塔ノ岳〜丹沢山〜蛭ヶ岳〜檜洞丸
- GPS
- 29:10
- 距離
- 20.4km
- 登り
- 2,220m
- 下り
- 1,951m
コースタイム
天候 | 快晴(2日間共) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
丹沢山〜蛭ヶ岳までで階段が壊れている個所多く雨の日は危険。蛭ヶ岳〜檜洞丸は、最初の金山谷乗越にかけて標高差300m一気に下るが、最近滑落死亡事故があった模様(トレラン練習中)で急斜面を降りていくため、注意が必要。 |
写真
感想
今回、丹沢登山の集大成としてこの山行を計画しました。蛭ヶ岳は、ずっと狙っており、一度塩水橋より日帰り登山を決行しましたが、雨模様のため撤退しました。また、今回、初めての山荘泊も体験ということで平日に有休をとって決行しました。
第1日目は、大倉尾根からの塔ノ岳の登りでスタート。あまりの暑さで花立山荘のかき氷に飛びついてしまいました。大倉〜塔ノ岳まで休憩入れて3時間半は、普通だと思ってましたが、平日の登山者は皆早くてどんどん抜かれて行きました。丹沢山に向かう途中で仲良くなり、花の名前を色々教えてくれた65才位の方は2時間半で登るそうです。塔ノ岳〜丹沢山にかけては、色々な花が咲いており、マメザクラ(フジザクラ)がきれいでした。シロヤシオは、この辺ではまだのようです。花に詳しい方は、来週くらいではないかとおっしゃってました。丹沢山登頂直前でふくらはぎがこむら返りになり、一気に暗雲が立ち込めました。もしかしたら大量の汗を掻いたので塩分不足かもと思い、丹沢山で昼食時にカップラーメンを汁を残さず飲み干したらその後おきなくなりました。そしていよいよ蛭ヶ岳にアタックです。登山客は少なくなり、抜かされることもなくなりましたが、心細くもありました。途中、道の荒れた所やアップダウンが激しいところでは、疲れと暑さでめげそうになりましたが、丹沢山から2時間かけてやっとの思いで到着しました。
蛭ヶ岳山荘について気さくなご主人に迎えられ、蛭ヶ岳山頂のベンチで冷えたビールをゴクリと飲んだ時は、今年一番の喜びと感動を味わうことができました。ちなみに蛭ヶ岳山荘のご主人、PEAKSの最新号にきれいなお姉さんとでておるではありませんか?(梶原さんという方だそうで買っただけで読んでなかった自分が情けない!)夕方、この気さくなご主人が突然我々に向かって『滝雲がでてますよ!』と客全員に言って回ってました。(まったく山行の経験のないそうですが、本当に良い方でした。)ちなみに滝雲というのは、条件がそろわないとめったにお目見えすることができないという珍しい現象でその景色はまさに墨絵の世界を見るようでした。山荘では、20人位の宿泊客だったので、2人分以上のスペースがあり、ゆったりできました。(次の日は、布団2人に一つの世界のようでした)また、単独行でも山荘の他の方達とも仲良くなれたし、平日や混み合わない季節には、また利用したいなと思いました。
2日目は、檜洞丸に向かって早朝出発しました。なんとか西丹沢自然教室10:55発のバスに乗りたいと思ってました。出発早々の急な下りをおり、いくつものアップダウンを繰り返しながら進みましたが、まだ涼しく、新緑に囲まれて気持ちの良いトレッキングになりました。檜洞丸の登頂時には、昨日の疲労が重なり、かなり足がつらかったですが、バスに間に合うためには、2時間以内で下らなければなりません。途中、のぼってくる団体の方々に気ばかり焦りながら汗びっしょりになって歩いてました。ゴーラ沢に近付いて沢のせせらぎを聞いた時、10:55発バスにこだわっている自分がなぜかおかしくなり、一旦止まりました。そしてゴーラ沢でせせらぎを聞きながら冷水で汗を流し、昼飯にしようと思ったとたん、楽しくなりました。(まったくサラリーマンってやつは!?)あとはのんびり、周りを楽しみながら歩き、バスを待つまでの1時間位は木陰で昼寝しました。最後は、非常にリラックスした時間を過ごしたかと思います。
最後に、登っている時は、遅いので人に抜かされるだの、バスの時間に遅れるだの、日頃と変わらないつまらないことを考えてました。しかし、最後の方で些細なことは忘れ、今与えられているものを素直に受け入れて楽しむことに気付くことができました。丹沢集大成の登山は、もっと別の意味で何かをつかんだ気がします。
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