記録ID: 1119336
全員に公開
ハイキング
近畿
高星山の天狗岩を見に行こう(生野学園〜天狗岩〜高星山〜市界尾根〜巡視路周回14km)
2017年04月30日(日) [日帰り]


体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 06:20
- 距離
- 14.4km
- 登り
- 832m
- 下り
- 825m
コースタイム
天候 | 快晴 18〜21℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■生野学園登山口そのものは明確だが、すぐに分岐が迷走し目的の尾根に取り付くまで迷う。南側の分岐を取ると比較的明瞭な沢筋に向かってしまうので一旦北側の小さな沢を越え尾根に乗る。 ■天狗岩手前の大岩に至るまでも北側に尾根を何度か乗り換えながら登る。北側から回り込まないと大岩の南に出ると進退極まる。尾根と尾根の間には岩塊流があり不安定な岩クズを登ることになる。 ■踏み跡は有るのはあるのだが、それが登山用の踏み跡か杣道か獣道なのか雨の流れなのか判別できないため地図と睨めっこしながら登る。 ■所々、赤い矢印標識があるのだが、古いもので何が書いてあるのか判別できないものや、落っこちているものがありどっちを示しているのか解らない。たまに古いテープ類(赤・黄色・白・ビニールひも)が出てくるが目安程度。ピンクは林業関係と思われるがこれが一番新しい。 ■大岩は真ん中を突破しようとしたが、被り気味の登坂になりそうだったので大きく北側からから巻いた。巻く途中段ヶ峰方面の展望があるが足元は断崖となる。 ■天狗岩はアセビの二次林を尾根筋に忠実に進むとぶち当たるが、南からは回り込めず北側に大きく回り込む。ルート取りにもよるだろうが3度ほど登坂に近いことが必要となるためロープがなければ下降できる自身のあるところしか登るべきではない。 ■天狗岩を大きく巻き尾根に上がると岩の全貌が見えるところに出る。 ■その後は急激に斜度は緩くなるが、アセビの藪が繁茂しているため適当に左右に迂回しながら進む。アセビが切れるところはコナラなどの落葉樹が広がる雰囲気のいい場所が続く。 ■高星山の三角点はアセビのジャングルの中にある。一旦ジャングルを北側に迂回し尾根を30mほど戻ると比較的簡単に到達できる。 ■市界尾根の下りは尾根に忠実に下る。国調の境界杭があるので迷うことはないが、途中所々岩尾根や激下りが出てくるが、岩は全て下り方向で右に巻き、激下りはジグザクの踏み跡を探しながら下る。 ■標高950mから850mあたりまでは比較的水量がある沢沿いとなる。少し土臭いが冷たい水が飲める。 ■標高400mあたりで一旦尾根を離れ北側に進路を変えコルに下る。その後はプラ階段が出てきて関電の巡視路となる。伐採地帯をトラバースし鉄塔を過ぎ県道に下山する。 |
その他周辺情報 | ■JR長谷駅はトイレ水以外何もない無人駅。 ■途中ジュース類の自販機が1台ある。 |
写真
装備
個人装備 |
ザック30L(1)
ザックカバー(1)
飲料水(2)
ストーブ(1)
クッカー(1)
ガス(1)
ソフトシェル(1)
ヘッドランプ(1)
雨具(1)
レスキューシート(1)
ホイッスル(1)
ナイフ(1)
救急用品(1)
スマートフォン(1)
スマートフォン予備バッテリー(1)
手袋(1)
スリング(3)
カラビナ(3)
サングラス(1)
裁縫用具(1)
ビタミン剤
非常食(1)
ストックシェルター
|
---|
感想
■GW前半、一日天気が良さそうなので前々から気になっていた高星山と天狗岩を目指した。ネット上に記録があるにはあるのだがイマイチ肝心なところがわからない記録が多く、結局、本当の登山ルートがどこなのか解らずじまいで行ってみた。
■そのせいもあり、登山口から3分でウロウロすることになった。その後も尾根を何度も乗り換えることになるなど、一筋縄ではいかない登路だった。
