。樹木が刈り払われ、南北に展望があります。笠取-飛龍の奥秩父縦走路が見えたのに感激。少々風が渡るが、ここでメシ。その先もやや南面巻き気味ながらも大体尾根筋を行く。所々で南方・北方の展望が楽しめます。(標高が低い分、遠くは無理ですが。) ノーメダワ->藤ダワ ノーメダワからは完全に今倉山の南面を巻いてしまうので、展望はほとんど無くなります。代わりに新緑の広葉樹林帯が目にまぶしい。春の山!って感じを満喫出来ました。なお、多分この辺にもクマが出ると思ったのですが、熊棚などの痕跡は見つからず。にわかクマ通ではやはり読み切れぬか? 幾つか沢の源頭を渡りますが、先週降った雨のためか、水流の有る沢が幾つかありました。顔を洗い、口を漱ぐ。気持ちよい。追分けまでは小菅方面への分岐が幾つかあり。明瞭な分岐には総て指導標有りでした。 追分で笠取->雲取->鷹ノ巣まで展望でき再び感激。天平尾根も見え、GWの足跡が辿れて嬉しかったです。 追分から10分程で最初の水流を渡る。ここが登山図に水場印の付いている所のよう。ここからしばらく沢沿いに行きます。大雨が降れば川底になるようなルート。なので、少々荒れ気味です。地図の「道荒れている」の表記はこれを指しているのでしょう。が、そう言う川底になりそうな沢沿いの道を知る人ならどうって事はありません。荒れ気味ながらも木橋もあり、ルートは明瞭です。 沢から離れ、再び山腹を高巻くようになると、藤ダワまで20分弱くらいでしょうか。沢から離れれば、ごく普通の山道です。 藤ダワ->越ダワ 高尾天平を経由しました。最初ちょっと登りですが、直ぐに終わり、広めの尾根を行きます。が、丹波天平に比べれば、そんなに広いわけではない。高尾天平もこれ位の広さなら他の山頂でもあり得る位の広さです。余り展望はありませんでしたが、前飛龍が見えたのが良かったです。森のお友達のお出迎えもラッキーでした。 越しダワからは川を渡る前に川沿いに上流に向かい、川原で一服して丹波BSへ。こっちから降りて時間があれば、川原でノンビリがお勧めです。 |
写真
感想
今回のお題は「江戸時代の旅人に挑戦」です。塩山から大菩薩峠を経て、丹波山村に至る昔の甲州裏街道(青梅街道)を辿って見ました。巧みにアップダウンを避けるルート取りになっていて、山登りという感じは薄いですが、山中逍遙という感じで良いコースでした。それ程人にも会わず、静かな山旅です。
古い道なので、道祖神とか馬頭観音とか、色々あるかと思いましたが、一切無し。どうしてだろ?それほど交通が盛んではなかったのか?一つや二つあっても良さそうなものですが。
山梨交通のバスの一番前の席に座ったのですが、地元の人が降りる都度「ありがとうございます」って運転手に言って降りていきます。なんだか変。普通、お客さんに乗ってくれてありがとうではないのか?なんでお客が運転手にありがとうなの?無料パスで乗ってるのかなぁ?
前回、mic726さんが間違えて降りたときも運転手は一声もかけなかったし、なんだか「乗せてやっている」的な雰囲気がしたので、奇異に思った次第。山梨ではこれが普通なのか?
小菅村で林道崩落のため通行止め。至る所で通行止めですよ標識あり。フルコンバで話しかけて来た人は、知らなかったようで、困惑しながら小菅に向かったようでしたが、小川谷の通行止めと言い、何で事前に情報収集していかないのか?不思議です。そこが通れないのは事前に調べれば判かる話しですが....。私の調査ではちゃんと引っかかったんですがねぇ....。
クマとの出会いはラッキーでした。先にこちらに向かって歩いて来るのに気付いた(今回熊鈴着けず)ので、不幸な出会いにはならず。正面からハッキリ写真に撮れました。とは言え、そのまま向かって来られちゃ困る。手をたたいて"人います"の合図を送ってやると、困惑したようにこっちを見て、方向転換。最初は余裕をかませて横に5m程行き、その後で猛ダッシュ。ヤブの中をガサガサ派手に音を立てながら逃げていきました。驚いちゃったかな?ごめんごめん。でも、相手の目を見て、ゆっくり後に下がり、距離を取ってから逃げるという良く言われる対処法を、私の代わりにクマ君がしてくれたので、可笑しかったです。
大きさから見て若い個体のようです。お嬢さんだか聞くの忘れてしまった。若いお嬢さんだったら、もっとお近づきになるチャンスだったのに....。ひょっとして親が...、と思い周囲を見ましたが、一匹だけ。人里に近い場所にいたので、人家に被害を与え、駆除されちゃったりしないかなぁ?心配。末永く共存できると良いが。まぁ、会いたい方は高尾天平に行ってみてください。クマの行動範囲は5~8km四方くらいなので、運が良ければ会えるかも。会いたくない向きは熊鈴をどうぞ。
a_tomさん
私のレポートへのコメントありがとうございました。(返事が遅れて申し訳ありません)
熊の写真凄いですね!凄くはっきり写っているじゃないですか。
まあ、熊なんて普通に歩いていれば絶対あわないだろうと思っていましたが、奥多摩でもコース次第では、全く人に会わない事もあり、そんなときにクマ棚を見ると少しビビってしまいます。
会ってみたい気持ちもありますが、やっぱり一人だと怖いです・・・。
すっかり返事が遅れてしまい、失礼しました。
実は、今回の出会いの一件を、「日本ツキノワグマ研究所」(http://ha3.seikyou.ne.jp/home/kmaita/)に写真を添えて送ってみました。必ずコメントがいただけるそうなのですが、今日時点でまだ、いただいていません。調査などでお出かけなのかもしれません。熊について素人の私が、あまりあれこれ言うのも何ですから、経験の豊富な方の客観的な意見を聞いてから...。と思ってます。返事が来れば、日記に感想も添えて書こうかな?と思ってます。
個人的には、今回はラッキーだったと思います。会ったことがという点もありますが、熊より先に当方が気付いたという点でです。おかげで落ち着いて対処出来ました。出会い頭ではこうは行かなかったと思います。
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