「神々の遊ぶ庭」静寂の大雪山(旭岳)
- GPS
- 03:08
- 距離
- 5.8km
- 登り
- 696m
- 下り
- 692m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山ポスト】 ロープウェイ山麓駅に登山者名簿、姿見駅にも登山者名簿と計画書提出場所あり 【コース状況】 前日に降雪あったせいかトレースはほぼ消えてました。ニセ金庫岩まではほぼ直線の1本道なのでホワイトアウトしない限り迷うことはないです。雪庇ありましたが縁から離れて歩けば問題ありません。BCスキーヤーは傾斜の緩いルートをとってシール登行で山頂まで登っている方がいました。私は頂上までワカンのみで往復しました。アイゼン、ピッケルは持参しましたが使用せず。 |
その他周辺情報 | 【温泉】大雪山グランドホテルの日帰り入浴(600円)を利用しました。 【トイレ】山麓駅の駐車場のトイレはクローズ、建物の中のトイレを利用しました。山頂駅にもトイレあります。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ(1)
長袖インナー(1)
ハードシェル(1)
タイツ(1)
ズボン(1)
靴下
アンダー靴下(1)
グローブ(1)
アウター手袋(1)
予備手袋(1)
ダウンジャケット(1)
雨具上下(1)
ゲイター(1)
ネックウォーマー(1)
バラクラバ(1)
帽子(1)
靴(1)
ザック(1)
アイゼン(1)
ピッケル(1)
ビーコン(1)
昼食(1)
行動食(1)
非常食(1)
飲料(1)
水筒(保温性)(1)
食器(1)
地図(地形図)(1)
コンパス(1)
笛(1)
計画書(1)
ヘッドランプ(1)
予備電池(1)
GPS(1)
ファーストエイドキット(1)
保険証(1)
携帯(1)
時計(1)
サングラス(1)
タオル(1)
ツェルト(1)
カメラ(1)
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感想
★本日のコース★
旭岳ロープウェイの姿見駅(標高1600m)からスタートする山頂ピストンのコースです。
★行動の記録★
4月30日と5月1日の2日間天候が悪く東京に戻る5月2日のラストチャンスに賭けました。旭川のホテルをチェックアウトして旭岳ロープウェイまで車飛ばします。標高が上がるにつれ道の脇の雪が増え山麓駅に到着する頃には冬山の様相です。無料駐車場に車を停め出発準備。次々と車が入ってきますがスキーヤーの方が多かったです。登山組も装備はまちまち。明らかに軽装で池巡りだけと思われるパーティーもいれば、ロープとカラビナ下げて旭岳だけじゃないですよねというソロの方も。雲は厚く頂上までたどり着けるか不安が募ります。ロープウェイは8割の入り。10分弱で姿見駅に到着、登山計画書を提出して登り始めます。先行は2組、1人はソロ、もう1つは2人組です。すぐにトレースが無くなりワカンを装着。先行の2人組はワカンもスノーシューも持参してないようで登頂は諦めて散策すると家族に電話で連絡してます。昨日と1昨日降雪があったようですがまだ時間早いので雪は締まってます。先行のソロの方の後を追います。
石室はアッと言う間。多分夏道よりショートカットしているのでしょう。雪は結構硬くワカンはそれ程沈みません。順調に高度を上げます。少しは青空がのぞきますが上の方はガスがかかり微妙な感じです。7合目までは傾斜ゆるく雪は凍結してるわけでもないのでワカンのまま進みます。7合目から傾斜は徐々にきつくなるもののアイゼンを付けるほどでもないのでそのまま登り続けます。すると突然ガスが湧いてきて視界は30mほどに。雪庇の端に行かないよう慎重にコースをとります。ガスを抜けると奇跡の青空!
8合5勺くらいで先行するソロの方に追いつきました。トレースのお礼を言って情報交換。山頂までノーアイゼンで行くとのこと。表面はクラストしてないしワカンとストックだけで大丈夫そうです。そこからは私が先行して山頂を目指します。高度計を確認すると2200mを超えて山頂まではあと一息。
ニセ金庫岩の標識で突然風が止み全く音のない静寂が訪れます。神々の棲む庭という表現が判るような気がします。息をのむような空の青と雪の白とのコントラスト。来て良かった!そこから左折して約10分で山頂に到着!
風は強いですがガスはとれて360度の展望を楽しみました。十勝名物のあんこでエネルギーを補給して、先ほど抜いたソロの方に写真を撮っていただき下山。後続の方が次々に登ってきます。なかにはシール登行のBCスキーヤーも。山頂からドロップできたのですね。知らなかった。もう1泊してスキー楽しめば良かったかな?ニセ金庫岩を過ぎて8合目辺りで1枚板背負ってつぼ足で登ってくるボーダーとすれ違いました。気合い充分ですね。
下りでもやはり途中7合目辺りでガスに巻かれました。視界は30mもなく風にあおられバランスを崩します。雪庇に注意しながら下りました。そこを抜けると青空が戻ってきて快適に下降します。
右手に地獄谷から吹き上げる蒸気を見ながら最後の緩斜面を石室に向かって歩を進めます。昼近くなり雪は緩んで踏み抜きも多くなります。もうここまで来れば安全圏。心配していた時間も大分短縮でき飛行機には余裕で間に合います。
最後に姿見の駅に向かう途中で反対から来た登山者と会話をしたら、なんと共通の友人がいてビックリ!世の中狭い。山麓駅まで楽しく会話させていただきました。
天候さえ良ければ、スタート地点の標高が高いので比較的短時間で登頂できる良い山ですね。次回はBCスキーで再訪したいですね。
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