■途中大岩までは急峻な樹林帯や岩塊流などかなりタフなルートとなる。
■天狗岩はなかなかの迫力で基部からだと100mはありそうな岩塔だった。
■天狗岩を過ぎてからは斜度は緩み楽になる。広々した冬枯れの台地状のところがある一方で所々アセビジャングルがあり進行を阻まれる。このままだとその内登路全体がアセビに覆われることになりそうだ。
■市境尾根は結構標高の高いところに比較的水量の多い沢があったのは嬉しい限りだ。
■積雪期は困難だろうし、かといって暖かくなると見通しが悪くなったり山ビルが出没するなどで今が丁度いいタイミングだったと思われる。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1722人
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
nanfutsuさん こんにちは
なかなか面白くルーファイの訓練になりそうなコースですね
でも土地勘など無いよそ者がいきなり行ったら迷いそう
niiniさん、おはようございます。
なかなかの難路でした。
15年以上前に一旦整備されてたようなのですが、以降放置されてると思われあれ放題で、道と呼べるところは無いと言った方が正しいです。
地図に現れない尾根や谷、岩塊がたくさんあるのでシビアな登路となりました。
でも、秘境を歩いてるようでワクワク感がたまらなかったです
スクワレルさん こんばんは
そちらでは看板が余っているのでしょうか。
裏表たてようか、並べとこうか、みたいな(^^;)
天狗岩は山水画みたいで芸術的〜
hobbitさん、おはようございます。
天狗岩いい雰囲気でしょ?
ほんと山水画ですね。
ダブルリス、予算が余ったのしょうか
並べちゃえって感じですかね。
スクワレルさん、お疲れ様です。
よく播但道を車で走るのですが、両側にそそられる山々がたくさん見えます。
このエリア、まだまだ開拓したいと思っていました。
情報をありがとうございます
天狗岩、一度は登山道として整備したものの、一般向きではなく荒れて放置?かしら?
先人の残してくれた痕跡を負いながら、自分で開拓もしていくような面白味のあるコースとお見受けいたしました
takatukimakiさん、おはようございます。
この界隈、1,000m級の山がたくさんありますね。
私も踏み入れたことのないところがまだまだあるので、またどこか探索に行って来ますね。
お察しの通り登山道は中途半端に当時の遺構が残ってて、朽ち果てて落っこちてる矢印標識はどっちに行けばいいのかさっぱり
登山開始3分で道迷いだもんね
かなり難関なお山で楽しそうですね。
こうゆうお山は行ける時期が限られるので面白そうですね。
藪っぽいお山はワクワクします。お疲れ様でした。
ダブルリス君も捕獲おめでとうございま〜す
andounouenさん、こんにちは。
はい、結構難儀しながら登りました。
日帰りでザックが軽かったのでなんとかなりましたが、テン泊装備だと途中でダウンしてたかもです。
これから暑くなると山ビル天国になるので沢沿いやジメジメした植林帯はヤバいです
今回はリス君ゲットで上機嫌です〜
nanfutsuさん、こんばんは
冬でも暖かいんですね。
石川県でもアセビの自生が見られる山がありますが、優勢にはなりません。
やはり冬季の積雪のせいでしょうか。
静岡の浜石岳に登ったときにアセビの茂みを見ましたが、クマ笹みたいにジャングルになるんですね
tom32さん、こんばんは。
当地方では鹿の食害でアセビ以外の植物がやられ、結果アセビが繁茂してしまってるんです。
なのでアセビが繁茂しているところは鹿や熊の密度も濃い山域と判断できます
アセビは密度が濃く粘りのある枝を張るので時速100mくらいしか藪漕ぎできない時があり、うんざりしま〜す
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する